びっくりしました、Xperia Z3。こんなにもすごいのかよ!と。この感覚はXperia Z Ultraにも匹敵します。いや、それ以上かもしれません。そのくらいこれまでのXperiaとは別モノです。
これまでXperia Z3はドコモ新製品発表会当日にドコモスマートフォンラウンジで初めて触れて以降、先日のXperiaアンバサダーイベントでも国内キャリアモデルを触れる機会がありましたが、グローバルモデル(D6653)をExpansysさんからお借りしてじっくり触ってみてわかったこと、まとめてみます。
Xperia Z3にマジ惚れた!
こんなに良かったっけ?と自問自答してしまうくらいに素晴らしいのです。何がそんなに素晴らしいかというと、(もちろん個人的な感想ですよ)
適度な重量感が心地よい
世の中にはハイスペックでありながら軽量と言われるスマートフォンがあります。Samsung Galaxyシリーズ、LG NEXUS5などなど。
軽いことが悪いわけではありませんが、オモチャみたいにちゃっちく思えてしまうので、ある程度の「重量感」は必要だと思っています。Xperiaはパッと見た時に重量感ありそうだな、と感じさせるデザイン(角があると重そうに見える)だという印象を持っていて、開発陣はあえて軽そうに見せないのかな、と思ってました。
実際、これまでのXperiaフラッグシップモデルはお世辞にも軽いとは言えない重さでしたし、自分の中ではXperiaフラッグシップモデル=重量感あって当たり前という「刷り込み」がされていたかもしれません。
そんなXperiaでしたが、今回発表となったXperia Z3は重さ152gまでスリム化。
<過去のXperiaスマートフォンのZシリーズの重量遷移>
Xperia Z | Xperia Z1 | Xperia Z2 | Xperia ZL2 | Xperia Z3 | |
重さ | 146g | 170g | 163g | 167g | 152g |
今メインで使っているのがXperia ZL2ということもあり、Xperia Z3に比べたった15gしか軽くないのですが、数値以上に軽く感じられてものすごく快適です。
持ちやすさはピカイチ!
ここ2年でメイン端末としてXperia Z → Z1 → Z1 f → ZL2を使ってきました。(サブでXperia Z Ultraも)
いずれもオムニバランスデザイン、いわゆる「板」モデル(とその派生)です。これらZシリーズの持ちやすさを一言で表すと、Xperia Zは四隅の「カド」が尖っていて手のひらに刺さる感覚があり、Xperia Z1はその刺さる感覚は無くなりましたが、側面のデザインに段があったことで指ざわりはあまり良くなく、また一気に重くなりました。まさに「ずっしり」という言葉がふさわしいでしょうか。しかし重量バランスが良かったためか、落とす不安がなく何気にお気に入りでした。Xperia Z1 fはZ1の機能をそのままギュッと凝縮し、真の「手のひらサイズ」でありながらフラッグシップ機と同じく小気味よい操作感で大変満足してました。(ブラウジングは少々厳しかった。。。ですのでXperia Z Ultraも大変重宝していたのもこの頃です)
現在メインのXperia ZL2。これはランチパック形状が功を奏し、Xperia Z1で気になった側面の指ざわりも非常に滑らかで、適度な厚みも持ちやすさという点では非常に好印象。(しかしネットではたくさん叩かれてますが)
そしてXperia Z3、これまでの気になった点をすべてクリアしているのです。5.2インチと大型ながらも横幅も狭まったこと、歴代オムニバランスデザインXperiaの中で最薄となるも、カドの取れたコーナー部に加え、ラウンド形状の側面と相まって非常に持ちやすく、手の中に非常に収まりが良い感じ。
<過去のXperiaスマートフォンのZシリーズのサイズ遷移>
サイズ | Xperia Z | Xperia Z1 | Xperia Z2 | Xperia ZL2 | Xperia Z3 |
幅 | 71mm | 74mm | 73.3mm | 72mm | 72mm |
厚み | 7.9mm | 8.5mm | 8.2mm | 10.8mm | 7.3mm |
高さ | 139mm | 144mm | 146.8mm | 137mm | 146mm |
本当に微々たる数値の差ですが幅と厚みからXperiaを手に持った時の感覚ってこんなに繊細なんだな、と実感します。(比較しているのがXperia ZL2なので差の感じ方は人一倍かもですが)
ちなみにXperia Z Ultraは側面が骨ばってるのと厚みが6.5mmと薄すぎてケース無しで使うと非常に違和感あったので、フリップカバー付きケースに入れて使ってちょうどいい感じです。(薄さを犠牲にしないようケースと端末を何度もはがせる粘着テープで固定するタイプ)
#Xperia Z3のオプションケース(小窓付き)も同じ固定方法です。
高い質感にこれ以上何を求めれば?
どこから見ても妥協を感じさせないデザインはこれまでのXperia歴代モデル最高峰といっても過言ではないです。このマテリアル感というかかたまり感にすっかり魅了されてしまいました。
骨格(フレーム)とボディに金属をまとい、コーナー部は落下時の衝撃吸収のため強化樹脂を採用し、デザイン的にもアクセントとなっている点も◯。(ここが気に入らないという方も散見されますが)
ただ今回お借りしたXperia Z3はCopper(銅色)で、側面部の色とコーナーの樹脂部分の色と質感が若干違うところがちょっと気になりましたが・・・。
そしてボタン形状やSIMスロット、microSDスロットのキャップも丸みを帯び、端末全体のデザイン感と統一されていて非常によい好印象を与えてくれます。
フロントデザイン、Copperは黒です。画面消灯時にはフロント全面が黒に統一されています。今回Xperia Z3ではホワイトをメインカラーとし、フロントパネルもホワイトに仕上げていますが、個人的にはこのブラックパネルのほうがプレミアム感が漂っていると思います。これまでどんなに目を引くカラーバリエーションがあっても敢えて「ホワイト」をチョイスしてきた自分ですが、そろそろ転換期が訪れた気がしたり。
まとめ
サイズ感や持ちやすさの観点は端末選びで最も重要な点です。しかもこのXperia Z3は2014年下期(3-4Q)のフラッグシップモデルですのでスペックを気にする方にもオススメです。
今回お借りしたXperia Z3を搭載されているソフトウェアやUIの観点、進化したカメラや個人的に初となる音響の観点でもいろいろ考察してみたいと思います。どうぞお楽しみに!