【コラム】2016年Xperiaまとめ:今年は決して盛り上がったとはいえないけど、やっぱりXperiaが好きだ!

いよいよ年末が近づいてきて様々なブログでも今年買ったものとかのまとめなど見かけるようになりましたね。今回は考察ブログ的に今年のXperia界隈で起きた出来事を交えつつ、この一年を振り返ってみたいと思います。

 

センセーショナルだった「Z」シリーズの終焉

ちょうど昨年の今ごろ、次のXperiaはこのままZシリーズが続くのかなー、でももう飽きたなぁ、、というところで新ラインナップが発表されました。今年2月のMWC(マドリード)で発表されたXperia X、XA、X Performance。

「新しいデザインいいじゃん!ラウンドエッジ、なんか今風だしこれは即買いでしょ!!」

とワクワクした反面、

「ああ、Zシリーズは終わってしまったんだ、、、」

と。少し悲しい気持ちになりました。

 

しかしZシリーズは他社にも多大な影響を及ぼした

Xperia Z。2013年が始まってすぐラスベガスで開催されたCES(米国家電見本市)においてXperia Zが発表、日本でもドコモから2月に発売になりました。

それまでのXperiaとは全く違うデザイン。まるでガラスの1枚板のようなデザインは当時スマートフォンデザインの概念を大きく覆すようなスタイルに思えて、一発で惚れてしまいました。特にPurpleはかつてないカラーバリエーションで、非常に人気がありましたね。

「Z」はその後Z1、Z2、Z3、Z4、Z5と派生モデルも誕生しつつ、様々な方向性を探りつつ、今思えば「マイナーチェンジ」を繰り返してきたように思えます。そのZシリーズも2015年で終焉を迎えることになりました。

しかしこのXperia Zシリーズのガラスの一枚板を彷彿とさせるデザインは現在のAndroidスマートフォンに通ずるといっても過言ではありません。

 

Xperia Zシリーズのなかで特筆すべきモデル

「Xperia Z3」シリーズはすべてにおいてバランス良く、メインのXperia Z3はもちろんのこと、コンパクトモデルXperia Z3 Compact、タブレットモデルXperia Z3 Tablet Compact、それぞれ最高のパフォーマンスでした。ソフトバンク初のXperiaもXperia Z3でしたね、そういえば。

後継モデルXperia Z4はキャップレス防水を採用し、デザイン的にはZシリーズ最高の出来映えだと思いますが、搭載されたプロセッサ Qualcomm製Snapdragon810のせいで電池の異常消費、異常発熱という現象に見舞われてしまい、個人的にXperiaに対する評価を下げてしまうことになり、さらにその後継Xperia Z5シリーズではXperia初の指紋認証が搭載、発熱対策のおかげで性能は安定するもデザインが大きく変わってしまい、本当にZシリーズなのか?とも思ったり思わなかったり・・・

「中の人、どうした!!」

とつい思ってしまいました。

昔にしがみついてんじゃないよ!と言われるかもしれませんが、今でも自分の中ではXperia Z3シリーズを超えるモデルは出現していないと思っています。

 

中の人が右往左往してるようにみえたワケ

この2013年からの3年間、Xperiaを開発・販売するソニーグループ自体も大きな変革を遂げています。

Sony Ericsson社は2001年、ソニー社とエリクソン社(スウェーデン)の合弁企業として発足、日本ではガラケーでもおなじみでした。海外ではWindows Mobile版Xperia X1、X2を経てAndroid版Xperia(X10)を発表してきましたが、2011年10月にソニーの完全子会社となり、2012年3月に現ソニーモバイルコミュニケーションズして再出発しています。2014年には社長も交代し、さらにXperia開発主管の退職とこれまでXperiaを主導してきたトップが変わってしまったことも大きいと思っています。

