MWC2014(モバイル・ワールド・コングレス)、毎年スペインのバルセロナにて開催される国際モバイル見本市において2014年上期*1のフラッグシップ機としてXperia Z2が発表されたのは周知の通り。
Xperia Z1と比べ、幅は74.0mm→73.3mmとほんのちょっとだけ狭くなっているのにも関わらず、画面サイズは5インチ→5.2インチと大型化し、重量も170g→163gとなるそうです。*2
そのXperia Z2の情報を収集する中でかなり気になる記事が。Xperia Z2の日本語文字入力「POBox Plus」をご紹介【VIDEO】という記事です。
http://rbmen.blogspot.jp/2014/02/xperia-z2pobox-plusvideo.html
スマートフォン・タブレットに関する最新情報を集めたブログです
POBoxマニア好きだからこそわかる(かもしれない)視点で考察してみたいと思います。
*1 『上期の』フラッグシップという言葉を商品企画部門・UX商品企画部 統括部長 黒住氏が言われています。
*2 発売予定とウワサされるドコモ版にはきっとワンセグチップやFeliCaチップなどが載るはずなので数g増える気がします。
POBox Plusとは
現在の最新OS(Android4.3)におけるPOBox Touchのバージョンは6.2.1.A.0.5です。(Xperia V ビルド9.2.A.0.295)
氏の記事には新バージョンPOBox Plusのバージョンの記載がありませんが、7.x系に進化してるのでしょうか。
こちらがPOBox Plusのパネル。文字入力キーの上部に見慣れないアイコンが並んでいるのと、「ツール」というアイコンが新しいです。
上部のバーの部分を拡大してみました。
右からキーボード一覧設定、音声入力、キーボードサイズ調整、一番右が設定メニューのようです。
キーボード一覧設定
各種入力モードでのキーボード表示方法を設定する機能のようです。今までは「あA」キーを長押しして設定する部分と、設定>言語と入力>POBox Touch>ソフトウェアキーボード設定からじゃないと設定できなかったのがこちらに統合されたことは非常に良いですね。POBoxに慣れないと設定変更はかなり煩わしかったですが、これは非常にシンプルで良い!
Google音声入力
こちらは言わずもがな。そのままです。使ったことないですけどw
片手キーボード(キーボードサイズ調整)
従来のキーボードサイズ調整は「片手キーボード」という名前に変わったのでしょうか。
アイコンタップするとスルスルーとキーボードサイズが変わり、アイコンの位置も変わります。これによってデフォルト(最大サイズ)なのか、サイズ調整モードなのかの状態を表しているようです。
アイコンの位置が変わると混乱するのであまり良いとは思えませんが、そんなにしょっちゅう変更するものでもないので良いのかな。。。
動画では確認できませんでしたが、長押ししたらサイズと位置の調整ができるのかもしれません。
設定メニュー
ここは大きく変わっています。
拡大してみました。
上部のバーの設定項目もありますが、従来のPOBox Touchの機能が踏襲されているようです。新機能はここから見出すことはできません。設定項目がひとまとめになり、初めて使う人にも非常に分かりやすくなったと思います。
手書き文字の進化!?
現行POBox Touch 6.2系で漢字もサポートされましたが、手書きモードが2種類ありました。POBox Plusになってこれが1つに統合されたのでしょうか。設定メニューには1つしかありません。
また識字率が上がったりということはあるかもしれませんが、こういう情報はなかなかリリースされないので。。。
動画から確認できなかったこと
いくつか気になった点を今後自分で触った時に確認したい点を備忘録として残しておきます。
- オンライン辞書は使えるのか?
文字入力している時に右メニューに「候補」とあるので、従来通り長押しするとオンライン辞書が使えるといいのですが・・・ - 「ツール」を押すと何が表示される?
動画では押しているところが確認できず。。 - 記号、顔文字の出し方は?
POBox Touch 6.2系は「123」キーを長押し、もしくは「123」キーを上にフリックして記号・顔文字を表示させる必要がありました。ここの変更点はあるのでしょうか。非常に面倒なんですけども、今のバージョン。 - まさかこのモードは・・・
QWERTY慣れしていると奇想天外とも思えるこんなキーボード配列。残してるんですよね、きっと。。。いろんな世代の方が使うには必要なモードですものね。そういえばカーナビも未だにこの配列のモデルもありますよね。そうですよね。。。
POBox Plusは「Plus」の名に恥じない機能を実装し、更に進化したようです。実機を触れるのはまだ当分先になりそうですが、今からとても楽しみです!
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ヒトリゴト・・・
ご承知の通り、Xperia Zは新生ソニーとして初めて2013年1月に発表したフラッグシップモデル。でものちに「スタディモデル」として語られるようになってしまった感があります。
次のフラッグシップ、Xperia Z1の発表まは9月、ドイツ・ベルリンで開催されたIFA 2013プレスカンファレンスで「最強のスマートフォン」として発表されました。
そして舌の根も乾かぬうちに、たった4ヶ月後の2014年2月にXperia Z2の発表。いくら最先端を行く、と宣言したとしてもこのペースで出され続けると、いつ最新で最強のXperiaを手に入れたらいいのか分からなくなりますよ?>ソニー様