先日【NX・acro HD】タッチ&トライ ブロガーミーティング参加しますというエントリーをしまして、ずっと楽しみにしてきたこのイベント。「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社から案内」を受け参加してきました!
なお、イベント当日は多くのブロガーさんとの交流も楽しみにしていて、正直舞い上がってしまってちゃんと見られないんじゃないかと思い、有楽町のスマートフォンラウンジ、KDDIデザイニングスタジオで予習してきたことが早速生かされましたw
長くなるのでindexつけます。
◆イベント概要◆
昨年に続き、fansfansサイトで告知されていたブロガーイベント。以下が告知の内容でした。
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今回は、スマートフォンやソニー・エリクソン製品に興味のある方にぜひご応募いただきたいイベントのご案内です。
ソニー・エリクソンが提案するXperiaワールドを体験いただける機会をご用意しました。
当日会場では、Xperiaのタッチ&トライ、さまざまな機器との連携やエンターテインメントサービスを体験できる他、ソニー・エリクソンのご担当者から開発やマーケティングに対する想いをご紹介いただく予定ですので、ご興味のある方はぜひお早めにお申込下さい!
会場には軽食などもご用意しておりますので、皆さんのご参加をお待ちしております。
尚、当日展示する端末に関しては、当選者の方に追って、ご連絡させていただきます。
イベント詳細・ご応募はこちらからどうぞ
http://fansfans.jp/campaigns/detail/651
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今回はエントリーに際してイベント参加への意気込みを書くようになっていて、出先からだったのですが結構な量を書きました。(前回は無かった気がする…)そして、届いた当選メールにはこう書かれていました。
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当日会場では、現在ラスベガスで開催中のCES(Consumer Electronics Show)で発表され、NTTドコモより日本での発売が発表されたXperia(TM) NX、Xperia(TM) acro HDを一早く、ご体験いただけます!
また、ソニー・エリクソンのご担当者から開発やマーケティングに対する想いをご紹介いただく予定です。
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「よし、存分に聞かせていただこうじゃないか!」と。
既にメディアや個人ブログ等で詳細画像や解説もされていて、現物も見られる。。でもそこでは「想い」は聞けない。どうしてバッテリー外せないの?なんでNFC乗らないの?なんでLTE載せないの??等々は聞くことができません。
なのでこの機会に色々聞いてみたいなということです、前置きが長くなりましたが。
◆イベントの模様◆
マーケティング部 金子統括部長により、Xperia NX・acro HDが「The Most Entertainmant Smart Phone」=最もエンターテイメント性に優れたスマートフォ ンであることを存分に感じて頂きたいという主旨で、製品の特徴やエンジニアの こだわりについて30分弱のプレゼンを実施されました。
Xperia NXについては「持つ喜び」、「デザインへのこだわり」を重視する方 へ、Xperia acro HDは「初めてのスマートフォンユーザに向けた安心して使えるスマートフォン」を求める方に対し開発されたとのこと。
製品の特徴については後述するタッチ&トライ、予習していたスマートフォンラ ウンジ、KDDIデザイニングスタジオでの撮影画像も交えて考察します。
Xperia NXのデザイン特徴であるフローティングプリズムと呼ばれるクリアな部分はほのかにLEDが光ります。クリア部分の下部にはアンテナ、バイブ機構が組み込まれているそうです。この上下をつなぐフレキシブル基板が見えますが、下側は透けてます。操作時や着信時にLEDがボワッと光る所が何気にキレイです。
ボワッと光るところと裏側が透けているところ(スマートフォンラウンジにて)
Xperia acro HDのデザイン特徴 スクエアなフロント周りとラウンドしたリアパネルで構成され、全体を取りまく 金属調フレームはボディ色によって色合いを変えているそうです。ここもエンジ ニアのこだわりだそうですので、ぜひ現物で確認してみてください。
ちなみに白系(Ceramic、White)と赤系(Sakura、Ruby)はdocomoとaωではビミョー に異なります。 (気づいたけれど赤系の色合いの差ばかりに気を取られてAquaはほとんど撮って ないことが判明!不覚!!)
