Expansysさんからお借りしたASUS製「Zenfone 3」の外観チェックに続き、この端末のメインイベント(?)でもありますデュアルSIMの動きについて考察していきます。
「デュアルSIM」とは、1台のスマートフォンに2枚のSIMカードを挿せるタイプを指します。1枚はキャリア契約の音声通話+データ通信に対応したSIMで、主に音声通話用に、もう1枚は格安SIMでデータ通信専用とすると、毎月の支払も安くなる(かもしれない)のです。このように夢のようなスマートフォン、それがデュアルSIMモデルです。
デュアルSIMといっても動作の仕方が3種類あるのは既に考察済みですが、改めてまとめてみます。
- Dual SIM-Single Standby(DSSS):2枚のSIMを手動で切り替えるパターン
. - Dual SIM-Dual Standby(DSDS):2枚のSIMで同時待受できるが通話中はデータ通信ができないパターン
. - Dual SIM-Dual Active(DSDA):2枚のSIMで同時に通信+通話可能なパターン
Xperia X Performanceはこのうちデュアルスタンバイ(DSDS)です。さて、Zenfone 3はどのタイプに当たるのでしょう。早速テストしてみました。
テスト結果
Xperia X Performance DualとZenfone 3でYouTubeで動画再生した状態で着信させてみます。両SIMともにドコモのLTE音声契約+データ通信のSIMです。
最初のがXperia X Performance Dualです。YouTubeを流した状態でSIM1が着信すると一旦再生が終了、通話モードにした状態で一時停止している動画を再生すると音楽が小さい音で流れ、終話すると元の音量に戻ります。SIM2に着信しても同じ動作となりました。
次にZenfone 3、Xperia X Performanceと全く同じ動作です。SIM1に着信すると動画再生も止まり、電話を取った状態で動画再生すると小さい音で再生し、終話と同時に元の音量に戻ります。SIM2も同じ動作でした。
動画再生はLTE通信中で、音声は3Gで着信している、通話中でも動画再生ができたことから実はDSDAなんじゃないか?と思いましたが、単にキャッシュされているから再生ができたのかもしれません、、、あれ?テストになってない???
その後、動画は撮っておりませんがSIM1を音声、SIM2をデータ通信と割り当て、ブラウザのリロードを試してみたところ、SIM1で着信した状態でブラウザのリロードは全く問題なし、データ通信を割り当てたSIM2へ着信した状態で、ブラウザをリロードしたところ、画面が真っ白になり最終的に「ページを読み込めません」となってしまいました。
よって結論はZenfone 3もDual SIM-Dual Standby(DSDS):2枚のSIMで同時待受できるが通話中はデータ通信ができないパターンということです。
DSDAがいいなぁ、、と思いつつ、電話しながらデータ通信するってシチュエーション、どれだけあるのか?と思うとLTE+3Gでデュアルスタンバイ(両番号で待ち受け)ができれば十分かなと思いました。
デュアルSIMモデル、Expansysさんではたったの31,300円です。
是非検討してみてください。