5月11日、ドコモの新製品発表会において新XperiaとしてXperia X Performance(SO-04H)が発表されました。そしてその前日にはauからSOV33として、またソフトバンクも502SOとしてXperia X Performanceが発表され、これで国内3大キャリアからXperia X Performanceが発売されることになりました。いずれも発売は6月とのこと。
発売に先駆け、ドコモは発表会開始と同時に東京・名古屋・大阪にて先行展示が始まってまして、さっそく見てきました。なかなか更新する時間なくて遅くなってしまいましたが1stインプレッションとしてまとめてみたいと思います。
まずは質感から
Xperia Xシリーズはこれまでのガラス板のようなリアパネルからメタル外観に変更されました。そしてXperia X PerformanceはXperia Xシリーズの最高峰。最高峰らしくヘアライン加工されているのも特徴と聞いていて、実際に見てきました!
とても良い感じです。質感は非常に高いと思いました。が、、、今回発表されたホワイト、ブラックはこのようにヘアライン加工されていますが、ライムゴールドとローズゴールドは・・・
ヘアライン加工されていないのです。もちろんメタル感はあります。このカラーでヘアライン加工されていると逆に違和感あるかもしれません。既成観念かもしれませんが・・・
これまでのXperia Zシリーズのようにリアパネルに貼る模様付きのフィルムを貼るなどができるから、これはこれでアリかもしれませんね。
外観デザイン(側面)
まずは側面と上下のデザイン。
大きく変わっているのはコーナー部分までメタルになっていて、継ぎ目がない分スッキリしました。底面に継ぎ目が2ヶ所ありますが、それ以外は1本のアルミ素材を曲げて枠を構成しています。これが非常にスッキリしてとても良い感じです。
右側面にはこれまでと同じように電源ボタン、音量ボタン、カメラシャッター、左側面はSIM&microSD一体型トレイです。(グローバル向けデュアルSIMモデルでもmicroSDサポートされていますので、スロットが2つになるはずですが、ここがどのように変化するのでしょうね。)
上部はイヤフォンジャック、下部にはmicroUSBコネクタです。非常にシンプルです。
そう、Xperia X Performanceにはストラップホールが無くなってしまいました。
これは地味に痛いです・・・が、何度か紹介しています「Pluggy Lock」というイヤフォンジャックに差し込むパーツを用いるか、ストラップが付けられるケースを使うかという形が取れますので、あまり悲観しなくてもいいかも。
外観デザイン(フロントベゼルまわり)
Xperiaの「顔」です。いつも目に入るところですが、ここの印象が大きく変わりました。この画像のように各カラーと同じ色がフロントベゼルにもあしらわれています。
これまでXperia Z3・Z4・Z5のホワイトだけはフロントベゼルも白く、それ以外のカラーのフロントベゼルは黒かったのですが、Xperia X PerformanceはiPhoneと同じように本体カラーと同じベゼル色になりました。一番目に入るところですから、この変化は非常に大きいと思います。
ちなみに、FeliCa(おサイフケータイ)はこれまでのリアパネル側ではなく、フロントになりました。展示機では剥がされていましたが、製品にはこんなシールが貼られているみたいです。
FeliCaマークがシール。もう、全部これでいいよ……。 pic.twitter.com/1s5pG3jfzt
— Junya ISHINO/石野純也 (@june_ya) 2016年5月11日
もう一つの変化ですが、Xperia X Performanceのフロントまわりのいろいろな写真でも気づいている方もいると思いますが、これまでのXperiaに比べてガラス部分のフチ、光を多く反射しているのがお分かりになるでしょうか。
これまでは側面のパネルにはめこまれているような面一(ツライチ)だったのが、ガラスのフチが丸く加工されています。これはラウンドエッジ2.5Dというガラス加工技術のようで、ガラスフィルムなんかはよくこういう加工がされていましたが、いよいよ製品本体のガラスもiPhoneのようにフチが丸くなりました。
外観をパッと見た時にはこれまでのXperiaの中でも非常にプレミアム感を感じることができて非常に好印象です。
が、やはりガラスのキズと落下時のダメージを防ぐためにガラスフィルムを貼ろうとすると、ちょっと難儀しそうです。iPhone 6/6sでも同じようなラウンドエッジとなってから、ガラスフィルムや保護フィルムが貼れない、貼ってもすぐ剥がれる→平面部分のみを覆うような本体デザインとなる→見た目が確実にダサくなる→貼らない→擦り傷つく/落として割る→泣きとなるこの一連の出来事が、Xperia X Performance用のガラスパネルはどのようなものになるのか、非常に気になります。
(横から見るとそんなにラウンドエッジになっていない気もしましたが、きっと前面をすべて覆うガラスフィルムを貼ると、エッジ部分が浮いてきてしまうのでしょうか・・・)
外観デザイン(リアパネル)
質感の項で上半分の様子は紹介しましたとおりですが、ネットでの声は「おむつ」とか揶揄されてたりしますリアパネル下部の様子です。
私個人的にはそんなに気になりませんでした。逆にアクセントになっていて印象は悪く無いです。グローバル版はリアパネルすべてがアルミですが、日本版だけこうなってしまったのはキャリアがしきりにアピールしているCA(キャリアアグリゲーション:複数の周波数帯を束にして高速通信を実現する)が金属パネルだとうまくいかないらしく、ここだけ樹脂にしているようです。
まとめ
実際には仕事先で移動途中に立ち寄ったので、10分くらいしか見ることができませんでしたが、個人的にはこれまでで一番洗練されたな、と思いました。普段メインで使っているXperia Z5 Premiumより非常に軽かったですし、動作も快適、一番の売りであるカメラの起動や狙った獲物(被写体)を逃さない(フォーカスし続ける=先読みオートフォーカス)ところもスゴイと思いました。
近日中にもう一度見に行ってソフトウェアまわりや動作的なところをもうちょっと確認してみたいと思いますが、初めて見たXperia X Performanceは素直に「これいいわー欲しい!!」と思える逸品でした。
さっそく予約してきたのは言うまでもありませんw
なお、au版Xperia X Performance(SOV33)の専用カタログは既に量販店で配布されていますよ。ぜひ見つけてみてくださいね。(ドコモの総合カタログには掲載されていましたが、いつもの小冊子はまだ見かけません。。。)