今朝待ちに待ったXperia arcのroot取得の朗報(?)をtwitterのブログ更新ツイートで知りました。さすがコムギドットネットさん!
大いに盛り上がると思ったところ思ったより盛り上がってない。やっぱり初物は敬遠されるのでしょうか。
もちろんスマホデビューな方も数多くいらっしゃるはずなので、rootって何?という感じでしょうか。
そこで、自分の考えるroot取得によるメリット・デメリットを以下にまとめました。
(以前rootに関する私見を書いていますが改めて。)
そもそもroot化って何?⇒「androidのカーネルを弄れる状態にする」ということです。
カーネルを弄れること=管理者権限でdocomoが許可していない範囲を超えてファイルの変更できること=root必須アプリが動くようになったり、nandroidバックアップ(イメージまるごとバックアップ)が取れるようになること。
その反面、ちょっとしたミス(1文字入力する文字を間違えた、とか)でシステム全体に重大な損害を与えてしまう(故障扱い)ことになります。
以下にもう少し私見を書きます。
まずはデメリットから。
◆デメリット◆
- docomoの保証がなくなる。
⇒明確な契約違反になることに加え、電波法に抵触する可能性があります。
root化が原因でXperia arcが起動できなくなったり、他の不具合が出たり、操作方法を教えてもらったりするときにdocomoショップへ行って、そこでroot取ってることが判明した場合、その時点でdocomo側に保証対象外になってることが(たぶん)登録され、以後手持ちの端末については何もサポートされなくなります。万が一交換対応してもらったとしても、その後docomo側の不具合調査でroot化してることが判明したら、何らかの法的手段でdocomoから訴えられる可能性もあります。(docomoでは製造番号管理もしていますので、交換後でも誰が使ってたかはすぐに調べられます) - 起動しなくなるような事象に遭遇する可能性がある。
⇒root取るだけでは起動しなくなる事象になることはあまりないと思いますが、今後弄り方によっては起動しなくなる(いわゆる文鎮化)ことが発生するかもしれません。自己解決できる可能性はありますが、ググる技術と経験(勘所)が必要だと思います。 - 突然の再起動など動作が不安定になる場合がある。
⇒root取ったあと、予期しない動作をする場合があります。実際、自分はroot取っただけの状態でPCとUSBケーブルを繋いだ状態で放置すると勝手に再起動を繰り返す事象が発生しています。(原因不明)
上記の点をまとめると、不具合発生したときに「ネットの検索技術」と「知見(経験)」があって、自分で対処できる自信がない限り手を出さないことを推奨します。
たいていの不具合、障害はどこかのサイトやブログ、掲示板で対策が書かれているはずです。他機種での類似事象なども参考に読み替えること、言葉の意味、作業の意味を知ることも大切です。安易に質問しても「ggrks」とか言われて終わりですから。
次にroot化における自分なりのメリットです。
◆メリット◆
- システム、DLしたアプリ、ユーザデータ、設定のバックアップが取れること
⇒調子悪くなったときにSEUS(Sony Ericsson Update Service)で初期化後、アプリの入れ直しをせず一気に戻す事ができる。(現状はxRecoveryというNandroid Backupの仕組みは確立されていないのでTitanium Backupというアプリで個別にバックアップを取ることになります) - 不要な標準アプリケーションを削除し、Xperia arcの本体の空き容量を増やすことができること。
⇒不要だと思っても実はOS上必須なものもあったりしますので細心の注意が必要です。 - root化必須な便利アプリを使えるようになること
⇒バックアップアプリ( Titanium Backup)、スクリーンショットアプリ( Shootme等)、ファイラーアプリ( Root Explore等)、テザリングアプリ( Barnacle Wifi Tether等)、フォント変更アプリ( Type fresh)など様々な便利なアプリがあります。これらを使うためにはroot化は必須です。 - 見た目を変えられること
⇒ステータスバーに電池残量を数値での表示、wi-fi・GPS、Bluetoothのアイコン変更、フォント変更など見た目を変えることができます。 - 将来的にカスタムromの導入ができること
⇒AndroidはGoogleが提供する標準的なOSがあります。Xperia arcはいわばSony Ericssonのカスタム版なのです。見た目を変えたり、ソニエリ独自アプリ、機能(ブラビアエンジン等々)を動かすような仕掛け、docomo版やGlobal版など仕向地に合わせたチューニング、SIMロック機能もそうです。
しかし世の中にはAndroid標準OSをカスタマイズしてよりサクサクな機能に特化したOS(ROM)であったり、機能を強化したOS(ROM)などが存在します。
またメーカーではOSのバージョンアップは将来的に保証されているわけではありませんが、カスタムROMだと常に最新のOSが使える可能性もあります。(機能制限がついたりするかもしれませんが)
個人的に考えるメリットは以上となります。
今はアプリで簡単にrootが取れるようになっています。簡単だからといって安易にrootを取ることで失うこと(デメリット)、得られること(メリット)を考え、実行することが大切だと思います。
以上を踏まえ、root化するぞ!という方のみ以下を読み進めてください。
(今回以降は敢えて詳細の考察をせず手順メモのみにします)
◆root化手順◆
- xdaサイトよりroot化アプリ(GingerBreak)をDL。(xdaのユーザ登録が必要です)
- xperia arcのSDへファイルコピー
- apkをインストール
- インストール後、apkを実行
- 「root device」をタップ
- 5分くらい放置、処理終了後自動で再起動
- マーケットよりbusyboxをDL
- busyboxを起動しインストールを実行
- root端末の完成
あとは上記のようなroot化アプリを入れたり初期アプリを消したりできるようになります。
root化のメリット、デメリットを十分理解して実行してください。
くれぐれも自己責任ですので、それをお忘れなく!!
ちなみに自分、早速framework-resを弄ってみましたけどこんな状態ですw
ステータスバー周り(バッテリー表示)弄りましたけどまともに動作しませんwww
PCと接続したままだと何故か再起動を繰り返します。
→これから初期化してきます。(通算3回目w)