Xperia考察ブログなのですが、、、
いよいよ新型iPhoneが発売されます。既に予約も始まってますが、思いの外ガラガラとか。
iPhone6予約にヨドバシ仙台へ、14時50分現在、SB11人、au3人、docomo1人 やはりカケホーダイ必須が影響してるのかな。
— なりしん (@oinari_sama) 2014, 9月 12
これまで大きくなったと言われてもAndroidユーザからすると「今どき4インチかよ!ちっさ!!」くらいものすごく小さいサイズだったiPhoneがいっきに4.7インチ/5.5インチになったらそりゃビビりますよね。落としそうだとか。(実際よく落としてる人見かけますしガラス割れたまま使ってる人とかも見ます)
I couldn’t help myself, sorry. pic.twitter.com/NrwbqHMVL4
— Ron Amadeo (@RonAmadeo) 2014, 9月 9
Androidユーザからはこんな揶揄もありますが、片手サイズは捨てがたい気持ちも分かります。私も小型モデル欲しいです、でもXperiaでなら、ですけども。
こんな記事もありました。(-iPhoneユーザーの半数が「iPhone 6」に変更する気なし! – マイナビニュース調査 (1) 現状のiPhoneに満足しているiPhoneユーザー | マイナビニュース)
これまで日本におけるiPhoneはキャリアモデルしか買うことができませんでしたが、iPhone 5s/5cは突然Apple StoreでSIMフリー版が買えることになり、今回のiPhone 6/6 Plusは初めからSIMフリー版を購入することができます。
さて、どちらを選ぶほうが良いのでしょう。
昨今の携帯電話会社(以降 キャリアと称します)は通話定額契約が必須になり、毎月の支払いが安くなる方は非常に少ないという状況です。それであればSIMフリー版の購入も視野にいれて検討したほうが良いのではないか、ということでこのコラムでは主に費用面で比較してみたいと思います。
SIMフリー版とは
まさかと思いますが、SIMフリーって、、、は解説の必要はないですよね?念のため簡単にまとめてみます。
日本のキャリア(ドコモ・KDDI・ソフトバンクモバイル)で契約すると、日本国内ではそのキャリア及びその系列MVNO(格安スマホと言われるアレ)でしかiPhoneを使うことができません。auで契約したiPhoneをドコモで使うことができない、ソフトバンクで契約したiPhoneをauで使うことができないのです。端末自体はどちらのキャリアでも使えるモデルであるはずなのに、キャリアがそれを制限しているのです。
SIMフリー版iPhoneとは、こうしたキャリアの垣根を超えて自由にSIMカードを差し替えて利用することができるモデルです。
キャリアが当初考えていたSIMフリー版の主な用途は、海外旅行や海外出張で現地のSIMカードをそのまま使えることで自分たちには無関係だと思っていたかもしれません。
昨今の格安SIMを使って通信費の節約ができることから非常に危機感を持って料金設定を考えているはずですし、利用者はSIMフリー版に対し、トータルコスト面で大きな期待を寄せているのが現状だと思います。
今回SIMフリー版をオススメするのはこれだけではありません。これから以下にまとめていきますが、昨今導入された通話定額による毎月のコストアップに対し、これまで利用してきた契約内容を踏襲したまま、最新のiPhoneを使うことができるのが、このSIMフリー版なのです。
SIMフリー版はキャリアの契約を伴いませんので、本体をそのまま購入し、手持ちのSIMカード、ドコモのでもauのものでもソフトバンクのものでもネットワーク設定さえすればすぐに利用できます。そしてこれまで使っていたiPhone(Android)は予備機として手元に残したり、子どもに使わせたりできるのです。
SIMフリー版の購入は基本的に一括購入となりますが、キャリア契約と同じように割賦販売(Appleローン)で購入することもできます。
キャリアモデルとSIMフリー版の価格比較
ここで一括購入時の税込み価格を比べてみます。(9/13 21時時点でドコモは未発表)
SIMフリー | ドコモ | KDDI | ソフトバンク | ||
iPhone 6 | 16GB | 73,224円 | 未定 | 72,360円 | 70,080円 |
64GB | 86,184円 | 未定 | 85,320円 | 83,280円 | |
