XperiaにおけるAndroidアプリ考察

【コラム】今年のXperia界隈を漢字一文字で表すと・・・

本当は先週のうちに記事にしたかったのですが、最近何かと忙しく自宅ではPCに触らない日々が続いており・・・

先週、今年の漢字が『安』であると発表されました。

「Xperia界隈を漢字一文字で表すとどうなんだろう」と、思った時、思い浮かんだのは・・・。

 

今年のXperiaを漢字一文字で表すと

『変』

かな、と。

 

ここが『変』だよXperia:① Z4の発売

どうしてもこれだけは言っておきたい「Xperia Z4」の存在。

発売前から発熱の懸念が取り沙汰されていましたが、発売と同時に発熱問題が大きくクローズアップされ、今では「無かったこと」にされてる史上最低のモデル。どうしてこれを発売したのか、今でもよく分かりません。

「名機Z3の、正当なる後継」と。。。ちなみにドコモ12月の総合カタログにも一切掲載なし。Xperia A4はZ4とほぼ同時期に発売したモデルで、今でもカタログに載っているのに。(MNP一括0円ですけども)

しかも、海外ではXperia Z4ではなくXperia Z3+です。「プラス」の意味、わかりません。所詮「プラス」程度の進化だったわけでしょ?キャリアの意向が大きく作用したにせよ、あまりにもお粗末な対応だと思いました。

 

個人的にはau版Xperia Z4はあまりにも発熱と動作がガクガクだったため初期不良交換もしましたが症状酷くなるばかり。auはVoLTE専用機となってしまったため、Xperia Z3など旧機種でSIMの使い回しができず、手数料払って通常LTEのSIMに変更し、Xperia Z3をずっと使うはめになりました。。。

 

ここが『変』だよXperia:② ソニーモバイル初 国内SIMフリー機の存在価値

最近のMVNOの攻勢を読み違えたんじゃないかと。Xperiaはご承知の通りグローバル展開していて、日本未発売モデルも多々あります。(1)日本ユーザは品質に厳しいから、 (2) これまでXperia=プレミアムモデルという図式を崩したくない=ミドルレンジは投入できない、 (3)本来は一番他社と差別化できるべき海外モデル投入すべきところ、キャリアの顔色を伺ってなのかお茶を濁すような中途半端なモデルを投入するしかなかった、というのが理由なのかもしれませんが・・・

Xperia Z1 fを始祖としてコンパクトで電池持ちがいい、そのマイナーチェンジモデルXperia A2のSIMフリー版です。ようやくモバイルSuicaには対応したものの、まだすべてのおサイフケータイサービスを利用できるわけでもなく、これまた中途半端。(サービス会社の対応力に依存するのかもしれませんが)

価格もMVNO向けSIMフリー機に比べれば高い部類に入りました。売れいき芳しくなかったのか、最近は楽天では半額セールが始まったりして在庫処分に走っている・・・

Xperiaファンが一番望んでいるであろう「キャリアの戦略に左右されないメーカー独自で提供するOSアップデート」も全くの期待外れです。一体何のためにSIMフリー市場に参入したのでしょう。

海外専売モデルを投入してこそグローバルメーカーの成せる技だと思うのですが・・・。来年は期待してもよいのですか?

 

ここが『変』だよXperia:③ Xperia Z5シリーズの位置づけ

Xperia Z5の『変』は「ヘン」ではなく「かわった」の変です。(最後くらいいい終わり方したいw)

アンバサダーイベントには参加できませんでしたが、どこかのイベント参加報告で「Xperia Z5はこれまでのデザイナーではない別の方が担当した」というブログを読んだのですが、私はどちらかと言えば従来デザインが好みです。新しいデザイン、方向性は「Zシリーズ」ではなくまた別のシリーズで大きく変化させて欲しかったな、と思っていますが。。

初めて見た時はものすごい違和感をおぼえましたが、今では見慣れました(笑) 側面のXPERIAのロゴ、結構気に入ってますw

機能面でもずっと指摘されてきた指紋認証がようやく搭載されましたが、初めてだからか、認識率は非常に悪いです。手脂多汗な私、一度で認識してくれるのは風呂あがりとか手洗いしたあとくらいで、あとは正直使い物になりません。。。

また発熱ですが、Xperia Z4での失敗をちゃんと捉えてきちんと対策しているのが分かりました、一応3モデルすべて使いましたがすべてのモデルでXperia Z3並になったと思います。

 

Xperia Z5シリーズの開発面から見た目的は次作に向けたスタディモデルなのかな、と。指紋認証もとりあえず搭載してみて市場の反応や不具合をベンチマークし、次は改善版(より完成度の高い指紋認証機構)を搭載するためのテスト機なんじゃないかと。

言い方悪いですが、Xperia Z5はモルモット(実験)機なのかもしれないな、と。

購入したユーザは次作が出たら真っ先に試してみて「おっ!すげー!!進化してる!!!」と思うでしょうし、見合わせているユーザは、そんな先駆者のつぶやきや書き込みを見て「じゃ、真剣に検討するか!」となりますものね。

私はモルモットでも良いです。進化した具合をこの目で確認し体感したいですからっ!

 

 

来年のXperiaを表す漢字は「新」になれ!

いろいろな情報が出ていますが、グローバルレベルでも2016年Xperiaは2モデル「のみ」になるという話もあります。これには大賛成です。これまで半年ごとにフラッグシップモデルを発売する、フラッグシップには新機能が必要、という開発者にとっては死のロードだったことでしょう。

ソフト面でも発売日に早速不具合修正アップデートが配信されるのも、もうそろそろ終わりにして欲しいところですし、一つの機能をより洗練されたモノにすべく、じっくりと取り組んで欲しいと以前から思っていました。もし年間2モデルとなるならば、機能面・性能面でも更に洗練度が上がった「Brand New Xperia=『新』Xperiaの誕生!と登場してくれること、本当に楽しみにしています。

顧客満足度No.1のアピール、2016年には「2年連続」という枕詞が付くことを期待して本考察を終わりにしたいと思います。