XperiaにおけるAndroidアプリ考察

【Z5シリーズ】実機見て思った。XperiaコアなファンのXperia離れが更に進むんじゃないかと心配になりました…

既に各種メディアで報じられているように、9/29にauがXperia Z5を、9/30にドコモがXperia Z5/Z5 Compact/Z5 Premiumを発表し、本日よりホットモック(デモ機)が触れるとあって、仕事の合間を縫ってau SHINJUKU、ドコモショップ丸の内店で初対面してきました!

大きな期待を持って臨んだつもりですが、デモ機を触り終えたあと、これまでにない感覚に陥ってしまいまして。。。

まずはデモ機をちょっとの時間ですが触れてみた感想を交え、率直な思いをまとめてみます。

 

 

Xperia Z5(SOV32・SO-01H)

au版とドコモ版両方見てきました。ちなみにビックカメラ有楽町店でもau Xperia Z5はデモ機が2台設置されていました。

正面から見るとこれまでのXperia Z3~Z4と何が違うの?というくらい何も変わっていません。持った感じも「軽っ」と。でもデータシートを確認するとXperia Z4の144gに対しXperia Z5は154gと重くなってるのですね。手持ちのZ4にはガラスフィルムを貼ってるからか、Z5がとても軽く思えました。

・・・しかし、この軽さ、なんか安っぽく思えてしまうのです。中身が詰まった感じ、なんと言えばいいのかな「塊感」でしょうか、それが感じられなくて、ただただ安っぽくて・・・

例えが悪いかもしれませんが、NEXUS 5は130gしかなくて、プラスチッキーな筐体からホントに安っぽくて個人的には「これはないな」と。

各々がスマートフォンに求めるモノっていろいろあって、私はプレミアム感というか、カジュアルではなくて高い質感を求める(=価格相応の)タイプで、スペックは二の次な人です。

まさか大好きなXperiaに対して、しかもフラッグシップモデルに対してこんな感想を抱くとは思いもしませんでした。

そう思ったのはこの側面の処理からもそう思ってしまったのかもしれません。

これまでの金属の質感が感じられなくなってしまい、しかもラウンドエッジだった側面が「面」となってしまったことでシュッとしたデザインからモッサリしたデザインに感じてしまったこともあるかもしれません。指紋認証を兼ねた電源ボタンにするためにこのようなデザインになってしまったのかな、、、

Xperia Z4と並べてみました。

2台並べて置いてあったらどちらがプレミアム感があるか?といったら私は間違いなくXperia Z4を選びますね。(機能は同一だと仮定して)

 

背面の質感、これまではツルッツルだったのが、すりガラス状のパネルになったのは歓迎すべきところ。

ホワイトといってもリアパネルはシルバーに近い感じで、このように光を当てると鈍く光る感じはとても良いと思いました。手触りもザラッとしつつ指が引っかかるような感じでもなく、机の上においても滑りにくそうなところも良さそうです。

 

 

Xperia Z5 Compact(SO-02H)

コンパクトモデル、auから出て欲しかったところですが今回「も」見送られた感があって、とても残念。。ビビットな色使いであるのですが、光沢を抑えた感じでちょっと違和感を感じてしまいました。

(ブラックが写っていませんでした、、失礼しました)

 

違和感といえば、ビビットな色使いから軽快感を想像するところ、こちらも「より」直方体化してしまい、軽快感を感じることができません。もともとXperia Z1 fから続くコンパクトモデルは、Z1→Z4に至るまでに側面が直線からラウンドエッジ(曲線)化していったのと相反し、直方体路線で来ています。コンパクトモデルこそ側面のデザインを見なおして欲しかったと個人的には思いました。

もっとも、指紋認証兼電源ボタンとする以上、側面の形状はどうしようもないのかもしれませんが・・・

 

コンパクトモデルでは初となるキャップレスmicroUSBコネクタも採用され、使い勝手は向上しています。(*)

*側面の充電端子を使ったほうが便利じゃん!という声もありますが、両方を使ってみた結果、そのままブスッと充電ケーブルを挿せるほうが使い勝手が良いと思います。いつでも卓上ホルダがあるわけではないですし。

 

 

Xperia Z5 Premium(SO-03H)

個人的には大期待していたモデルです。どれだけすごい(プレミアム)なんだろ、、、と興味津々でして。

デモ機はこれまた超欲しいと思っているクローム。背面は予想はしていましたが想像以上に鏡でしたよ、ええ。

大きさの割には非常に軽量。180gあるはずですがその重さを感じることもなく、サイズもでっかくて片手では持て余すかと思いましたが、そうでもなく十分片手操作ができそうです。