「見る」機能について
両モデルともに1280×720ピクセルのHDサイズ。輝度も従来比25%アップしています。この対応に併せてソニエリアプリのアイコンを一部変更して、より写実的になってい るのも高精細ディスプレイの恩恵との事。
発色も優れていて、現行acroと比べてもその 差は一目瞭然。ものすごいキレイに表示してくれます。まるで写真のような感じ です。
左がacro HD、右が説明員の方個人所有のacroです。
(写真下手でスミマセン、紫色、黄色部分の発色の違いが分かっていただければ・・・)
「撮る」機能について
12メガの裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」が機能アップ。スリープ状態(画面が消えた状態)からシャッターボタンを長押しすると約1.5秒で起動 し、0.5秒間隔で連写ができます。イメージ的には「カシャ」(一拍)「カシャ」 と続けて撮れます。
また動画も1080dpiのフルHD画質での撮影に加えコンティニュアスAFで連続して ピント合わせができるように進化しています。
またXperia rayにも搭載されていたフロントカメラも搭載されました。(静止画130万画素、動画720PのHD動画)
「聞く」機能について
ウォークマン技術の転用の一環でもあるようですが、マニュアルイコライザやバーチャルサラウンド(音場設定)ができるようになりました。マニュアルで設定することはあまりない気もしますが、音場設定は使うと楽しいかも! 更なるウォークマン技術の転用をぜひご検討頂きたいところ。(音楽あまり聞かない人ですが)
「シェアする」機能について
arc・acroに引き続き、DLNA対応、HDMI出力はもちろんのこと、ちょっとした遊 び心としてTVに接続した状態で音楽プレーヤーを起動すると、曲に合わせて背景 が変わったりというギミック(?)が仕掛けられているそうです。
HDMIケーブルで接続すると左上にミュージックプレーヤーが表示され、この背景が曲にあわせて変化するそうです。
「ユーザビリティ」について
POBox5.0で手書き入力対応が大きく変わった点。またCPUもデュアルコア1.5GHz とようやく人並み(!)に(もうすぐ周回遅れになる見込みw)
手書き入力に関してはYouTubeに既にアップしてますので動作の具合は動画で。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=xBm6icgb6CA&feature=player_embedded[/youtube]
またプレゼンにはありませんでしたが、マルチタッチは
バッテリーは両モデルとも取り外し不可です。これは今の薄さを実現するための施策で、キャリアとの一緒に決めたそうです。 (バッテリー取り外しできる版では更に分厚くなってしまうそうです)
Xperia NXのリアカバーは上から下にスライドすると外せます。Xperia acro HDのリアカバーは開きませんが、ボディ最下部に端末の製造番号などを確認するためだけに設けられたカバー(?)があります。めったに開けることはないと想いますが。
なお、バッテリー交換についてはdocomoは既に告知されているとおり有償対応、 aωはまだキャリアとの調整中とのことで交換方法、有償無償については決まっていないそうです。
→(追記) SO-02Dのバッテリー交換は8,925円です。(ドコモSO-02D紹介ページに記載あり)
バッテリー外せなくなると気になるリセット方法ですが、ちゃんと用意されてま した!(ただマニュアルに記載するかはまだ協議中とのこと)
「電源ボタン」+「音量(大)」を3秒以上長押し です。
SIM挿さってる場合、SIMを抜くと自動でシャットダウンしました。(KDDIデザイニングスタジオにて確認) なおXperia acro HDのSIMカードはこんなスロットの上に乗っかってます。スロットの引き出しはちょっと大変かも。(深爪してると抜けないと思う・・)
防水機能に関してはこんな感じで丈夫は全開してしまうのでちょっと心配は心 配。。説明員の方にもお伺いしましたが、「生活防水」をどこまで認める(?)か、ユーザがどういう使い方をするか、その時にどう防水できるか(=どこまで許容するか)を決めるのが結構大変だったそうです。
その結果、水濡れ反応の試験紙はイヤフォンジャック、microSDスロットのところについてます。(白い部分)
ワンセグについては現行acroと同じ仕様で予約録画はできません。残念!
「エンターテイメント」について
両モデル共にPlayStation Certifiedなのでゲームも楽しめます。これは現行機 と変わりなく。 その他動画コンテンツやVideo Unlimitedを楽しむことができます。
「アクセサリ」について
Live View(MN800)の後継であるMN2は日本発売に向けて準備中とのこと。 MN800に対し操作性の改善、防水・防滴仕様にしたことでより楽しむことが できるようになったそうです。
またサードパーティー製のアクセサリも多数発売予定とのこと。参考出品もたく さんされていました。
個人的にはUSBホスト対応したことでUSBハブを経由してマウスやキーボード、ス キャナなどが使える(しかもHDMIケーブルで大画面TVでも楽しめる)ことができる 点が改めてデモ見せていただき素晴らしい!と。(実は今でもできるらしい)
以上がプレゼンを中心にタッチ&トライや予習した内容(写真)でご紹介してみました。このプレゼンの後、別室でタッチ&トライが行われました。
◆プレゼンで語られた機能等を実際に試してみた◆
かなり広い会場でしたが、あっという間にブロガーさんたちによって端末が埋まって行きます。各コーナーごとに説明員の方がいらっしゃって、気軽に質問に答えて下さいます。
両機種ともAndroid2.3.7というOSなので、メニュー周りなど基本的な使い勝手という面では正直何も変わりません。Android4.0(ICS)になればかなり戸惑うくらい操作感も変わるのですが、、、(ICS化されたときの心得(?)は【neoV】ICSなXperiaを一足先に体験するで考察しています。)