Sony EricssonからSony Mobileへ移り変わる中でもこれだけのペースでXperiaを開発できたのは、メーカーの中の人たちの頑張りがあったからこそだと思います。船頭が変われば方針も変わる。激流の中でも方向性を見失わず少しずつ歩みを進めてきたと思えばZからZ5までマイナーチェンジだったとしても合点がいきます。

そして2016年モデルでは新社長の下、モデル整理が行われ、これまでハイエンド=Zシリーズ、ミドルクラス=Mシリーズ、エントリークラス=Cシリーズと大きく3つのラインナップがありましたが、これらがすべて「Xシリーズ」に統合されました。

Sony Ericsson時代を第一世代とするならば、Zシリーズは第二世代、そして新生Xシリーズは第三世代と考えると分かりやすいかもしれません。

 

ソニーは二度Xperiaファンを裏切った

思い出すだけで悲しくなります。。

Xperia Z1の発表時

一度目はXperia Z1が発売された時、当時の担当役員が発したこの言葉

Z1では、1年半かけて、カメラデバイスから仕込んでやりました。100%子会社になってから、十分なリードタイムをかけて作ることができたんです。ソニーの100%子会社になり、フルスイングしたのがZ1です。そして、Z1ありきでその序章として「Z」があるんです。

 ですから本当は、Xperia Zは「Xperia Z0(ゼロ)」だったんですよ。

は?

と思いました正直。渾身のモデルじゃなかったの?ガラスの一枚板のようなデザイン、これはあくまでZ1ありきでZは序章だったと??

中の人はそういうロードマップを作って開発してきてるからそんなこと言えるのでしょう。しかしユーザからすれば新しいXperia!斬新なXperia!!と思って喜々として契約したわけです。しかもXperia Zを発表した8ヶ月後にこの発言です。国内モデルが発売されてまだ6ヶ月しか経ってないのに!!

と当時も憤っていたわけです。(思い出すだけで悲しい)

 

真のフラッグシップとは

そして二度目は記憶に新しいXperia XZが発表された時。

Xperia Xシリーズ発表時、Xperia X Perfomanceがフラッグシップ(とははっきり言いませんでしたがそんなニュアンスで)と言わんばかりのプロモーションをしていたはずなのに、Xperia XZは「真のフラッグシップ」という謳い文句で発表されました。しかも日本でXpeia X Performanceが「発売」されてからわずか2ヶ月で「発表」しました。しかもフラグシップは年1回くらいのペースで、とも言っていた筈なのに・・・

もともとXperia X Performanceは2月に発表されましたが、日本を含むグローバル市場の発売は6月です。そしてXperia XZの発表は9月、発売は11月というこれまで以上に短いスパンで発売となりました。

唖然としましたけども、X Performanceが前モデルZ5よりもスペックが劣っていた(4k動画撮影が出来ない)ことから別にフラッグシップモデルが出るんじゃないか?というウワサは当時からありましたから、「やっぱりそうだったのか」と、そして「こんなやり方する会社だったっけ?」とも。

スペックも真のフラッグシップと胸を張って言えるような特筆すべき点も無く、普段は行灯記事ばかりのネット系メディアでも疑問を呈する記事が掲載されたりと、ソニモバさんホントにどうしちゃったの??と思えるようになってきてしまいました。

 

 

そして時代は格安スマホ(SIMフリー)へ

今年はMVNOによる格安SIM・格安スマホがようやく市民権を得た年でした。さまざまなメーカーからSIMフリースマートフォンが市場へ投入され、一度は日本市場にドコモスマートフォンとして参入しながら、あまりにも売れなくて一次撤退したHUAWEIがSIMフリースマートフォンの売れ筋1位、2位を争うこと、誰が想像できたでしょうか。

確かにHUAWEI、参入当初はスマートフォンの出来もXperiaとは全く比べようもないくらいチープな印象でしたが、今や質感が大きく向上しXperiaと比較してもまったく遜色なく、しかも安価です。

