XperiaにおけるAndroidアプリ考察

【M2】低価格Xperiaの最新モデルは決してエントリーモデルではないと思った

海外SIMフリースマートフォンの輸入販売ではたいへんお馴染みのExpansysさんからXperia M2(3Gモデル)をお借りすることができましたのでレビューしたいと思います。

Xperia M2の位置付け

Xperia M2は2014年2月24日のMWC2014で発表、発売は5月中旬です。最近は発表してから発売まで時間がかかるようになってきた印象があります。

名前に「2」がつくとおり、2013年に発売されたエントリーXperiaであるXperia Mの後継という位置付けになると思います。フラッグシップ機に通ずるデザインをまとい、サイズや解像度も進化しました。

主に新興国市場向けとして販売されておりますが、昨今では新興国でもLTEが整備されてきたこともあり、このXperia M2はLTEモデルも存在します。(お借りしたのは3Gモデルです)

スペック一覧

(詳細はホワイトペーパーでご確認を)

項目 Xperia M2(D2305)
SoC 1.2 GHz Qualcomm MSM8226 4コア
サイズ 139.65 x 71.14 x 8.64 mm
重さ 148g
画面サイズ 4.8インチ
解像度 540×960 (qHD)
RAM/ROM 1GB/8GB
microSD 最大32GB
本体色 White、Black、Purple
カメラ 8Mピクセル
防水・防塵 ×
ネットワーク UMTS HSPA+ 900 (Band VIII),
850 (Band V), 1900 (Band II),
2100 (Band I) MHz
GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz

※D2303というLTEモデルの対応周波数は以下のとおりとなります。D2306もありますが日本では対応周波数なし。

LTE Bands 1, 3, 5, 7, 8, 20 (2.1GHz、1.8GHz、850MHz、2.6GHz、900MHz、800MHz)

BAND 周波数 DCM SBM KDDI
1 2.1GHz
3 1.8GHz
5 850MHz
7 2.6GHz
8 900MHz
20 800MHz

エントリーモデルということで、RAM/ROM容量に若干の不安がありますが撮影した画像をmicroSDに逃せば十分実用的だと思います。

外観チェック

特徴的なのはフロントパネルが外装色と同じであること。ここのところのXperiaは本体色がどんな色であっても目に見えるフロントパネルが黒でしたが、ついXperia X10を思い出してしまいました。

せっかくなのでX10と並べてみました。(SO-02Cもあったので白3台で)エントリーモデルと言いながらも巨大化してる様が見て取れると思います。

サイドのボタン類はフラッグシップ機同じアルミ削り出し(?)の電源ボタン。

スロットはmicroSDとSIMが1つのカバーで収まるようになっています。

底部は全面スピーカーとなっています。(とストラップホール)

防水ではありませんのでUSBコネクタにキャップはありません。

ソフトウェアまわり

Xperia M2のOSはAndroid4.3。最新のAndroid4.4ではありませんが、通知領域にトグルと通知が一体となっている点では個人的にAndroid4.4」より4.3のほうが好きです。非常に使いやすい。

分断されてしまったのは決してソニーのせいではなくAndroid OS側の話なので文句は言えないのですが。(ソニーは新体制以降、極力素のAndroidOSの機能を使うという方針を掲げたと記憶してます・・)

お借りしたモデルには日本語入力アプリPOBoxがインストールされていませんでしたので考察できず。

シンプルな音設定・画面設定です。直射日光下では見づらいこともありますが、それ以外は特に問題なし。

動作に関してはベンチマーク取ってみました。

制作: AnTuTu
価格: 無料
平均評価: 4.5(合計 150,035 件)

posted by: AndroidHTML v2.3

この値が高いのか低いのかはよく分かりませんが、TwitterやFacebookなどのSNSやwebブラウザ使うレベルであれば何も問題ありません。動作の引っ掛かりも一度もありませんし。

このスペックが3万円程度で手に入るなんて驚きです。LTEモデル(D2302)も30,920円と破格です。

これから総務省によるSIMフリー化やキャリア契約の2年縛りを見直す動きがあり、今後は端末の販売と回線契約が別になるかもしれない動きもあります。

総務省が携帯2年縛りの見直しへ - ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/8852297/

携帯電話の2年契約縛りを見直すと、総務省が発表した。新規参入や競争を促進し、高止まりする通信料金の引き下げを図るとしている。SIMロックは、一定期間利用した後に、解除を義務付けることを検討している

いつかグローバルモデルも大手を振って利用できるようになるかもしれませんね。そういう時にも、これだけのスペックの端末が低価格で購入できるわけですから、やっぱりエントリーモデルからも目が離せませんね。