【Xシリーズ】 whitepaperから判明!今度のXperiaを買う時はグローバル版を選択肢に入れる価値がようやく出てきた!

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Brand New Xperia!!

もうじっくりと画像やHandsOn動画をご覧になった方も多いことでしょう。もちろん私もその一人です。Xperia Xの公式動画から化粧箱の映像を見て「おー!」と思ったりw (日本のキャリアモデルの箱はどうせいつもの味気ない箱なんでしょうけれども)

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ついつい時間がある時に動画を探してしまいます。発売までまだ数ヶ月あるので、もどかしすぎます・・・

そんな中、Whitepaper(製品仕様書)が公開され、対応バンドや詳細スペックが判明しました。Whitepaperによると、モデル集約が図られ、よりグローバル版が身近になることが分かりました。これがどういうことか、ここから見えてきたこと、まとめてみたいと思います。

 

Whitepaperはここからダウンロードできます。

White papers – Developer World

 

Xperia X Performance

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Xperia X Performanceは全2モデル。F8131というシングルSIMモデル、F8132というデュアルSIMモデルです。

対応周波数

  • UMTS HSPA+ 800 (Band VI), 800 (Band XIX), 850 (Band V),900 (Band VIII), 1700 (Band IV),1900 (Band II), 2100 (Band I)MHz
  • GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
  • LTE (Bands 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8,12,13,17,19, 20, 26, 28, 29, 38,39, 40, 41)

このうち日本(ドコモ)で対応するLTE周波数は赤い太文字としましたが、特に初めてBand19(800MHz)に対応しました!!Band21(1.5GHzに対応すればドコモの電波を100%カバーするのですが・・・)

 

F8131・F8132の仕様差異

  F8131 F8132
SIMスロット 1 2
RAM/ROM 3GB/32GB 3GB/64GB

F8132にはSIMカードスロットが2つありますが、これまでと同じ仕様であれば、同時待ち受けはできないこと、片方はGSM(2G)のみしか使えないので、日本国内で使用するにはシングルSIMと思ったほうが良いかと思います。

また内蔵ROM64GBはXperia初の大容量となります。これが欧州向け(と思われる)F8131が32GBでアジア向け(と思われる)F8132が64GBと差をつけたのはセルフィー対応なのでしょうか。

 

 

Xperia X

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こちらもシングルSIM仕様のF5121、デュアルSIM仕様のF5122の2モデルとなります。

対応周波数

  • UMTS HSPA+ 800 (Band VI), 800 (Band XIX), 850 (Band V),900 (Band VIII), 1700 (Band IV),1900 (Band II), 2100 (Band I)MHz
  • GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
  • LTE (Bands 1,2,3,4,5,7,8,12,17,19,20,26,28,38,39,40,41)

対応周波数はF5121・F5122及びXperia X Performanceと同一となり、こちらも赤い太文字にしましたがドコモの対応周波数は1.5GHzをのぞく4つの周波数を網羅しています。

 

F5121・F5122の仕様差異

  F5121 F5122
SIMスロット 1 2
RAM/ROM 3GB/32GB 3GB/64GB

こちらもXperia X Performanceと同じくデュアルSIM仕様のほうが内蔵ROM 64GBとなります。これからはデュアルSIMが標準化していくのでしょうか・・・LTE SIM2枚挿し、同時待ち受けができるようになったら・・・と思いますがチップセットが対応してないのですよね、確か。。。

 

 

Xperia XA

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こちらは全部で5モデルあります。(F3111/ F3112/ F3113/ F3115/ F3116)仕向地ごとに少しずつ対応周波数やSIMスロット数が異なります。

F3111:シングルSIM

  • UMTS HSPA+ 850 (Band V), 900(Band VIII), 1900 (Band II),2100 (Band I) MHz
  • GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
  • LTE (Bands 1, 2, 3, 5, 7, 8, 20)

F3112:デュアルSIM

  • UMTS HSPA+ 850 (Band V), 900(Band VIII), 1900 (Band II),2100 (Band I) MHz
  • GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
  • LTE (Bands 1, 2, 3, 5, 7, 8, 20)

F3113:シングルSIM

  • UMTS HSPA+ 850 (Band V),900 (Band VIII),1700 (Band IIII),1900 (Band II), 2100 (Band I) MHz
  • GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
  • LTE (Bands 2, 4, 5, 7,12, 13,17, 28)

F3115:シングルSIM

  • UMTS HSPA+ 850 (Band V), 900(Band VIII), 1900 (Band II),2100 (Band I) MHz
  • GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
  • LTE (Bands 1, 3, 5, 7, 8, 28, 38, 39, 40, 41M)

F3116:デュアルSIM

  • UMTS HSPA+ 850 (Band V), 900(Band VIII), 1900 (Band II),2100 (Band I) MHz
  • GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
  • LTE (Bands 1, 3, 5, 7, 8, 28, 38, 39, 40, 41M)

F3113は日本ではちょっと厳しそうな仕様です。米国・中南米向けっぽい??

