もともとauに来てからまる2年が経つ2016年4月にドコモに戻ろうと思っていました。しかし、安倍総理のヒトコトで始まった携帯料金見直しタスクフォースによって来年からスマートフォンを買うときにMNPでも優遇されなくなる可能性があると思い、年末の押し迫った中、急に思い立って家族もろともドコモに戻ってきました。
今回は最終的にXperia Z5 Premium(シルバー)にしましたが、ここに至る経緯と、約10日使ってみたインプレッションを考察したいと思います。
機種選定は消去法で
ドコモにMNPするにあたりどの機種にするか一度頭のなかをクリアにしてXperia以外も考えてみました。こう見えても「2年ちゃんと使うかもしれない」機種を選定しようと思うからですw
一番欲しかったのは・・・
ダメ元でXperia Z3を探しました。というのもXperia Z3が歴代Xperiaの中では一番完成度が高いからです。au Xperia Z3は自分の中では一番長い期間メイン端末として活躍してくれました。端末デザイン、電池持ち、動作、すべてにおいて安定していますから。
自宅ではXperia Z3 Tablet Compact(LTEモデルのSGP621)も大活躍、外出用(サブ機)にはXperia Z3 Compact(SO-02G、D5833)もあります。
が当然ながら在庫があるわけなく、断念せざるを得ません。一括0円でキャッシュバックのつくXperia Z4も考えましたが、さすがに某SB社でも無かった事にされているアレを2年(契約上は)残すのもなんでしたから旧モデルを調達するのは諦めざるを得ませんでした。
一度は使ってみたいリファレンスモデル
Nexusシリーズ。個人的にはずーーーーーーっとXperiaのUI(アイコン類やホーム画面、設定メニューなど)を使い続けてきた身にはどうもあのUIが好きではなくてずっと避けてきました。
これまで食わず嫌いだったAOSPなUIを受け入れてみようかな、と思ったのはiPhone 6sを使ってみてからです。これまで店頭でほんの数分触ってみて文字の入力のしづらさやアイコンが上からただ並んでいく様を見て「こんなの使えねーーーーっ!!」という感想を持っていましたが、実際に使ってみるとカスタマイズもそこそこできますし、次第に「これで充分じゃない?」と思うようになりました。ATOKやYahoo!キーボードを使えば文字入力のときに左右へ移動するカーソルキーも使えますし、アイコンの並びも工夫すれば使いやすい形にできました。
iPhone 6sでそういう経験ができたこと、またXperiaもAndroid 5.0になってから最新OSへの追従度を高めるためにAOSPのアイコンやUIを多用するようになり、さほど違和感を感じなくなったこともあって一度もちゃんと使ったこと無いNexusに行ってみようかと考えました。
しかしおサイフケータイ無いですし、敢えて劣化ドコモ版を買うのもなんだよなぁ、、、と。その時点でメイン機としては落選。サブ機として来年何かしらのNexusシリーズは手に入れてみたいな、と思っています。
AQUOS・ARROWSは・・・
これも個人的には「ない」と。理由はグローバル展開してる機種がないこと。自分流のこだわりなのですが、実はクルマもそうで、国内専売モデルは最初から選びません。それは部品供給問題と現地仕様カスタムができないからだったりしますw
Xperiaに話を戻しますが、Xperiaはグローバルモデルであること、海外モデルのROMを使って日本では適用されない最新OSにも対応できたり、そのROMをドコモROMに戻したりと可用性が非常に高いことがずっとXperiaを使い続ける理由でもあります。
ということで横目でチラッとは見ましたが、食指が動くことはありませんでした。(が、カミさんは本体色がキレイだからという理由だけでAQUOS(SH-01H)のピンクをチョイスしましたw)
Xperia Z5シリーズからどうやって選んだ?
