Xperia(SO-01B)を無事GingerBread化できた方、なかなか苦戦して何とか【X10i】GB化不具合対策まとめなどを見たりして使えるようになった方、これで終わったらつまらないです。もう少し快適化していきませんか?
今までの考察を参考にしてGingerBread化した方はxRecoveryという一番最強のバックアップツールを手に入れているわけで、今後はカスタムする前に「必ずバックアップを取る」習慣をつけて新たなカスタムに臨む、ということもできるわけです。
xRecoveryでは、もしソニエリロゴで止まってしまった(文鎮化)としても、ものの10分もあればSPモードメールも家計簿アプリに入力してきたデータ、アプリ・システムの各種設定、ウィジェットまでもがバックアップ取る直前まで戻すことができます。
なので(心置きなく)こんな快適化カスタムもできちゃうわけです。
せっかく頑張って手に入れた環境、もっと活用していきませんか?
今回の考察メニューです。
- 続ドコモ化:端末情報に表示されるSO-01CをSO-01Bにする
- POBox最新版(4.3)の導入+α
- 通知領域にトグルスイッチをつけてみる
- バッテリー100段階表示
- 電源ボタン長押しで再起動ボタンを追加する
- 【追記】機内モード時の表示不具合修正
【重要】
本考察は【X10i】もう一つの国産ROM(ドコモチックなrooted GingerBread)でごろーさんスペシャルを入れた方が対象です。もしThGo2など別のROMを入れた方がこのやり方をすると文鎮化するかもしれません。
ゴメンナサイ、もう少しだけ自分の話にお付き合いください。
自分は一撃ツールと言われるすべてを包含したROMを使う(考察する)のは実は反対です。というのも、一撃=お手軽→カスタムできる気になって自分チョイスで何か入れる→不具合→原因究明できず、、、となるからです。
一つ一つのツールを手で入れていくと、不具合が起きてもある程度自分で対処できるようになります。それを理解した上で、「作業簡略化」のために一撃ツールを使うのはアリだと思うのですが、『お気軽に』導入することのリスクを理解しない(できない)のは非常にキケン。
一撃ツール専門な方も、ご面倒かもしれませんがこちらの考察や【X10i】常用するための変更点まとめに目を通して頂けると幸いです。
(追記)
ROM作者様からもご意見頂きました。自分はROM作者様が「良かれ」と思って公開したものを考察させて頂いている身です。ROM作者様のお考えまではきちんと理解できていたか、と言われると本当に申し訳ないな、と。
ROM作者様としても「自らが使いやすい」ものを「自らの作業負荷を軽減する」ためにひとまとめにしているものを「自らがこれらのカスタムして便利になったよ!」とお知らせしてますが、「すべてのXperia使いを対象にしてるわけでは無い」んです。
なので上手くいかないときは自分の手順や環境が違うんだ、と思って頂き、自分で対応策を考えていただくのが一番だと思います。
ROM作者様が「また質問攻めに遭うのは嫌だな」と思ってしまったら、便利なツールたちは陽の目を見ることが無くなってしまう可能性もありますから…
キツいこと言って申し訳ありません。誠に勝手なお話かもしれませんが、作者様側の事情も心の隅に置いて下さると幸いです。
目次
◆考察1:端末情報に表示されるSO-01CをSO-01Bにする◆
(導入手順)
- 事前に
RootExplore(XperiaでDL)(300円ちょっとの有料アプリ)でsystem\のbuild.propをバックアップのためSDカードの任意の場所へコピー - FlashToolを起動(念のためですがPC側の作業です)
- XperiaをPCと繋ぐ
- 画面のようにAdvanced>build.prop Editorが選択。
グレーアウトして選択できない場合、 - build.prop Editorを起動。下記のように画面が出ます。
- 修正ポイントは以下の2点
- 最後に「Save」をクリックし、Xperiaの電源OFF→ONで終了です。(USBケーブルを抜く必要はないはずです)
◆考察2:POBox最新版(4.3)の導入+α◆
どうやらXperia rayのイメージファイルが流出したようで、国内で最新なはずのXperia acroのPOBox4.1よりも新しいバージョンのPOBoxが使えてしまいます。今度は音声入力もできるようになってるようで。
(導入手順)
- gb GoroSpecial addon1.zipをダウンロード (http://www.mediafire.com/?89hbi6moozytc8a)
- ダウンロードしたファイルをSDカードカードの任意の場所へコピー
- xRecovery>Install custom zip>任意の場所>gb GoroSpecial addon1.zip>Yes
(一旦再起動した方がいいかも) - 追加(50音表記)ファイルをダウンロード gb GoroSpecial addon1 fix.zip (http://www.mediafire.com/?3v2i4o0ocvvzbyc)
(gb GoroSpecial addon1.zipファイルの構成)
appフォルダには8つのapkファイルがあります。今回のPOBox4.3とは8つのうちの「JapaneseIME.apkがインストールファイルです。
その他7つの純正(OS純正?)アプリ、これらがxRecoveryを使うと一度に導入ができてしまうわけです。