ちょっと意外でした。

と思いましたが、Xperia Z5 Premiumは5.5インチなんですよね。6インチのXperia C5 Ultraと比べると小さいのですね。ドコモショップで比較し忘れてしまったのでビックカメラにあったモックとの比較になってしまいましたが。。。

質感はXperia Z5シリーズの中で最も高いかもしれません。「The Premium!!」という感じでした。

肝心の4Kは時間なくて残念ながら確認することができませんでしたので、明日以降改めてチェックしたいと思います。

 

 

カメラは良さ気でした!が・・・

Xperia Z4があまりにも酷いので比較の対象にもなりません。SOV32でカメラ起動→撮影してみました。目の前の被写体から遠くの被写体までカメラを動かし続けて何度かシャッターを切ったところ、すべての写真にピントが合っていて、これは良いわー!!と。この小気味よさはクセになりそうです。

しかし、ネットで見ていると4K動画は数分で爆熱のため強制終了であったり、

するようです。Xperia Z4と同じSoC(Snapdragon 810)ですから、やっぱりそうなのかな、、と思う反面、製品版では更にチューニングされることを祈ってます、、、

 

 

さいごに(苦言)

Xperia Z5シリーズ、一つ一つ見てみるとXperia Z4よりも確実に進化していることが分かるのですが、それがあまりにパッと見で分からないのがとても残念。

放熱を良くするべくヒートパイプを2本に増やした、リアパネルはフロストパネル(すりガラス)化による質感向上、滑り止め対策、カメラが0.03秒でピントが合う等々。

でもこれは説明を聞かないと分からないことだらけです。(これまでもそうでしたが)

 

今のご時世、スマートフォンに差別化を求めるのは酷かもしれません。しかし今、Xperiaに求められていること(足らないこと)は「エポックメイキング:画期的」です。

 

Xperia Zから始まったオムニバランスデザインにも正直もう飽きました。Xperia Z4まではガマンしてきました。それはソニーモバイルの社長が「Xperia Z4はZシリーズの集大成(=次期は変わるよ!)」と語っていたから。

次期Xperia(Z5)のデザインには個人的にもかなり期待していたのですが、発表時に言っていた「究極の集大成」と言われても、正直「またかよ・・・」と。

実機を見て確かにデザインは大きく変わったのは理解しましたが、これって、、、これまでのデザインを真っ向から否定しつつ、新たにオムニバランスデザインを起こした(踏襲した)ような筐体デザインに個人的にはとてもガッカリしてしまいました。。。

Xperiaらしくない、と。

 

野球(やらない人ですが)で例えると、選手個人はとても高いスペックがあるのに監督がそれらをマネージメントできてないんじゃないか、とも。(言い過ぎ?)

 

ソニー全体の収益が悪化しするその足を引っ張る第一級戦犯がXperiaであり、少しでも高収益を上げる必要があります。この危機を原価低減と売価アップで頑張ろう!ということなのかもしれませんが、どうも負のスパイラルから抜けられない感じがしています。

 

と言いつつも、あまりにも酷いXperia Z4(SOV31)の代替としてSOV32は予約してきましたことはご報告させていただきます。(売上にも貢献したい!)

 

最近、Xperia創世記からXperiaファンだった方々が他メーカースマートフォンに移行しつつあったりという動きもある中、私はこれまでどおり「Xperiaマニア」をずっと自負していくぜ!と思っていましたが、これが最後のXperiaになるかもしれないな、という気持ちも・・・。

 

iPhone 6s/6s plusの3D Touch、大した機能じゃないと思いました。それはすべてのアプリで使える機能ではなくて、このアプリは長押しすると何ができるんだっけ?と考える必要がありますから。

でも、こういった「おっ!」と目を引く機能がないと、

「どのメーカーのAndroid使ったって同じでしょ?」

「Xperiaはデザイン好きじゃないし、でもXperia以外のAndroid欲しいのないなぁ、、、」

「打算的だけどiPhoneでいいかな」

となるんじゃないかな、とも思いました。(これからWindows Phoneも出てきますがアプリが・・・)

 

繰り返しになりますが、一つ一つの機能・性能はちょっとずつ進化しているのにそれがユーザに一言で伝えられないところをなんとかして欲しい、、、

なんで一(いち)ユーザ(と称するマニア)がここまで考えなきゃいけないんだ!!!!!と思いつつ、この思いがソニモバの中の人に伝わればと思い、ファースト・インプレッション考察を終わりにしたいと思います。