128GB | 96,984円 | 未定 | 96,120円 | 94,080円 | |
iPhone 6 Plus | 16GB | 86,184円 | 未定 | 85,320円 | 83,280円 |
64GB | 96,984円 | 未定 | 96,120円 | 94,080円 | |
128GB | 107,784円 | 未定 | 99,360円 | 99,360円 |
SIMフリー版はキャリアモデルに比べ若干高いです。キャリアモデルはこの端末費用を12回もしくは24回の分割ができるのに対し、SIMフリー版はAppleローンで6回~60回の分割購入が可能です。ちなみに今年の9月末までは金利0円キャンペーン中です。
http://store.apple.com/jp/browse/finance/loan
現在契約中の料金プランを変更したくない方、また近々キャリアを変更したい(MNP)けどあと数ヶ月契約期間が残っていて、違約金と端末分割金の残債を払いたくない、けれど最新iPhoneが欲しい!という方、話題の格安SIMを使ってみたい、という方も多いことでしょう。
MNPする場合、以下のようなやり方で最新iPhoneを手に入れることができます。
- SIMフリー版を購入(分割でも可)
- 現在契約しているキャリアとの契約満了まで待つ
- 25ヶ月目で円満解約
- MVNO(通話付き格安SIM)を契約
- 端末のローン支払い+MVNO契約の合計<キャリア契約時の携帯費用
という選択肢も十分に考えられるのではないでしょうか。残債を残したままMNPする場合は以下の例のようにドサッと負債を背負うことになります。
次に通話定額に関してもう少し書いてみます。
通話定額とは
今夏に各社が一斉に通話定額プランを打ち出し、これまでの基本料金980円が2,700円と大幅にアップしますが、au以外は今後の契約(機種変更も)はすべて新プランで、というものです。
ドコモ:カケホーダイ&パケあえる : 料金表 | 料金・割引 | NTTドコモ
KDDI:電話カケ放題プラン | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au
ソフトバンク:新料金プラン「スマ放題」 | モバイル | ソフトバンク
もちろん、これら通話定額にプラスしてインターネット接続サービスとして300円に加え、パケットプランへの加入が必要です。新プランを選択すると、毎月の利用料は単純に基本料金の差だけで1,720円の増額となります。
キャリアではキャリア指定のプランを契約することで毎月の割引が受けられますが、この通話料定額による増額がその恩恵を受けられるボリュームがが極小となってしまいます。
それを見越したのか、auの場合は新プラン「電話カケ放題プラン」、もしくは「LTEプラン」で契約することができます。従来プランの場合でも毎月割も受けられますので、現時点ではauでiPhone 6を契約することが現時点ではベストかと思います。
と、ここまで書いた段階でソフトバンクモバイルも先ほどまで通話定額契約必須だったところ、従来プランでも毎月割が受けられるようにこっそり変更された模様。
- ソフトバンク、二度目のiPhone 6価格プレスPDF修正。通話定額無しの旧プランでも月月割が適用と明記|ガジェットショット
残すは費用をまだ発表できていないドコモがどうなるかによりますね。何しろドコモはドコモスマートフォン(Android機)の月々サポートを受けるには新プラン必須と案内済みであり、iPhone 6/6 Plusだけは従来プランでも契約可、となれば大騒ぎになりますし、せっかく持ち直しつつある契約数もまた減少に転じるのは明白。
さて、ドコモはこの窮地をどうリカバリするのか見ものです。
結論 – SIMフリー版は買いか?
これまでのところをまとめると、
- 一括で10万円も出せない! → Appleローン
- 月々サポートがない → 通話定額必須ならキャリアモデルである必要はない
→ いずれMVNO(通話可)を契約してコストを下げることも可能
という内容になりますでしょうか。
保証の観点ではもともとキャリアモデルであってもApple careによる保証ですので、キャリアによるサービスの差はありません。上記2点に納得できる方はSIMフリー版も十分視野に入れて検討できると思います。
でっかい方の新型を予約してみようかな、とこのコラムを書いていていろいろ調べていくうちにちょっとだけそんなことを思ってしまいました。(^^)