【Z1 f】保証を捨てて完全にドコモサービスから離脱する~久しぶりのrooted

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【コラム】巷で話題(?)のSIMロック解除を実行してみた考察において、Xperia Z1 f(SO-02F)をSIMロック解除し、KDDI初のMVNOサービス提供会社であるケイ・オプティコム社の「mineo」を契約し、ドコモ系に比べて速度的に超快適なKDDIのLTE通信でXperia Z fを運用しています。

しかし、(スクリーンショットを撮り忘れましたが)、表示領域に「ドコモのSIMではないけど大丈夫です?」という主旨のメッセージが表示されたり、ドコモネットワークでしか利用できない消せないアプリがあって、これらを除去するためにroot(管理者権限)を取得し、クリーンな状態にすべく、考察したいと思います。

久しぶりのrooted考察なので改めてお約束事を書いておきます。

rootedとは、メーカー(キャリではありません)が『ユーザーに触ってほしくない』システム根幹の領域にまで踏み込んでシステムを弄れるようにするものです。

システム領域を弄るにあたり一番重要なことは、『キャリア及びメーカーのサポート対象外』となることです。

Xperiaが正常に起動しなくなったり、表示がおかしくなったり、また例えば落下によるガラスが割れたなど、システムを弄ったことに起因しない場合でも、修理受付してもらえない可能性があることを十分に理解した上で読み進めてください。
(ケータイ保証お届けサービスを使って交換してもらっても後日、ソフトウェア改造の痕跡が見つかり、交換端末の返還請求が来たりする可能性もあります)

メーカーも販売キャリアもrooted機の取り扱いに関しては非常に厳しく、毅然とした対応をするようです。

もし動作がおかしくなった!などでもすべて「自己責任」での対応となります。

少しでも不安に感じたらこのページをそっと閉じることを強く推奨します。

自分はドコモの補償を捨ててXperia Z1 fを使うことと決め、rootを取ってドコモアプリと決別します。

rootkitの準備

Xperia A2 SO-04Fをroot化する方法(仮) AndroPlus Blogを参考にさせて頂きました。このツールにはリカバリツール(TWRP)も含まれていること、EasyRootToolではtr.apkのMD5エラーがどうしても回避できなかったため、こちらのツールを使用しました。

なおXperiaのrootedにはWindows PCが必要となります。以下のサイトで公開されているrootkitをPCでダウンロード。

http://nut.xperia-files.com/

今回はこのリストの中から Z1C-lockeddualrecovery2.7.142-BETA.installer.zip (9.35MB) を用いました。

ダウンロードしたらzipを解凍しておきます。

※セキュリティソフトでブロックされてしまうかもしれません。その際はセキュリティソフトを一時停止する必要があるかもしれません。いろいろ気になる人はこのツールは使わないほうがいいかもしれません。

端末側準備

USBデバッグをON、提供元不明アプリに✔を入れます。

  • 設定>開発者向けオプション>USBデバッグ>✔
  • 設定>セキュリティ>提供元不明アプリ>✔

(下記のように開発者向けオプションの表示がない場合、開発者向けオプションを表示させてください。)

so02f-root02

rootkit実行

Xperia Z1 fは起動したままUSBケーブルでPCと接続、解凍したフォルダのinstall.batをダブルクリック。

so02f-root03

コマンドプロンプト画面が開くので「3. Installation on unrooted ROM using TowelRoot」を選択。

so02f-root06

コマンドが流れ、一旦停止します。目をXperiaに移すと下記の画面が表示されていますので、「make it ra1n」というボタンをタップ。

so02f-root04

再度PC側でコマンドが走り、Xperiaが自動的に再起動します。

PCの画面上に「続行するには何かキーを押してください . . .」と出れば完了です。(白抜き部分)

so02f-root05

後処理

rootkitのinstall.batを実行、「1. Installation on ROM rooted with SuperSU」を選択しenter、SuperSUをインストール。

so02f-root06

これで完了です。

あとはTitanium Backupをインストールし、不要なドコモプリインストールアプリを無効化(凍結)してやればドコモサービスから完全に離脱できます。

Titanium Backup ★ root

制作: Titanium Track
価格: 無料
平均評価: 4.7(合計 251,514 件)

posted by: AndroidHTML v2.3

※設定>アプリ>アプリ名>無効化、とは違い、無効化(凍結)すると、本当に動作がおかしくなる(起動しなくなる)場合も十分に考えられますので、最大限の注意をはらい、無効化(凍結)を進めてください。

また、無効化作業前にアプリのバックアップ及び今回考察したrootkitに含まれるTWRPリカバリでバックアップを取っておくことを強くおすすめします。

so02f-root07

※TWRPの起動は電源OFF>ON>Xperiaロゴ>LED緑点灯>音量(小)を数回押下です(CWMと同じ)

(参考:凍結したアプリ一覧)

so02f-root08

  • DcmlpPushAggregator
  • DcmWapPushHelper
  • docomo Application Manager
  • docomo device manager
  • docomo ID設定
  • DOCOMO Initialization
  • DOCOMO Lac
  • docomo LIVE UX
  • dマーケット
  • dメニュー
  • rwpushcontoller
  • ソフトウェア更新
  • ドコモアカウント
  • ドコモサービス
  • ドコモ電話帳
  • 遠隔初期化
  • 電話帳サービス

冒頭にも申し上げましたが、root化はメーカー保証すら無くなります。何か不具合が起きてもドコモショップもソニーモバイルも助けてくれません。ネットの情報を駆使して不具合を解消する必要があります。

昨今のXperiaはrootを取らずとも快適に利用することができます。2年前くらいのXperiaしか知らない方、現行Xperiaを一度量販店などで触ってみてください。当時トグルスイッチがない!動作ガクガク、なんてことはありません。隔世の感を禁じ得ないと思いますから。。。

1件のコメント


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