XperiaにおけるAndroidアプリ考察

【E4】Xperia E4はエントリーモデルの常識を完全に変えた!!

2015年モデル一発目のレビューです。今回もExpansys Japanさんからお借りしました。

Xperia E4は2015年モデルとして1月のCES(米国家電見本市)にXperia Z4 Tabletと共に発表され、3月に3G版(デュアルSIM版)発売が開始されました。
は じめて現物を手にして最初に思ったのは「ぜんぜんエントリーモデルじゃない!」でした。質感はどこかのソニーグループの製品名を台無しにした例のアレに比 べても段違いです。ベゼルを極限まで狭めたところもスマートフォンのトレンドをしっかりと押さえていてものすごく好印象。
Xperia E4はグローバル市場に向けて対応周波数帯の違い、及び3G版。LTE版という複数のモデルが存在しています。

 

 

さらにLTE通信に対応したXperia E4gまで含めると全部で10モデルもあります。さすがグローバルモデルですね。

 

今回お借りしたのは「E2115」という3GデュアルSIM(WCDMA/GSM・GSM/GSM)モデルです。外観やスペックを中心にレビューしてみたいと思います。

 

 

 

Xperia E4とE4g、実は別物です。

この考察を書いていて気づきました。Xperia E4gはLTE対応、E2003はNFCにも対応していてどうせならE4gだよなぁ、と思っていましたが、スペックも別なのでちょっと考えてしまいますね。

次章でスペックを比較してみます。

 

 

Xperia E4・E4gのスペックを確認する

Xperia E4gはE2003というモデルで比較してみました。これはExpansysさんで仮予約できるXperia E4gがE2003になっているためです。

whitepaper(詳細仕様)はこちらから確認できます。

Xperia E4 (E2115):http://developer.sonymobile.com/downloads/whitepapers/xperia-e4-dual-e2114-and-e2115-white-paper/

Xperia E4g:http://developer.sonymobile.com/downloads/whitepapers/xperia-e4g-e2003-e2006-and-e2053-white-paper/

 

Xperia E4 Dual(E2115) Xperia E4g(E2003)
OS Android 4.4.4 Android 4.4.4
SoC 1.3 GHz MTK MT6582 Quad Core 1.5 GHz MediaTek MT6732 Quad-core
サイズ
(高さ×幅×厚み)
137 x 74.6 x 10.5 mm 133 x 71 x 10.8 mm
重さ 144g 135g
液晶サイズ・解像度 5インチ qHD(960×540) 4.7インチ qHD(960×540)
RAM/ROM 1GB/8GB 1GB/8GB
microSD 最大32GB 最大32GB
カメラ画素数 500万画素 500万画素
防水 非対応 非対応
NFC 非対応 E2003のみ対応
対応周波数
SIM 1: UMTS HSPA+ 850(Band V), 1900 (Band II),2100 (Band I) MHz
GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
SIM 2: GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
*E2003の対応周波数
UMTS HSPA+ 900 (Band VIII), 850 (Band V), 1900 (Band II),2100 (Band I) MHz
GSM GPRS/EDGE 850, 900, 1800, 1900 MHz
LTE Bands 1, 2, 3, 5, 7, 8, 20

変わっているところはSoCがMTK(MediaTek:メディアテック社)のものになっています。これまでのXperiaのほぼ大多数がQualcomm(クアルコム)社のものでしたが、コスト面で有利なMediaTek社のものを採用しています。

また、やはりLTE・NFCは欲しいところですが、画面サイズやデザインでどちらを取るか、微妙な感じです、個人的には。。

 

 

Xperia E4gの外観レビュー

今回お借りしたE2115のカラーはブラックです。

OSもAndroid 4.4.4ですし、デカいアイコンといい、パッと見た目はXperia Z3シリーズと変わりません。またベゼル(縁)の幅も細めです。Xperia Z3と並べてみても遜色ないレベルで、とても今風な感じです。

梨地仕上げのリアパネルです。NFCマークはありません。

このリアパネル、外せます。残念ながら電池は外せませんが、SIMカード、microSDカード用のスロットがあります。お借りしたE2115はデュアルSIMモデルのため、SIMスロットは2つあります。

デュアルSIMはGSM(2G)+GSMはできますが、WCDMA+WCDMAの2枚差しはできません。日本ではデュアルSIMの恩恵は無いです。

 

側面を見てみます。

右側面には電源ボタンと音量キー。カメラのシャッターボタンはありません。

左側面はUSBコネクタとストラップホールのみ。

写真撮り忘れましたが上部にイヤホンジャックがあります。

このように決して安っぽくない外観は非常に好印象です。次に使い勝手など、ソフトウェア周りを見ていきます。

 

 

ソフトウェア周り

いくつかの観点で確認していきます。

OSまわり

Android4.4.4。見慣れたUIです。アイコンもでっかくなってますね。

 

日本語表示・入力

日本語表示は問題ありません。フォントも昨今のXperiaでは中華フォントではなくなっていますので全く違和感ありません。日本語入力ですが、フラッグシップモデルには必ずインストールされているPOBox Plusが入っていませんので、日本語入力するには別途ATOKGoogle日本語入力などを別途インストールすれば問題ありません。(アジア向けエントリーモデルではよくある仕様です)

 

UI周り

上記の通り、XperiaホームはXperia Z3などと全く同一です。機能的にもアプリ履歴から全アプリ終了もできますし、ステータスバーを開いた後、トグルスイッチの画面(パネル)への切り替えも横にフリックすれば切り替えが可能です。またトグルスイッチの並び替えもできます。このあたりは全く手を抜かれていなく、しっかりとXperiaしてます(笑)

 

設定メニュー

デュアルSIMモデルのため、デュアルUSIM設定という項目があります。SIM1にはドコモ・ソフトバンクなどが対応するWCDMA方式とGSM方式、SIM2はGSM方式のみを認識するようになっています。

残念ながらWCDMA方式の2枚挿しはできません。

 

またXperiaテーマにも対応、Playストアから様々なテーマをダウンロード、インストールできます。

 

フラッグシップモデルではおなじみのハイレゾやClear Audio+、X-Reality for Mobileには対応していません。

 

スタミナモードは健在。

 

 

まとめ

ハードウェアスペックとしては最新で、でもRAM/ROM容量のみ1GB/8GBと2013年モデルと同じくらいだと思うとそんなに抵抗なく受け入れられると思います。

またデザイン面でもそろそろ見飽きた一枚板スタイルではないラウンドエッジ、画面も狭額化されている点もGood。

ただ、やはりLTEに対応していないことは厳しいかなぁ、と思いますが、LTE対応モデルXperia E4gはデザインも画面サイズも違いますので、いろいろ考えてしまいますね。

このXperia E4 Dual、なんといっても価格が素晴らしいのです。Expansysさんでは4/5現在でなんと15,355円。MVNOで使うにも良い相棒になるかもしれませんね。白は入荷待ち、黒は残り3台だそうです。

<ホワイト>http://www.expansys.jp/sony-xperia-e4-dual-e2115-unlocked-8gb-white-274765/

<ブラック>http://www.expansys.jp/sony-xperia-e4-dual-e2115-unlocked-8gb-black-274764/

 

※こちらのモデルは日本の電波法には対応していません。海外旅行や海外出張での良き相棒になると思いますよ!