プレゼンテーションで語られなかった点、個人的に気になる点、コメントに書いて頂いた質問を中心に見ていきます。
XPERIA(SO-01B)からXperia arcになったときに、ガラス面と実際の表示する液晶部分の隙間のないもうガラスの直下に液晶があるように見える「クリアブラックパネル」に驚いたわけですが、Xperia NX、Xperia acro HDで更に高精細なHD解像度になったことで、見た目にわかるくらい画面が美麗です。この画面を常に見ていたい為だけに買い換えしたくなりました。
今回のパネルについて説明員の方から裏情報を得ましたよ。
Xperia NXはゴリラガラスを採用しているそうです。Xperia acro HDはその上をいく高硬度耐障害性を持った高級ガラスが採用されているそうです。(HOYA製のもの)
この超高硬度ガラスを両モデルに採用したかったそうですが、このガラスが大量生産できないということで、必要調達数を確保できないためゴリラガラスを採用したとのことです。
解像度についての個人的な認識は
<メリット>
- 一つの画面で表示できる情報量が飛躍的に上がる
- 電子書籍やpdf資料(通常はA4)の小さい文字やグラフが潰れず表示可能。
- 画面の粗さがなくなり、まるで紙のような精細感を得られる
<デメリット>
- 解像度が増すとそれだけ要求性能が上がり、処理が重くなる。
- 処理量が増えれば電池の持ちが悪くなる、発熱が増える。(不意のシャットダウンが増える)
ホントはブラウザページの表示がどれだけ違うか、arcと並べてみたりちゃんと撮影したかったのですが、舞い上がってしまい忘れましたw
ちょっとだけ撮ったので貼っておきます。
<Xperia NX vs Xpeira(SO-01B)>
(画面写ってないから比較できないじゃん!サーセンw)
画面はもう全く別物と思って間違いありません。間違いついでに言えば、メニューキーと戻るキーが反転してますので、SO-01Bのからの機種変更の際は操作に慣れるまで数日かかるかもしれないです。
<Xperia acro vs Xperia acro HD>
◆気になる点を直接聞いてみた◆
Xperia Freak(ファン)として一番気になるところです。事前のエントリーで、当日聞いてきてもらいたいことなどをコメントで頂いていました点も併せて聞ける範囲で聞いてきました。
- NFCについて
Xperia SはNFCに対応、国内版Xperia NXは対応していないが、GALAXY S II LTEのように仕様書には書いてないだけで実際には搭載していたり・・・ハード的に別物か?ソフトウェアで無効化されているのか?→
ハードウェア的にはXperia Sと全く同等のものであるが、日本向けのテストが間に合わなかったこと、まだそんなに需要がないだろうという判断で機能を殺している、とのこと。ということは、いずれアップデートでテザリングのように機能追加されるかもしれません。(rootedでゴニョゴニョすれば・・・じゅるっw)⇒(3/5追記)
Xperia SのROMを焼いてみたところ、NFC項目が出てきましたがエラーになりました。残念ながらNFCアンテナ自体が搭載されてないことも判明。。説明員の方から伺ったのは夢だったのかもしれない。。。orzPocketGamesさん:Xperia NX SO-02D と Xperia S LT26i の違い にXpeira NXとXperia Sの分解画像が載っています。
- LTE対応について
この時期に発売するのになぜXi対応でないのはあえてそうしているのか? 今販売されているXi対応機種は、電池消費が激しいという問題があるよう ですが、そのことと関連しているのかが気になりますね。⇒開発が間に合わなかった、ということで、CESでも日本向けに発売するよ!と既にインタビューでエライ人が回答してますので今年中にはLTE対応なモデルが発売されるかもしれません。(2/18のリーク情報でHayabusa(LT29i)が7月に出る??なんて話も出てきてますね。)
- バッテリー交換について
バッテリー交換が不可能な仕様になってることに対して今後の方向性など⇒プレゼンの紹介部分でも書いていますが、厚みを抑えるために本体内包にしたそうです。
- SMART EXTRASについて
Liveview後継やワイヤレスヘッドセットなどが発表されたのですが、日本でも発売する予定はあるのか?Liveviewのように海外にかなり遅れての販売となるのか、そのあたりを聞いてきてもらいたいです。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=EdTmoypoHZE[/youtube]⇒Live Viewの後継として日本発売に向けて調整中とのことです。時期については明確な回答はありませんでした。。
- SONY技術の転用について
Dockコネクタが搭載されるか。ポータブルアンプとXperiaをDockケーブルで接続できればうれしい。
また例えばWarlkman Zにも搭載されてるS-Master MXやDSEE(高音域補完)という高音質技術やデジタルノイズキャンセリング機能がAndroid Walkmanにも載ってるということは、Xperiaにも載せられるはず、とか。⇒ちゃんと聞けませんでしたスミマセン。。。m(__)m
- 2月21日からの新サービスDOT SWITCH概要
対応ハードウェア(acroだけ?)⇒現段階では絶対社外秘らしく、ノーコメントを押し通されました。。しかし、acroだけが対象機器ではなさそうです。(赤外線機能を使うものだと思ってましたがどうやら違うようです。。おとなしく2/21を待つしかなさそうです。。。
かなり長くなりましたが、イベントの雰囲気やソニエリの方々の想いが少しでも伝われば幸いです。
今年も楽しく1年過ごせそうです♪