他機種のイベント参加はこれで3回目(かな?)となる今回、ITmedia Mobile編集部さん主催の「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」タッチ&トライイベントに参加してきました。
発売前のイベントだったにもかかわらず、既に発売されてしまいこのエントリーの意味がなくなってる感も大有りですが、Xperiaマニアが使ってみた感想、という位置づけで見て頂ければ。。^^;
AQUOS ZETA(SH-02E)とは
2012年冬モデルNEXTシリーズでシャープのフラッグシップモデル。いわゆる「全部入り」モデルであり、スペック厨も納得のQuadCoreのハイスペックマシンです。
ZETAとしては2機種目となるようですが、すみませんOut of 眼中だったためそのあたりはよく知らないのす^^;
今回のイベントはシャープ株式会社 通信システム事業部パーソナル通信第一事業 商品企画部 田中様より商品企画に関するご紹介、グローバル商品開発センター システム開発部 前田様によるIGZO技術に関するご紹介を頂きました。
AQUOS ZETAを一言で言えば、「こ、これはっ・・・」ですw
シャープ公式サイト:http://www.sharp.co.jp/products/sh02e/index.html
AQUOS ZETA(SH-02E)の製品紹介
「スマートフォンの電池持ち悪いのは仕方ないよね」という多くの声、ちゃんとメーカーには届いています。
数多くの市場調査を踏まえ製品開発を行なっていく中で、スマートフォンユーザの求めるものは「高スペック化」と「大画面化」。でも不満No.1は「電池持ちの悪さ」であり、この相反するニーズを満たすために真摯に取り組まれた結果がこのAQUOS ZETA(SH-02E)です!
高スペック、大画面化すれば高性能なCPUをぶん回すには電池消費が増大、更に画面がデカくなればなるほど消費電力も増えますので、対策としては電池を大きくする必要があり、大容量電池を搭載すれば自ずと筐体がでかくなり重くなる。。。
この電池持ち改善に向けた最大の施策が「IGZO」であり、「IGZO」無しでは電池持ち改善が語れないのです!というお話を伺いました。(IGZOに関しては後述します)
○Xperiaマニアのヒトリゴト・・・○
「大画面化は誰もが望んでいることかなぁ。。。画面の隅まで指届かないし。それより落としにくい形状にこだわるとか落としても傷がつきにくい素材とか強度とかをもう少し考えて欲しい、、それに高スペックに振るより安定稼働するようなチューニングとか内蔵ROM容量増やしたりするほうが結果的に長く使えるような気がするけど。。。」
AQUOS ZETA(SH-02E)のもう一つの特長は「背面トントン」機能w。
正式にはFinger Stepといいますが、スキー場などで集合写真を撮るというシチュエーションにおいて、1.手袋を外し 2.スマートフォンの画面ON 3.画面からカメラアイコンを起動 4.撮影 というステップが必要ですが、このFinger Stepでは、ZETAを指で「トン、トン」と2回叩くと音声でアプリを起動できます。こんな感じです。(自分で試した動画撮ってないので公式動画より)
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=8J3wSJISN2g[/youtube]
カメラへのこだわり
またカメラへのこだわり、とりわけ手ぶれへのこだわりは相当なものです。
コンデジでもおなじみの光学式手ぶれ補正を採用し、1630万画素裏面照射型のカメラを搭載。Finger Stepとの相性もよくスナップ写真はホントに手軽に撮れそう。確かにキレイに撮影可能でし、カメラ設定も細かくできるので大変良さそうです。
○Xperiaマニアのヒトリゴト・・・○
このカメラ、Xperiaより広角に振られていて超いい!Instagram多用するのでこのカメラあったらもっとたくさん撮れるなーいいなーほしーな~!と思いました。(28mm相当らしいです。)
FeelUX
操作性に関しては「Feel UX」というホームアプリに関しても従来のユーザの不満をちゃんと改善しましたよ!というお話も。しかしSH使ったこと無いためゴメンナサイ、「おおーっ」とは思えず。
ホームのレイアウト、ナビバー(最下部のアイコン)も比較的自由に変更できるのはXperiaホームよりも数段上の機能です。
SystemUI周りも「これでもか!」ばりの充実度にたまげましたw Xperiaも通知領域が充実しつつありますが、これには負けます。
○Xperiaマニアのヒトリゴト・・・○
ただただ「PaletteUI」と同じようにアプリアイコンがずーっと並んでいて下にスクロールしていくイメージで、ウィジェットとショートカットアイコンが共存できません。これならInfobarのiida homeのほうが見栄えはするなぁ、、というのが正直な感想。
IGZO技術は素晴らしい
IGZOとは2002年から開発してきた液晶(酸化物半導体)を構成する物質、In(インジウム)、Ga(ガリウム)、Zn(亜鉛)+ Oxygen(酸素) の頭文字を組み合わせた造語です。
IGZOには「液晶アイドリングストップ」と呼ばれる静止画を表示してるだけの状態ではCPUはほとんど使わないよう工夫しつつ、描画と同時にCPUを駆動して表示が遅延しないような非常に優れた技術が詰め込まれています。
通常のTFT液晶は静止画を表示するときに60Hzで描画し続けるところで画面の描画を動作するとき以外は消費電力を抑えるわけなので、電池も長持ちしますよね。
シャープさんの市場調査で大画面化はこれからも進んでいきそうな感じだったので、このIGZOあってのシャープのスマホ、ということになっていくんでしょうね。
IGZOについて:http://www.sharp.co.jp/igzo/
(SH-02EにおけるIGZO紹介http://www.sharp.co.jp/products/sh02e/service.html )
その他
- カラーについて
手持ちのXperia Pと比べてみました。赤に限らず結構ハデ目な感じで、個人的にはもう少しメタル感を感じさせるシルバー系があると良かったな、と。
撮り忘れましたが、上部にピョコっと出てるのはスタイラスペンです。大画面を生かして手書きメモアプリなどもプリインストールされています。本格的に使うにはちょっとあれですけど。 - スペックについて
QuadrantとAnTuTuで計測してみました。AnTuTuはver.2.9.4で今のv3.0系とは計測方法が変わった(正確になった)らしいので参考程度に。(今のほうが高めのスコアが出る中でこのスコアは立派!) - 日本語入力について
特に説明なかったので従来と変わりないのかもです。やっぱりPOBoxの勝ち!ですw - WCDMA固定について
Xperiaシリーズと同じく「#*#*4636*#*#」でネットワークモードの切替は可能でした。
まとめ
IGZOの素晴らしさ、トントン機能、FeelUXといい、ユーザの意見をふんだんに取り入れてどんどん進化してるんだな、と非常に良い印象を受けました。開発者の思いを直に聞けるこういうイベントは非常に素晴らしいし、もっと多くの方にもぜひ知ってもらいたいです。(そのために呼ばれたはずなのに、その思いをちゃんと伝えられなくって恥ずかしい、、)
カスタムの先人たちの恩恵を受けるべく、グローバル端末(の国内版)を好んで使ってきましたが、ガラスマを使っていこう!と思ったらこのZETAという選択肢も十分に「あり」だな、と思いました。
いつかXperiaを離れることがあったとしたら、迷わずこのAQUOS ZETAを指名買いしたいとも思いましたし、もし知り合いに「何がいい?」と言われた時は迷わず「ZETAいいよすごくいいよ!」と自身を持って薦められる逸品です。
#Xperia AXがあんな感じだったので余計にw
そして明日は蝶々を触ってくる予定ですー。