【MVNO】台風の目になるかもしれない月299円で100MB~の格安SIMサービス「FREETEL」

Xperia非公式マニュアルでおなじみ、現在はアフィリエイト評論家として大活躍中の染谷さんからお誘いを受けまして、プラスワンマーケティングさんの格安SIMサービス「FREETEL」のイベントに参加させて頂きました。

少し遅くなってしまいましたが、FREETELはもしかしたら今後の台風の目になるんじゃないかと思いました。なぜそう思ったか?を考察していきたいと思います。

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今の通信コストは満足ですか?

プラスワンマーケティング 代表取締役社長 増田 薫。御年43歳。コンシューマ向けソフトウェア開発会社→外資系PC・サーバーメーカーで販売部門の牽引役を経てFREETELを立ち上げて3年目。とても精力的でかつウィットに富んだ語り口調で聞く人たちを魅了し、予定の倍の時間を使ってその生い立ちとFREETELにかける熱い思いを語ってくださいました。

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掻い摘んでお伝えすると次のような事です。(出典と図は私が勝手につけました)

 

回線契約数と毎月のコスト

数字を丸めているのは口頭で説明するときに頭に描きやすいためと思われますので、あまりツッコまないでください^^;

 

そして話はMVNO(本題)へ

海外におけるMVNOのシェアは25%。日本では昨年のイオンスマホ発売を契機に格安SIM(MVNO)が爆発的に始まったが、FREETELは7/15から始まっている新サービス「FREETEL SIM」は独自の料金プランとドコモ網とのレイヤー2(L2)接続で快適な通信環境をお届けする、というお話。(詳細後述します)

 

FREETELはただのキャリアじゃないよ

FREETELは他のMVNOと大きく違うことが2つ。一つはMVNO界のレジェンド「IIJmio」や「OCN」と同じ『L2接続』であること、もう一つが独自スマートフォンを企画・販売することです。

MVNOではモバイルルータやAndroidスマートフォンをOEM(委託者のブランドで製品を生産すること)提供するところ、FREETELは『ODM』(委託者のブランドで製品を『設計』・生産すること)で提供するところが大きな違いです。

ODMと聞くと、今年の春先にどこかのメーカーから独立してAndroidスマートフォンの箱だけを公開して思いっきり煽いでおきながら散々に酷評された某スマートフォンを思い出しますが、既に6月22日にメディア向け発表会で発表している通り、Androidスマートフォン「侍(SAMURAI)」や「雅(MIYABI)」も自社で企画段階からODMメーカーと膝を突き合わせて開発を進めている渾身の作となります。

さらに、Windows10搭載の「刀(KATANA)」や日本初のSIMフリーフィーチャーフォン「SIMPLE」も発売を控えています。

 

このように増田社長が提唱する「SIMフリーキャリア」というキーワードがイベント開始早々に出て、最初は「ん?なんだその名前はwww」と正直思っていましたが、増田社長のプレゼンを聞いているうちに、

自分たちが実現したい機能を盛り込んだ独自の端末 + ドコモ高速回線網を利用した独自料金プランが最安299円/月~提供する回線サービスで完結するという、一連のサービス全体を表す言葉として「SIMフリーキャリア」って確かにそういうことなんだな、と理解することができました。

 

 

MVNOにおける「レイヤー2(L2)」接続とは、なにがすごいの?

ネットでも雑誌でも「MVNO!」「格安SIM!!」とこのキーワードを目にしない日はないくらい情報が溢れていますが、このMVNO(格安SIM)には、ユーザの目には触れませんがサービス形態として大きく3つがあります。

 

(1)もっとも簡易に始められるサービス

一つはドコモの設備をそのまま利用して、契約や料金徴収サービス「のみ」提供しているMVNO。これを「レイヤ3(L3)接続」と言い、イオンSIMやDMM mobileなどがそれに該当します。本業を持ちつつ、自社利用ユーザへのサービス向上のために導入されているケース、まだ会社設立間もないけど一旗揚げるぜ!というサービス提供会社が多い気がします。

 

(2)通信事業を生業として真剣に取り組むぞ!

今回MVNO事業を会社の柱にするにあたり、大規模な設備投資を行い晴れて「レイヤー2(L2)」接続サービス「FREETEL SIM」を始めました。

L2接続とは、ドコモからは帯域(土管)を借り、それらを制御するネットワーク機器を自社で構えることできめ細かな制御やサービスを提供することができる、MVNOでは最上位の接続形態です。

 

(3)L2接続MVNOサービス会社の再販(MVNEによるMVNO)

MVNEという新しい言葉が出てきました。MVNEとは「MVNO Enabler=仮想移動体通信事業支援者(要は「親」)」です。例えばビックSIMはIIJmioを親としたMVNO(仮想移動体通信事業者)サービスとなります。

FREETEL、もともと「フリモバ」というサービス名でMVNO事業を展開していましたが、当時は(2)の事業を展開されているU-MobileをMVNEとする提供するMVNOの再販でした。

 

これらを整理すると下記図のようになります。


(出典:MVNOによるLTE接続 | 最新の技術・取り組み | IIJ

 