「apkならそのままインストールすればいいじゃん!」と思う方もいるのかもしれません。このapkはsystem領域に入れなければならず、通常のインストールではdata領域に入ってしまうため使えない(という風に理解してます、自分)。
デフォルトインストールアプリが消せないのも、アプリの実体はsystem領域にあるため勝手に削除できないというわけです。system領域にあるアプリを変更することで関連する機能が使えなくなったりするため、慎重に作業をする必要があります。
rootを取ると便利な半面、ものすごくリスクを伴いますので十分注意が必要です。(だから通常は弄れないようになってるわけで…)
(+α部分とは)
AppWidget Pickerというウィジェットをまとめるアプリ(マーケットにはありません)も一緒に入ります。AppWidget Pickerとは、ホーム長押しで出るウィジェット一覧、通常は複数サイズのあるウィジェットが1種類ずつ表示され、多くのアプリを入れると大変長いスクロールを強いられますが、このアプリを入れると下記のようにまとめられます。
(過去の考察ウィジェット表示をまとめる:AppWidgetPickerをご確認ください)
◆考察3・4:通知領域にトグルスイッチをつけてみる・バッテリー100段階表示◆
考察3と4は同時に実現できるのでまとめました。
元はXperia arcのカスタマイズです。arc勇者が他の端末用の機能をarc用に移植し、それを(そのまま)GB化したXperia(SO-01B)でも使っています。arcのものとはアイコンを変更していますが、少し知識があれば自分でも変更ができます。(一致しました、の直し方はちょっと勉強してきますw)
(導入手順)
- gb GoroSpecial fix1.zipをダウンロード (http://www.mediafire.com/?qkku0llae82eeub)
- ダウンロードしたファイルをSDカードカードの任意の場所へコピー
- xRecovery>Install custom zip>任意の場所>gb GoroSpecial fix1.zip>Yes
(gb GoroSpecial fix1.zipファイルの構成)
- appフォルダにはSystemUI.apkがあり、これが通知領域のトグルスイッチをつける事ができるファイルです。apkファイル内部の画像の差し替えをすればアイコンの変更も可能です。(今回は割愛します。「7-zip 使い方」、「Apk Manager」とかでググるといいかも)
- frameworkフォルダにはframework-res.apkが入っています。変更されたファイルを確認する場合は7-zipなどで解凍して標準のものと見比べてみてください。(実はこのfizを当てるとバッテリー100段階表示も入ります)
- mediaフォルダにはbootanimation.zipが入っています。こちらは起動アニメーション用のファイルになっています。xdaにはbootanimationコレクションがあったりしますので、7-zipとかでファイルを差し替えることで好きなように変更も可能です。
ごろーさんのにはMTT doconoな起動アニメーションが入ってますw
本パッチファイルにはUSB問題のfixも含まれているようですので、このfix版は当てておいたほうがいいかもです。
◆考察5:電源ボタン長押しで再起動ボタンを追加する◆
端末再起動って電源OFF→ONをせず、電源ボタンを長押しすると「再起動する」というメニューを出してちゃんと再起動してくれる機能を追加します。CM6.1.3などのAndroid2.2ではreboot menuを常用してたので、CM系入れなくても考察3のトグルスイッチと再起動メニューが入るならこのままで全く問題ない、と思います。
(導入手順)
- gb GoroSpecial fix2.zipをダウンロード (http://www.mediafire.com/?z7uy733c97jdao6)
- ダウンロードしたファイルをSDカードカードの任意の場所へコピー
- xRecovery>Install custom zip>任意の場所>gb GoroSpecial fix2.zip>Yes
(gb GoroSpecial fix2.zipのファイル構成)
再起動メニューを加えるために3つのファイルを更新することになります。(ここもうちっと勉強せねば)
その他DLNAサーバ機能やXperia専用だったパノラマカメラなども使えるようにするfixファイルもあります。適用方法は同じくxRecoveryで実装していきます。
興味のある方はぜひやってみてください。
- DLNA機能とテトリス
gb GoroSpecial addon2.zip (http://www.mediafire.com/?ah1gq6547176j35) - パノラマカメラとサッカーゲーム
gb GoroSpecial addon3.zip (http://www.mediafire.com/?tsdkbqttyjo1zat)
◆考察6:【追記】機内モード時の表示不具合修正◆
あまり使うこともないかもしれませんが「機内モード」の状態でステータスバーを引き下げると表示に不具合あります。
gb GoroSpecial fix3.zipを下記よりダウンロードし、xRecoveryで適用します。
(http://www.mediafire.com/?o12f259uvbzbksd)
(適用前) → (適用後)