F3111・ F3112・ F3113・ F3115・ F3116の仕様差異

  F3111・ F3113・F3115 F3112・ F3116
SIMスロット 1 2
RAM/ROM 2GB/16GB 2GB/32GB

エントリーモデルらしくスペックを上位2モデルよりも落としていますが、1年前のハイスペックモデルのRAM/ROM容量です。技術は進歩してます。

 

 

グローバル版が身近に!(まとめ)

これまでのXperiaグローバルモデルは日本の技術適合証明を取得したモデルであっても、プラチナバンド(800MHz)に対応しておらず日本国内で使う場合、ビルの影や僻地に行った時に圏外となることもあり、万能ではありませんでした。

ドコモの800MHz対応は大きな変化

それが新Xperia X、Xperia X PerformanceはBand 19という800MHzにも対応しましたので、ドコモの電波の届く場所なら国内キャリアモデルとほぼ同一のエリアで使用できることになります。これは非常に大きな変更です。(もちろん日本国内でグローバルXperiaを使用する場合は技術適合証明が必須です)

おサイフケータイが不要な方、フルセグも不要な方、一括で購入できる方、不具合があっても自力で対応できる方はグローバルXperia Xシリーズも視野に入れて購入を検討できるようになりました!(条件厳しいですし、クリアしてる方は既にグローバルモデルを手にしてますよね、きっとw)

Xperia X Performanceは国内キャリアモデルの発売が既に発表済み(どこのキャリアからいつ発表されるかはまだですが)。概ねシングルSIMで内蔵ROMが64GBモデルとなると思います。もちろんおサイフケータイには対応するでしょう。

 

モデルを整理してコスト低減を図った

これまで同一モデルで複数型番が存在していたものがシングルSIM版 / デュアルSIM版と大きく2つに整理し、コスト削減に繋げているんだと思います。どういう経緯でBand 19に対応したのか?をぜひ聞いてみたいところです。ドコモ版はBand 21(1.5GHz)にも対応するはずですが、グローバルモデルでは未サポート。(KDDI向けの対応も)

チップセットで対応周波数をパラメータ設定しているはずなので、どうせならiPhoneのように1モデルですべての周波数を網羅すれば本当に世界で戦えるモデルになるのになぁ・・・と思うのは私だけでしょうか。

 

本当にZシリーズは終焉を迎えるのか

Engadget Japanのソニーの最新スマホ Xperia Xシリーズは何が変わった?会場から速報レポート。日本発売も予定:MWC 2016によると

担当者によると、Xperia Xシリーズは「Xperia Zシリーズとは別ライン」です。

という記事、そして『Xperia Z5は最後のZシリーズ、Z6という製品は出てこない』ソニーモバイル伊藤氏が明言:MWC 2016でもこの言葉の裏付けをきっちり取っています。でも、

「本当かなぁ」

というのが本音。

というのも、Xperia Z4ベースで4kディスプレイモデルを米国向けに投入する直前でキャンセル。その後そのディスプレイはどうなった?こと、UltraモデルがC5 Ultra以降 鳴りを潜めていること、などから「別のラインも存在するんじゃないか?」という思いがあります。正解は今年の秋口までは分からないので、ひとまずXperia Xシリーズを手にすることは間違いないのですが。

 

やっぱりXperia、好きだわぁ😁

 

 

4件のコメント


  1. 対応バンドについては、やはりキャリアへの配慮のせいでiphoneのように出来ないのでしょうか。
    全てのバンドに対応するモデルでないとグローバルモデルなんて名乗れないと思うのですが…


  2. ソニーモバイル伊藤氏へのインタビューによるとUltraの後継機はでる様です。
    http://k-tai.impress.co.jp/docs/event/mwc2016/20160225_745369.html
    ただ、「新しいインテリジェンス」との事なのでZシリーズではないと思います。
    ソニーの方が仰ってますのでほぼ確実に出るのではないかと思います。Ultra後継機グローバル版の対応バンドも日本のキャリアに対応してほしいです。


  3. iPhoneでさえband21は非対応ですよね
    ローカル周波数すぎるせいかな…


  4. スナドラ820って、LTEのデュアルアクティブに対応してませんでしたっけ?
    MVNOがだいぶ浸透してきたいま、デュアルアクティブなXperiaが出たらめちゃくちゃ売れそうな気がするんですけどね。