これまでに2回にわたってレビューしましたMVNO「もしもシークス」さんからお借りしたLTE版 Xperia Z3 Tablet Compact。この数日は結局自分のWi-Fi版を使うことは無くなってしまいました。
考察1:【MVNO】もしもシークスで好評発売中のZ3 Tablet Compactを使ってみた(1)で
考察2:【Z3 Tablet Compact】出先で使うならやっぱりLTEのモデルがいい
目次
なぜWi-Fiモデルを使わなくなったのか?
これはもう明白で、自身が親機として自立して使えることです。8インチサイズはどこに行くにも気軽に持ち歩けるサイズで、Wi-Fiモデル用に買った純正フリップケースもお借りしたLTEモデルがその座を奪いましたw
(左がWi-Fiモデル、右がLTEモデル。電話アイコンの有無くらいしか見分けがつきません。)
このケースに入れて出かけて、ちょっとした空き時間にもフリップを開けばパッとロック画面が表れ、ロックを解除すればそのまま使えるというのは本当にストレスがないです。私にはやっぱりこの「自立」して使えることが非常に重要なんだ!と改めて認識しました。
サイズ感を今一度確認してみる
8インチってどんなものか分からない、という声もあると思いましたので、iPad mini(初代)と並べてみました。
Xperia Z3 Tablet Compact:213×124×6.4mm、270g
iPad mini(Wi-Fiモデル):200.0×134.7×7.2mm、308g
約1.3cm縦長で約1cm細身です。重さの差は38gです。かなり小さめのタマゴ1個分くらいの違いです。ちなみに現行iPad mini 3のLTEモデルは341gですから71gの差:大きめのタマゴ1個分なので結構な差かもしれません。
もう一つ、家にあった7インチタブレットのうちでも小振りな部類に入るAQUAS PAD(SH-08E)とも比べてみました。
Xperia Z3 Tablet Compact:213×124×6.4mm、270g
AQUOS PAD(SH-08E):190 × 107 ×10.0mm、288g
重さはあまり変わらないものの、縦も横も小さいAQUAS PADのほうがずっしり重みを感じます。AQUAS PADは小さくていいんですけども、なにせ動作が酷くて・・・もうずっと使ってません。家族にも総スカン。^^;
サイズ感に関してはもう少し横幅が狭いと片手で持ちやすくなりますが、それでも270gという軽さのため長時間使っていても大丈夫です。
Xperiaといえば防水。もちろんタブレットも。
今でこそ防水スマートフォンは国産Android機では当たり前になりつつありますが、防水タブレットはまだまだ数少ないです。
そんな中、Xperiaのタブレットは10インチのXperia Tablet Z以降、ずっと防水モデルです。ですので、フロモバが非常に捗ります。お風呂に浸かりながらnasneで録りためたテレビ番組を見たり、スキマ時間もXperia Z3 Tablet Compactが大活躍です。
そして非常に軽いため、両手で持ってしまえばホントにラク。万が一浴槽にポチャンしてしまっても安心ですね。
最新OSにも対応できる
Xperiaはグローバル市場に向けて製品を開発、販売しています。そのうちの一部が日本のキャリア向けです。(比率は高いはずですが)
海外版Xperiaは最新OSへの対応や不具合修正はソニーモバイルが行い、検証後にメーカーとして製品アップデートが行われます。
しかし日本のキャリア(携帯電話会社)向けXperiaの場合、キャリアでもキャリアの個別アプリや動作検証を行うことに加え、新しい機種を売りたいがための「戦略」に巻き込まれることもあり、海外版は最新化されているのに国内キャリア版はキャリアの意向によって最新OSへのアップデートが見送られることもしばしばあります。
もしもシークスが販売するXperia Z3 Tablet Compactは「海外版SIMフリーモデル」ですので、ソニーモバイルが必要と判断したOSアップデートを受けることができます。
今はAndroid OSがAndroid 4.4からAndroid 5.0への過渡期で、Xperiaも既存Zシリーズ以降のモデルは(海外モデルには)Android 5.0にアップデートが進められていますが、今のところドコモ・au共にXperia Zシリーズに対するアップデートの情報は一切公表されていません。
このように常に新しい機能を使い続けることができるのは海外版Xperiaを利用する最大のメリットでもあります。
もしもシークスで購入するメリットは
Xperia Z3 Tablet Compactは正直、もう少し安価に購入する方法もあります。海外通販サイトでも購入できますし、Amazonでも海外通販サイト運営会社が出品していたりもします。(たまにヤフオクにも出品されたりもしますね)
少しでも安く「本体だけ」手に入れたい場合はこれらの購入方法もアリです。しかし、安さだけにとらわれると思わぬ落とし穴に落ちてしまうことも。。。
保証はやっぱり大切
これらの方法で購入した場合、初期不良や使用後の不具合という「保証」の面で結構手間がかかります。全て自分で交渉し手続き(海外通販の場合は発送先も国際宅急便となりますので送料もバカにならない)しないといけません。街中のドコモやauショップに駆け込んでも対応してもらえませんし。
その点、もしもシークスは(有償となりますが)最悪、新品交換してもらえるサービスにも加入できますし、サポート窓口も年中無休で電話対応してくれますので安心して購入できるところが非常に魅力です。
MVNO契約も同時に出来るのも非常に良い
また、本体だけで購入した場合はLTE通信ができるMVNOを探して契約して、SIMを挿してAPN設定して・・・という初期設定をしない限りWi-Fiでしか使えず、せっかくのLTEモデルなのにその恩恵を半分も受けられなくなってしまいます。
もしもシークスは初期の動作確認やAPN設定を済ませた状態で発送されますので、届いたらすぐに使い始めることができるのです。設定などに不慣れな方でも安心して使い始められますし、電話サポートも使えるのもとても魅力的です。
参考:【MVNO】もしもシークスで好評発売中のZ3 Tablet Compactを使ってみた(1)
データ通信が無制限
例えばフロモバでYouTube動画を見ながら一人カラオケしたり、出先でストリーミング(ダウンロード済動画を見るではなく)で動画を見たりすると、あっという間に2GB、3GBを消費してしまうものです。
もしもシークスはデータ通信量に「制限がありません」ので、とにかく思いのまま、使いたいだけ使えるのも非常に良いところ。
たしかに通信速度は爆速ではありませんが、通常の使用には問題ないと思います。
参考:【Z3 Tablet Compact】出先で使うならやっぱりLTEのモデルがいい
まとめ
スマートフォンの場合は「おサイフケータイ(FeliCa)」や「ワンセグ」などの日本独自仕様を利活用するためにそれらに対応していない海外モデルをメインで使用するのは難しいという人のほうが多いかもしれません。私もその一人ですし。
しかしタブレットの場合、そういう自分の中でのマスト条件がスマートフォンよりも緩いと思いますので、もしタブレットを購入するときにはぜひ「もしもシークス」のXperia Z3 Tablet Compactも検討の一つにしてみると良いと思います。
もしもシークス:Xperia Z3 Tablet Compact紹介ページ