XperiaにおけるAndroidアプリ考察

【コラム】Z3シリーズがベストチョイス!ですが、Xperia Z2もいいんじゃないの?

私事ですが、メイン端末をXperiaZ3(SOL26)に戻してしまいました。Xperia Z4は初期化したりSDカードを抜いてみたりしましたが、発熱と電池の急激な減少、動作ガクガク、カメラ起動が遅い、ピントが合わない、シャッター切れるのが遅い現象が改善することなく、Xperia Z5の発売まで1ヶ月待てない!と思いまして。

Z3の故障修理でVoLTE SIMに持込機変で3,000円、再度LTE SIMに持込機変して3,000円の手数料がかかりましたが、仕方ない、、、と諦めました。やれやれ。

そんなわけで、今買い替え相談を受けるのが正直苦痛です。オススメできるXperiaがない・・・。Xperia Z3は製造終了してしまい店頭在庫があれば、という感じです。

今回はなぜXperia Z3がオススメなのか、なぜ最新Xperiaが残念なのかをまとめてみます。

 

 

ユーザの声は白ロムや中古品相場に影響が・・・

ライブドア・ニュースによると中古市場では最新型であるはずのXperia Z4のほうが買取価格も安く、販売価格も安い現象が発生しているようです。

発熱問題の影響? Xperia Z4よりもZ3の本体価格が高騰する珍現象 – ライブドアニュース

これは前代未聞の出来事です。ある意味事件です!

記事にあるように、発熱問題がユーザにも避けられているのでしょう。冒頭の私のZ4で発生した事象がすべてのXperia Z4で発生しているとは思いませんが、発熱に伴う不具合が頻発するXperiaを買ってしまった人は「これ2年も使うのかよ・・・」と思う人もいるでしょう。

2年前(2013年)に販売されていたXperiaといえばZやA、Z1、Z1 fです。この世代のモデルの買い替えとして見た時に、発熱に伴う様々な事象以外は全ての点において進化しているはずなのに、体感速度的には買い替え前のモデルを初期化して新たに環境作り直したほうが快適かもしれません。

 

 

なぜXperia Z3なのか

やはり「安定性」です。電池持ちの良さはさることながらキビキビとした動作、指の動きに追従する動き。「今さら何言っちゃってんの?」といわれるかもしれませんが、この『あたりまえ』の動作ができる「最新」Xperiaだからです。

au Xperia Z3のOSは残念ながらAndroid 4.4.2のままですが、ドコモ/ソフトバンク Xperia Z3のOSはAndroid5.0にアップデートされ現行Androidスマートフォンと肩を並べられるようになっています。

最新Android OSは6.0(Marshmallow)ですが、搭載機種はごく一部。まだ他製品に比べて見劣りする状況ではありません。

Xperia Z3の素晴らしさはこれまでに何度も考察してきたので本稿では割愛します。

 

 

Xperia Z2/ZL2はどうなのよ

販売数量が(個人的な感覚では)Xperia GX/SXと同じかそれより少ない量だと思っていて、中古市場でも他のXperiaに比べると少ないため、中古(ヤフオク)・白ロム市場では流通量が少な目です。

Xperia Z2(SO-03F)は7月にAndroid OSのバージョンアップがあり、ドコモXperia Z3と同じくAndroid 5.0になりました。このアップデートではなんとDSEE HXというmp3音源などを高音質化する技術やヘッドフォン最適化、PS4リモートプレイ、画面操作の動画キャプチャ(スクリーンレコード)やYouTube動画をTVに出力できるCast機能も搭載され、機能面ではほぼXperia Z3に並んでしまいました。

ハードウェア面では厚みが1mm厚く、重さが11g重いですが電池容量は100mAh多く、RAM/ROM容量は同じです。細々とした性能アップはもちろんありますが、体感速度に大差はないはず。ドコモのVoLTEにも対応しています。

もともと(ほんの数分なら)4K動画も撮影できますし、カメラ画素数も2070万画素とXperia Z3と同じです。(機能面はISO12800まで対応した等々の差はあります)

最大の違いはホワイト色を選んだ場合のパネル色とキャリアロゴです。

Xperia Z2(SO-03F)のヤフオク落札相場を見てみるとジャンクと記載されていない中古品で25,000円~35,000円と幅があるなかで、3万円弱が相場のようです。ちなみに新品未使用だと45,000円もするのですね。Xperia Z3よりは安いですし、出物があればXperia Z2という選択肢も十分にアリだと思います。

 

Xperia ZL2はau独自モデルであり、現時点でOSアップデートもアナウンスされていません  はアナウンスされてはいるものの、未だにアップデートの案内はありません。※ご指摘いただき修正。

先代となるXperia Z1とはデザインテイストも全く異なりますが、性能面では重さ以外、ドコモXperia Z2(のAndroid 4.4の状態)と同等です。

Xperia ZL2(SOL25)のヤフオク落札相場は、、、本当に可哀想なくらいの価格です。逆にauユーザなら買わない理由はない!という感じ。特にXperia acro HDあたりを使っているユーザは速攻購入すべきです。(auショップにてSIMカードサイズの変更が必要です)

特にau XperiaはXperia Z4以降、VoLTE対応の専用SIMが必要となります。auの3G・4Gは通話とデータ通信が同時にできなかったのが、VoLTEモデルは両方同時利用できるのが魅力でしたが、Z4以前の機種ではVoLTE SIMが使えないのが最大のネックです。(音声とデータを同時に使用するシチュエーション、例えばBluetoothでクルマのハンズフリーで通話しながら調べごとしたり、を想定しています)

現在VoLTE契約をしていない場合は、Xperia ZL2は非常にお買い得です。

 

 

コスト面で勝るXperia Z2系がいい!

ヤフオクや白ロムの場合は分割購入ができない点がネックになるかもしれません。またキャリアの保証サービスに加入できませんので、保証はメーカー保証(1年)です。しかも自然故障に対する無償保証のみです。

Xperia Z2の発売日は2014年5月21日ですから、そろそろ保証が切れる個体も出てきているはず。(もちろん有償での保証は受けられますが、故障部位によっては購入価格くらいかかってしまうかもしれません)

ドコモ・auXperia Z3は2014年10月23日が発売日ですから、そろそろ保証期間の心配もしないといけないのですが、現時点で何も不安なく使用できるXperiaはこの3機種のみだと思っています。

 

今月末にはXperia Z5が発売される予定ですが、ネット上ではデモ機で既に発熱問題が取り沙汰されていて、というのもSoCがXperia Z4と同じSnapdragon 810であることから、性能的にもXperia Z4と同じなんじゃないか?という疑念が渦巻いています。

他メーカーの秋冬モデルはこのSnapdragon 810を回避し、秋冬モデルでは唯一Xperia Z5シリーズのみが採用したというちょっと信じられない状況で、【Z5シリーズ】実機見て思った。XperiaコアなファンのXperia離れが更に進むんじゃないかと心配になりました… – XperiaにおけるAndroidアプリ考察で考察した時に購入宣言しましたが、2台続けて地雷だったらどうしよう、、、とこのまま購入するかすごく揺れ動いています。

 

もしコンパクトモデルがほしい!という場合、私はXperia Z1 fもアリだと思います。機能面ではXperia Z3 Compactに比べると本体サイズが同じなのに画面サイズが4.3インチしかないこと、11g重いですが非常に電池持ちがよく、長く使えるXperiaだと思います。(ちなみに右端は国内Xperia初のSIMフリー機 Xperia J1 Compactです)

今回改めてXperia Z2の良さを見つけてしまいました。