レイヤ3接続の場合、MVNO各社は認証サーバのみを用意すればいいのにに対し、「レイヤ2」接続とは自社でウン億円とも言われる高価な通信機器を保有し、ドコモからは「帯域」と呼ばれるさまざまなコントロールを自社の運用オペレータが行うことできめ細かな制御やサービスプランを提供することも可能です。

 

 

気になる料金プラン

冒頭より「299円/月~」としましたが、299円で何ができるの?はこちら。

高速データ通信が100MBまでだけども299円ですよ、と。なぁ~んだ、、、と思うかもしれませんし、100MBは出先ではメールチェックくらいで待ち受け中心、Wi-Fi環境ではYouTubeなどの動画を見たりするくらいという使い方なら大丈夫です。

ちなみに今流行りの音楽定額サービスだと2時間くらいは聞けます。(dヒッツを流し続けた時の結果はこちら

 

FREETEL SIM料金プラン

料金プランはこちらから → https://www.freetel.jp/sim/charge/

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かなり特徴的なのが「利用データ量を事前に選ぶ必要はありません。使った量に合わせて後から最適プランで請求します」と。

ん?どういうこと??

 

こういうことです。↓↓↓

これまでどのキャリア/MVNOであってもその料金プランに含まれる上限があり、これを超えると100kbps~200kbpsに制限されてしまうのが世の常でした。

しかしFREETELは料金プランが1つ (*1) しかありません。そうなると請求は青天井になってしまうのも恐ろしい。。。

*1 データ専用、データ+SMS、音声+データの3シリーズはあり、各々のシリーズの料金プランは1つです。

最大(10GB)まで使ってもデータ専用で2,470円、音声有りでも3,170円です。これを上限に実際に利用した分のみ請求される、また「節約モード(通信速度を200kbps)」にする=自分で上限を決める、ことで毎月の通信費をさらに節約できるという画期的なプランです。

キャリアで10GB使えば1万円超えは確実ですが、その1/3でほぼ同じネットワーク品質で使えるのはほんとうに素晴らしい!

 

もちろんSIM単体でも契約できますので、手持ちスマートフォン(au・ソフトバンクのはダメですが)を超安価に維持できるのです。

しかも、解約違約金は「ナシ」という太っ腹!(ただしMNPの転出する場合は手数料がかかります)

 

 

さらに独自端末も!

会社設立してたった3年で大規模設備投資ができるということは社会的な信用、コネクションがあってこそ実現できるはずで、増田社長のこれまでのビジネス経験と社長自身の人間性がここまで実現させたのでしょうね。

さて端末ですが、今回のイベントでは発売中の「priori2 LTE」とFREETEL SIMをセットでお借りできましたが、こちらのレビューは又の機会に。もちろんSIMフリーモデルです。

(個人的には戻るキーと使用履歴キーがSamsung方式であるためゴメンナサイ、いいコト書けないかもです。。。)

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開発中の端末とモックを見せて頂きまして、まだまだ荒削りで調整中なところもあるそうですが、中国のODMメーカーに常駐して指示したり打ち合わせに参加したりと、自社で開発プロジェクトをコントロールしながら進めている姿勢も素晴らしいと思いまし、正式発表を心待ちにしたいと思っています。

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特に日本初のSIMフリーフィーチャーフォン「SIMPLE」にはメイン回線(au)からMNPしようかなぁ、、とかなり期待しています!

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まとめ:今後も目が離せないFREETEL!

私は常々MVNO普及に向けて2つのことが大事と何回か書き綴っています。

 

窓口(サポート)の充実

これまで何か相談したいことなどあれば街のキャリアショップに駆け込めば何とかなる、と思っている層をMVNOに取り込むには同様のサービスが必要だと思っています。

FREETELはヨドバシカメラ全店(*2)で専用カウンターを設けて対応し、即日MNP受付→その場で端末持ち帰りができることに加え、ドコモショップを運営するT-Gaiaのスマートフォンアクセサリーショップ「スマートラボ」でも取り扱いを開始(*3)します。

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また端末も回線もワンストップで受ける電話サポートも自社にコールセンターを設け対応しています。端末交渉時も最速で「取替」してくれるので、サポート面でも「売りっぱなし」ではない点も好印象です。

*2 既にヨドバシカメラAkiba、横浜店(ケータイワンセグ館)、さいたま新都心店でFREETELの扱いが始まっていて、9月までにヨドバシカメラ全23店舗で取り扱い開始予定

*3 Smart Labo なんば戎橋店で8月より発売開始

 

端末の価格(分割購入)できること

残念ながらFREETELのスマートフォンは回線セットで分割購入プランはありませんが、端末価格はフューチャーフォンの5,980円、Androidの「雅」で19,800円、Windows10「KATANA02」というフラッグシップ機でも29,800円とキャリアモデルに比べると半値以下ですので、購入しやすいと思います。

 

まとめのまとめ

公私ともにいろいろ立て込んでいてFREETEL SIMの回線速度や快適度などまだ確認できていないのですが、その存在のみ発表されたWindows10スマートフォン「KATANA」シリーズ、プレミアムAndroidスマートフォン「極(KIWAMI)」など、新製品が目白押しとなりそうなFREETEL。2015年後半以降、MVNO界では「台風の目」になる可能性が大いにありますのでこれから大いに注目していきたいと思っています。

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