XperiaにおけるAndroidアプリ考察

【E1 dual】唯一のWALKMANキーを持つXperia E1 dualで100dBを体験してみた

発売からだいぶ経ちますが、ようやくXperia E1 dual(D2105)をExpansysさんからお借りすることができましたので考察してみます。

Xperia E1 dual、Expansysさんでは2014.8.24現在、13,100円という非常に安い価格で手に入れることができます。

Xperia E1 dualについて

Xperia E1 dualは4インチサイズの新興国市場向けの2014年モデルで、その名の通り2枚分(WCDMA/GSM or GSM/GSM)のSIMカードスロットを持ちます。(日本ではGSMは使えないので実質1スロットのみ、サイズは通常SIM) 以下に基本仕様をまとめておきます。

 Xperia E1 dualのホワイトペーパーはこちら:http://developer.sonymobile.com/downloads/whitepapers/sony-xperia-e1-white-paper/

<主要端末仕様>

名称 Xperia E1 dual
本体サイズ 118 x 62.4 x 12 mm
SoC MSM8210
(1.2 GHz dual-core)
RAM/ROM 512MB/4GB
外部メモリ microSD 32GB
対応周波数 WCDMA 900MHz, 2100MHz
GSM 50, 900, 1800, 1900 MHz
LTE 未サポート
重量 121g
画面サイズ 4インチ
解像度 WVGA
(800×480ピクセル)
カメラ 3Mピクセル
防水 ×
NFC ×
電池容量 1700mAh (取り外し可 BA900)
OS Android 4.4.2
(出荷時は4.3)
カラー
Black, White, Purple

端末仕様だけを見るとLTEにも対応していないエントリーモデルですが、最大の特徴は端末の上部にある「WALKMANボタン」です。

Xperia E1 dualは最大100dB(デシベル)の大音量で音楽を再生できるスピーカーを持っていて、ClearAudio+をONにすることでWALKMANの名に恥じない深い低音とクリアな音を再生することができます。

、、、という触れ込みなのですが残念ながら昨今のハイエンドXperiaのほうが音も迫力も断然上。。モノラルスピーカーのXperia Z1 fや同じくエントリーモデルのXperia C(D2305)と較べても・・・あれ??^^;

気を取り直して外観チェックしてみます。

外観チェック

久しぶりの小型サイズ。

デザインは2013年Xperia Z1の流れをくむスタイルを継承していますが、随所に質感の違いを感じることができます。ボディはプラスチック製です。

電源ボタンもプラスチック製(っぽい)。メタル素材でない電源ボタンは初めて??またこれまでの2013-14年Xperiaは電源ボタンの下に音量キーがあったところ、Xperia E1 dualは電源ボタンの上に音量キーがあります。WALKMANボタンと何か関係があるのか??

背面には筐体サイズにしてはかなり大きめのスピーカー「カバー」が。

実際のスピーカーはこちら。音を響かせるためのスペースは皆無に近い中でこれだけのスペースを用意し、この小さな筐体から100dBの大音量を出せるのはさぞ大変だったことでしょう。

画面サイズが4インチといえばX10。同じサイズですので比べてみました。

厚みはXperia E1 dualのほうが1.1mm薄いです。

重ねてみました。改めてX10のデザインは良いなぁ、と。またこれ(の中身最新化した版があれば)使いたいなぁ・・・

Xperia E1 dualはリアカバーが外せます。底部のストラップホールを兼ねた凹みに爪を掛けて上に持ち上げるとガバっと開きます。

開くと中はこんな感じです。電池はBA900。電池パックの下に標準サイズのSIMスロットが2つ。

microSDスロットは電池を外さないでも挿入できるように改良されています。(でもぴったりすぎて取り外せなかった。。爪が長ければ取り外せるかも)

ソフトウェア周り

お借りした時はAndroid4.3だったところ、ソフトウェア更新があったのでAndroid4.4.2になりました。2014年Xperiaとして最新のOSが搭載されています。

同じOSなのでUI自体に大きな差はありません。至って普通のXperia。

ただ日本語入力(POBox)はインストールされていませんのでGoogle日本語入力やATOKなどをインストールする必要があります。

音設定と画面設定。音設定はWALKMANを謳うだけあって、Clear Phase(ClearAudio+) + xLOUD機能があります。画面設定は至ってシンプルなもの。

動作に関する確認

正直このご時世でデュアルコアはサクサクとまではいきません。操作にちょっと突っかかりがあったりする場面もちらほら。ベンチマークは気にしてる方もいらっしゃるのでAntutuだけ取ってみました。

この値が低いのか低すぎるのかは私はよく分かりませんが、数値的にはこんな感じです。

まとめ

1万円前半でWALKMAN機能を売りにした「Xperia」が買えると思えば非常に安いのかもしれません。音楽を純粋に楽しむためのWALKMANとして使い、必要であれば3G通信もしようと思えばできる、という感じでしょうか。

来年2015年にも総務省は「技術基準適合証明(技適)」と呼ばれる技術認証制度の規制緩和を検討するという動きもあり、また「格安SIM」と言われるMVNOサービスも百花繚乱と、SIMフリー端末への追い風が吹きつつある今日この頃。

今すぐは購入しなくても、グローバルXperiaにそろそろ目を向けてSIMフリーが日本で合法的に使用できるようになったらすぐに動けるよう、情報収集を始めるのにも良い頃かもしれませんよ。