ご承知の通りドコモXperia Z5シリーズはグローバル展開しているXperia Z5シリーズをすべて網羅しています。
このXperia Z5(SO-01H)、Xperia Z5 Compact(SO-02H)、Xperia Z5 Premium(SO-03H)から選ぶにあたって「一台でなんでもできる」こと。わたくし、一度に複数端末を使い分ける芸当なんて持ち合わせていませんw 複数持ち歩いてはいますが、これはあくまで電池切れの時、今月パケット使い過ぎだなという時のみ使う感じです。
撮影するのもコレ、SNSするのもコレ、地図を確認するのもコレ、音楽聞くのもコレ!と。
そうなるとCompactモデルは電池の持ちはいいですが「ちょっと小さすぎるな」と思い、Z5(無印)は毎月の割引額が一番高く、コストパフォーマンスが高かった(割引額が高い)のですがauモデル持ってるし面白味に欠ける、となるともうPremium一択です。もともとグローバル版Premiumを買おうとしてたくらいでしたしね。
ということでXperia Z5 Premium(SO-03H)を購入することにしました。
しかしドコモはいいですね、VoLTEとLTEでSIMはおろか端末までVoLTE専用になってしまうauとは違い、これまでのVoLTE対応/非対応モデルのどちらでも使えます。これが個人的にはドコモに戻ってきて一番良かったと思える点です。
Xperia Z5 Premiumの良いトコ悪いトコ
直前に使っていたのはau Xperia Z5(SOV32)。Xperia Z5 Premiumにすると、画面サイズは5.2インチ→5.5インチ、横幅は4mm大きくなり、重さも27g増えましたが意外とすんなり受け入れられました。
(Z5の画面割れてるよ!はガラスフィルムが割れてるだけなのでご心配なく)
#が、改めてZ5を持ってみると軽くて持ちやすいじゃないか!と手に取った瞬間思いましたw
デカいわりにZ5に比べると電池持ちが良いなと思いましたが、電池容量が2900mAh→3430mAhと530mAhも多かったのですね。約2割増量と考えると電池持ち率の点ではZ5とあまり変わらないかもしれません。
Z5もZ5 Premiumも全く同一環境にしていますが、Z5よりスリープ時の電池の減り方は緩やかです。なぜだろう・・・個体差??
また気になる発熱ですが、全くと言っていいくらい感じません。熱く感じたら測ろうと思ってインストールしているCPU-Zはまだ一度も起動してません。そのくらい安定しています。
電源ボタンの押しやすさは個体差があると感じました。Z5 Premiumは明らかに押しやすく、こちらで考察したようなボタンアプリは不要でした。Z5シリーズの電源ボタンは指紋認証機構を組み込んだせいで電源ボタン自体が陥没したりするケースもあるようですので、購入時は電源ボタンの押しやすさもちゃんと確認したほうがいいかもしれません。
指紋認証。これはZ5もZ5 Premiumも同じ精度である(手持ち2台の個体差はない)と思いました。残念ですが、私の指では次世代Xperiaに搭載されるであろうバージョンアップした指紋認証機構に期待するしかないかもです。。。今はまだiPhoneのTouch IDには遠く及びません。Z5でうまくロック解除できない状態でそのままiPhoneに持ち替えるとちゃんとロック解除できますから・・・。
4k。Z5 Premiumにプリインストールされているpreload_xperia_4k.mp4という4k動画をZ5でも再生してみました。この映像からは色味以外、あまり差を感じることはありません。近づいて2機種をじっくり見てみるとZ5 Premiumのほうが確かに水の泡のきめ細かさが表現されているような気もしますが、個人的にはあまり差を感じられませんでした。
そしてZ5にプリインストールされているpreload_xperia_hd2.mp4というHD動画をZ5 Premiumで再生した時の差を確認してみました。こちらは歴然としています。4kアップスケーリングはすごい技術だ!!と。色味の違いはさることながら、映像の冒頭のところで城壁の再現性、夜景のキレイさ、HD動画のほうがなんだかぼやーんとしてるのが分かりますでしょうか。
久しぶりに満足できそうなXperiaに最後の最後に出会うことができた気がしてきました!まだ10日しか経っていませんので、引き続きじっくり触ってみたいと思います。
年末年始MNP特別キャンペーン中です!
2016年1月4日までの(最後の?)期間限定ですが、MNPユーザ向けにXperia Z5(SO-01H)、Xperia Z5 Premium(SO-03H)は端末購入サポートの対象機種となり、非常に買いやすい機種となっています。特にZ5 PremiumはMNPでも実質支払金が17,928円となる大チャンスです。来年からMNP施策も渋くなっていくはずですので、ぜひ検討してみてください!
映像美を極めた、世界初(※1)4K(※2) ディスプレイ搭載モデル。