ドコモ・auのXperia ZシリーズのうちAndroid 5.0へのアップデートが見送られた事に対し、ネットでざわついているのを受けてITmediaによる両社広報への取材を行った記事がITmediaサイトで報じられました。
考察ブログでも先週末に【Z1・Z1 f】ダメ元でドコモへのアップデート署名活動に参加してみよう!という記事をアップしたところ、色々なコメントを寄せて頂きました。キャリア寄りのご意見もありまして、個人的にもいろいろ考えさせられました。
しかし、全ての原因は「きちんとした説明がない」からこそこのような騒ぎになるわけで、もう少し明確な説明があればと思っていたところにこの記事が出たわけです。
※本エントリーは何が何でもXperia Z1・Z1 f・Aにアップデートして欲しい!!!!という話ではなく、キャリアはアップデート対象にはできなかった理由をもう少し明確にして欲しい!!!という主旨です。あしからず。
記事中の注目ワードを抜き出してみる
一度記事を全て読んで頂きたいところですが、
- au向けXperia Z1やZ Ultraなどは可能性を残す
KDDI広報部に確認したところ「する、しないも含めて未定」とのこと
. - ドコモの見送り原因は「キャリアアプリ」にあり?
具体的には、ドコモ独自のアプリが同社の基準を満たす動作をすることが確認できなかったため
. - 他モデルと比べても、スペック上は問題ないはず
2GBメモリが容量不足?→対象機種に2GBメモリ搭載製品あり、プロセッサ的な問題?→対象機種と同一
独自アプリが本当にアップデート不可の原因ですか?
上記キーワードの2. キャリアアプリに関して。ハードウェア的には上記の通りXperia Z1 / Z1 f / A・A2と同一SoC・RAM容量であるため、これがネックではないと想定します。そうなると「キャリアアプリ」が本当にアップデートできない問題なのか?と。
キャリアアプリは端末を問わずほぼすべての製品にプリインストールされているはずですから、ハードウェア的に同一であれば基本的に問題ないはず、と考えます。
さらに今週発売となるXperia Z4のOSがはAndroid 5.0ですが、もちろんキャリアアプリがてんこ盛りで搭載されていますよね?あっという間に抹殺される羊のiコンシェルとかとか。ですのでドコモアプリのAPIレベル問題でもないですよね?
ではなんでキャリアアプリの問題なのですか??
しかし、、、もしかしたら、、、というあくまで私見ですが。
キャリアアプリは確かに機種を限定しているサービスもあります。例えばdヒッツはレコチョクの音楽配信サービスのドコモブランド版ですが、Xperia Z3 Tablet Compactでは少し前までインストールできますが起動できない事象がありました。
(今は解決してます、Playストアには出てきませんが)
海外版Z3 CompactはPlayストアに表示されないけれど、インストールでき、動作も問題ないという事象が実際にあります。
このdヒッツアプリ開発に参画した方の話では、端末ごとに細かい制御がいろいろあって対応機種を限ってる…という話もあり、もしかしたらドコモではなくそういう連携サービス側の問題なのかな、と思ったりもしています。(dヒッツ等、あくまで第三者アプリだとしても「ドコモ」としてサービスを提供しているわけですから、あくまでドコモ側の問題となりますけども)
いちばん問題なのは!
それならそうときちんと情報を開示すべきなのです。そうすればみんな納得しますよ。(その原因の元が叩かれるかもしれませんが)
「どうせわかんねーだろ?」とすべてのユーザを十把一絡げで見てませんか?理由なんて聞いても意味が分からないユーザもいますよ、でも全部のユーザを同一レベルで捉えないで欲しいです。
すべてのニーズに応えるのはムリなのも分かりますが、何でもかんでもフラットでいいわけではないですよ。
例えばドコモは以前iアプリ開発者向けに詳細情報を公開していましたよね?今も開発者情報として「作ろうスマートフォンコンテンツ」なんかも公開してるわけです。
こういう形ででもきちんとした情報を公開すれば必要な人はちゃんと見て納得しますから。
ぜひご検討をお願いします。
(またauの英断にも期待したいですね)
最後の段落に激しく同意します。結局のところどんなに言い訳つけても、ユーザーを舐めてるようにしか見えないんですよね…。