そしてASUS。こちらもZenFoneシリーズが大挙して日本のSIMフリー市場に殴り込みにきていて、その製品力、圧倒的な価格力で現在の格安SIM・格安スマホ市場を牽引しています。

Xperiaの完全にライバル、いや、もう追い抜かれたと言っても過言ではありません。昔Xperiaで知り合った方が軒並みXperiaから離れていっている事実、本当に残念でなりません。NEXUSに、ZenFoneに、iPhoneに、そして昨日も一人HUAWEIに行ってしまいました、、、非常に残念ですがこれが現実です。

以前も考察しましたが、Xperiaは今、日本の格安スマホ・格安SIM市場に入り込まなければ、間違いなくシェアは減少していくでしょう。せっかくXperia Xというミドルクラス向けの製品を持っているにも関わらず、です。

 

この状況、ガラケー時代に富士通やNECなどがドコモファミリーとして二人三脚でやってきたやり方と同じ轍を踏んでいるようにしか思えないのです。そんなNECは携帯事業撤退の道を、富士通はキャリア向けスマートフォンも作りながら格安スマホ市場にも製品を販売という道を進んでいます。

キャリアの携帯電話の販売方法が独占禁止法に抵触する疑いがある、とされている中でソニーモバイルコミュニケーションズはキャリアと心中するつもりなのでしょうか。

 

 

それでもXperiaが好き。

手前味噌ですが、この業界を長く、ちゃんと見ている人として、もちろんSIMフリー、しかもDSDS(SIM2枚が同時に使える)のスマートフォンを使うことが最善なのもよく分かっています。しかしおサイフケータイ利用者でありFeliCa+DSDSが実現できないことも分かっていて、FeliCa用は白ロムで調達し、ZenFone 3やP9liteあたりを使っているのが一番いいのも分かっています。

それでもXperiaから離れられないのはやっぱりXperiaの世界観が好きだから。

世界観とはカタログやスペック見れば分かるものではなく、どうやってこれを実現したのか、これを実現するためにここが大変だった、こういう意図でこういうデザインになった、色になった、機能になった、という話がとても重要です。(あとはその雰囲気)

といってもXperiaアンバサダーが事実上なくなってしまった(*)ため、中の人と話せる機会がなくなってしまった今、どこまでその世界観が伝わってくるのか少々心配ではありますが、ネット系メディアによるインタビュー記事などから少しでもXperiaの世界観が感じられるような記事が出てくること、願ってやみません。

幸いなことにソニーのショールームに足を運ぶことができる環境にありますので、そこに展示されているパネル展示などが今後あるならば、そういうところからその世界観を感じ取りたいと思っています。

(*) au Xperiaユーザに限っては抽選でイベントに参加できるチャンスがありますが残念ながらその参加資格を満たせておりません。。。2017年2月にもまた新しいXperiaが発表されると思います。次モデルもZシリーズのようにX1、X2となっていくのでしょうか。X1・X2に限っては上記の通りSony Ericsson時代にWindows Mobile機として発売していますので、別の名称になるような気がしないでもないですが、発表を楽しみに待ちたいと思います。(発表から発売までの期間は長くならないことも切に願ってます)そして、もう作らないというウワサもありますが、再びタブレットの登場も楽しみにしたいです。

今年の考察はまだまだ続ける予定ですが、ひとまず今年のXperiaまとめとさせて頂きます。メリークリスマス!

2件のコメント

  1. 織田

    確かに、経営の仕方のセンスが悪いと思います。今では、安くて性能のがもりもりが流行ってますが… その中でも、カメラ性能と音楽性能の二つを兼ね備えてるのはXperiaだけだと思います!!
    デザインもかまぼこ板ですが、某リンゴ製品と違って変にカメラとか浮き出てないし(笑)
    前記で申した通り、カメラと音楽を重視するならXperia一択ですね(*´▽`*)
    早く、新機種の国内SIMフリーが出て欲しい所です。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。