先日のXperia ZLに続き、Expansysさんからグローバル版 Xperia Zをお借りすることができました。今回お借りできたのはC6603というLTE対応モデルです。
今回はドコモ版Xperia Zとの比較と明日から常用するために環境を整える手順などまとめてみます。
Xperia Zは全部で4モデルある
仕向地、通信方式によってXperia Zは全部で4モデルが存在します。このうちLTE対応は2機種(C6603とSO-02E)のみですが、C6603はいわゆる「プラスエリア」に対応してません。
モデル名 | 通信方式 |
C6602 | GSM: 850/900/1800/1900 UMTS FDD(3G): Band I(2100)/Band II(1900)/Band IV(1700)/Band V(850)/Band VIII(900) |
C6603 | GSM: 850/900/1800/1900 UMTS FDD(3G): Band I(2100)/Band V(850)/Band VIII(900) E-UTRA FDD(LTE): Band 1(2100)/Band 3(1800) *1 /Band 5(850)/Band 7(2600)/Band 20(800) |
L36h (中国向け) |
GSM: 850/900/1800/1900, UMTS FDD(3G): Band I(2100)/Band II(1900)/Band IV(1700)/Band V(850)/Band VIII(900) |
SO-02E | GSM: 850/900/1800/1900 UMTS FDD(3G): Band I(2100)/Band V(850) E-UTRA FDD(LTE): Band 1(2100)/Band 19(800) |
*1 Band 3(1800)はBand 9(1700を包含)します。
(参考) 2013年4月現在の国内キャリアLTE周波数
KDDI | Band 1(2100)/Band 11(1500)/Band 18(800) |
EMOBILE | Band 1(2100)/Band 3(1800) |
SoftBank | Band 1(2100)/Band 8(900) |
※通信方式はPTCRBサイトにて調査。(SO-02Eの3GとLTEに BandVI/Band 21(1500MHz)がなぜ無い??)
C6603はドコモで使うよりEMOBILEのSIMで使うほうが快適かもしれません。ちなみにC6603の「設定>その他設定>モバイルネットワーク>携帯電話事業者>手動」で検索してみるとドコモ以外にEMOBILEやSoftBank、KDDIも電波を掴んでいます。
ドコモ以外のSIM持ってないので繋がるかは確認できず。。(とりあえずSBのiPhone5があるのに気づいたので慌ててさっきこれ買いましたw Nano SIM MicroSIM 変換アダプタ 3点セット For iPhone 5 4S 4 nanoSIM→SIM or MicroSIM MicroSIM→SIM
届き次第確認してみたいと思います。(間に合うか?)
本体の仕様差異
C6603とSO-02Eの違いはいくつかあります。
<表面>
- SONYロゴの位置
忌まわしきXiロゴのせいでXperia Zの良さをスポイルされてるー、と嘆く人も多いようです。
個人的には気にしてない(というか慣れた)のでどちらでも良いのですが。。このSONYロゴとXiロゴはガラスパネルに貼られている飛散防止フィルムに印刷されていて、実際に剥がしちゃったJugglyさんがブログエントリーとともに画像アップされています。両方ともロゴが消えちゃうので、剥がしたい人はこれを参考にしてみて下さいw
<背面>
- 赤外線センサー無し
最初気づかなかったのですが、SO-02Eにはカメラレンズの脇に赤外線センサーがついています。Xperia ZLには赤外線センサーがありリモコンアプリがインストールされていましたが、C6603には赤外線機能がないためリモコンアプリもありません。(だったらSO-02Eになぜリモコンないんでしょ。SO-03Eにはあるのに・・・)
(SO-02Eはキズがメチャクチャ入ってますが裏に貼った保護フィルムにキズ入ってるだけです^^;) - おサイフケータイロゴ無し
SO-02Eのおサイフケータイロゴの位置にNFCの「シール」が貼られています。これはすぐにはがせます。(借り物なので剥がさないw)
あとはボタンの位置などすべて同一仕様のため割愛します。
(どっちがどっちか分かりますか?)
デフォルト状態の確認
これから常用に向けて設定していく前に出荷時状態を記録しておきます。
<ホームスクリーン>
仕向地によって異なるホームスクリーン上のアプリの配置、これは香港仕様だと思いますがこんな感じです。スクリーン数は5面。
<アプリドロワ>
余計なドコモアプリは微塵も存在せず、すっきりとしたアプリ一覧。ソニーとして「必要最低限これだけあれば十分でしょ?」の状態です。
<ステータスバーまわり>
やっぱり日本のユーザの要求が一番厳しいのか、グローバルではこんなに細かいところは気にしないのでしょうか、グローバル機は非常にシンプルなトグルスイッチです。こちらも必要最低限。(ちょっと物足りない)
あ、でもxdaにSO-02Eにインスパイアされたmodが上がってるのでやっぱりニーズはあると思いますよー。>ソニーモバイルコミュニケーションズの中の人
<スモールアプリまわり>
アプリ履歴キーを押すとSO-02Eと同じように表示されますが、Xperia ZLと同様、アプリの一括削除ボタンがありません。
<設定関連>
- モバイルネットワーク
設定>その他設定>無線とネットワーク>モバイルネットワーク>ネットワーク設定>ネットワークモード
SO-02Eでは出てこない「WCDMAのみ」の設定が可能です。 - テザリング
設定>その他設定>無線とネットワーク>テザリング
Bluetoothテザリングの項目があります。 - 端末情報
スループ突然死対策アップデートが降ってきてます。アップデートしてみようか考え中。 - 端末情報
*#*#7378423#*#*>Service info>Configration アンロック端末であることを確認(当たり前)
<STAMINAモード>
ちょっといろいろ忙しかったので初期設定してからなにも設定していなかったら電源管理アプリからお知らせがありました。「機器が待ち受けモードになることが多いようです。STAMINAモードを有効にすれば電池寿命を延ばせます。」との事。
このメッセージを見て思ったのですが、STAMINAモードは通常利用時の電池の持ち時間を延ばすだけではなく、もう一つの側面として、繰り返し充電をすると1年くらいでバッテリーもだいぶ弱ってきて交換が必要になる→ユーザでは交換できない→SIMフリーだとどこに依頼する?→その間の代替機は?→ぐぬぬ。。 となるためなのか!と。
そんなメーカーの想いを(たぶん)聞いていながら搭載しなかったキャリアは重罪!タイ━━━━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━━━━ホ!!ww
とはいえ、SO-02Eにもいつかのアップデートで搭載されるみたいなので首を長くして待ってみたいと思います。
これから常用に向けてSO~02EのTitaのデータから個別に戻してみるつもりですw (kitはそのまま使えるはず)
できるか分かりませんが、これにSO-02Eのftf焼いてみたりとかもできたら良いなぁ。。。(来週は仕事が結構忙しそうで・・・)