5月8日にKDDIからXperia ZL2(SOL25)、Xperia Z2 Tablet(SOT21)が発表、そして5月14日にはドコモからXperia Z2(SO-03F)、Xperia A2(SO-04F)、Xperia Z2 Tablet(SO-05F)の発表が予定されています。
Xperia ZL2については【ZL2】au向けXperiaはソニモバの本気なのですか?で考察しましたとおり、プレミアムモデルとは程遠いデザインという印象で、位置付けとしては新興国市場向けのLTE対応端末「Xperia T2 Ultra」と同じような普及モデルになるのでしょうか。
今回もExpansysさんからお借りすることができましたのでひと通り触ってみたいと思います。
Xperia T2 Ultraとは
Xperia T2 Ultraは主に中国や中東、アフリカ、アジア太平洋地域のメインストリーム市場をターゲットにした機種で、スペックは国内Xperiaに比べるとチープなのですが、小気味よい動作や昨今の5インチクラスのXperiaに比べてサイズのわりに非常に軽く感じられ、「これRAM/ROM容量増やせば日本でも売れるんじゃないか?」というレベルだと思います。
<スペック>
サイズ | 165.2 x 83.8 x 7.65 mm |
重さ | 172g |
画面サイズ | 6.0インチ |
解像度 | 720 x 1280(HD) |
ディスプレイ | TRILUMINOSディスプレイ、Mobile BRAVIA Engine 2 |
SoC | 1.4 GHz Qualcomm MSM8928 Quad-core |
RAM/ROM | 1GB/8GB |
外部メモリ | microSD(32GB) |
3G/LTE | 【D5303】 ■3G:850 (Band V), 900 (Band VIII), 2100 (Band I) MHz ■GSM:GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz ■LTE:Bands 1(2100MHz), 3(1800MHz), 5(850MHz), 7(2600MHz), 8(900MHz), 20(800MHz) 【D5306】 |
カメラ | 13メガピクセル(Exmor RS® for mobile) HD video recording (1080p) |
防水 | × |
NFC | ◯ |
*赤文字は日本で使える可能性のある周波数。詳しくはホワイトペーパーでご確認を。Xperia™ T2 Ultra White paper (577 kB)
ROM/RAMが2世代前のXperia並で非常に少ないこと、解像度がフラッグシップモデルのフルHDでないこと、防水ではないことさえ問題なければかなりオススメなXperiaです。
外観チェック
手持ちXperia Z UltraやZ1とも比較してみました。
<Xperia T2 Ultra単体>
ベゼルまわりが白いのはXperia SP以来のお久しぶり。ちょっと新鮮ですね。フロントの上下にあるスピーカーらしき部分は通話用のスピーカーとマイクです。
リアパネルの下部のXPERIAロゴ下のラインはスピーカーです。Xperia T2 Ultraを机の上にべったり置いて音楽や動画再生すると音がこもってしまいます。ほんの少しでもリアパネルを浮かせると見違えるような音が響き渡ります。(モノラルですが)
側面の様子。6.0インチという大画面ですがストラップホールがありません。これは地味に痛い。。。片手持ちには非常に不安定。
右側面のボタンの並びはこれまでのXperiaと同じく、上からイヤフォン端子、(SIMスロット)、電源ボタン、音量ボタン、シャッターボタンの順に並びます。
左側面には剥き出しのUSBコネクタ、microSDスロット。そう、マグネット式の充電端子がなく、左側面はスッキリとした印象です。
端末の上下。
カメラのレンズが微妙に段差となっています。
<Xperiaファミリーとの比較>
6.44インチのXperia Z Ultraと5.0インチのXperia Z1と比較しました。Xperia Z Ultraってやっぱり巨大です。Xperia T2 Ultraはベゼルまわりが白い(本体色)のため画面が小さく見えますが。。。
重ねてみました。
6.44インチと5インチのちょうど中間サイズ。
四隅の面取りされた感じはZ系のデザイン。Xperia ZL2のデザインとは違うライン。
持ってみた感じは
さすがに6インチともなると大きいです。ですが、Xperia Z1(170g)とほぼ同じ重さなので軽く感じられます。(見た目の重さの感覚と実際の重さに差があるためだと思いますが)
私のXperia Z Ultra(212g)にはガラスフィルムを貼っているため更に重く、Xperia T2 Ultraの軽さがより引き立っているのかもしれません。
実際に使うときには上の画像のような持ち方はしません。下記は実際にフリック動作をするときにどうなるかをやってみました。
ストラップが装着できないので、非常に不安定になります。ソフトウェア編で考察しますが、このXperia T2 Ultraには「片手操作」に有用なホームボタンダブルタップで通知バーを引き下ろす機能がありますが、この機能が完全に生かされないのが非常に残念。
この片手操作機能は今のところXperia T2 Ultraのみに実装されています(そのはず)
外観編は以上となります。
次回はソフトウェアを中心にを考察したいと思います。