ドコモからもXperia XZが発表され、いずれのXperia XZも11月上旬に発売になることが確定しましたね。今回のXperiaはとても気合が入っているようで、既に3キャリアモデルとも都内の家電量販店ではホットモックと言われるデモ機が並んでいます。時間帯によってはメーカーのウインドブレーカーを着た販売支援の方もいて、Xperia XZを手に取る方に丁寧に説明していたりと大変気合が入ってるな、と思いました。
宿敵(?)が爆発スマホの発売中止となったことで、機種変更ユーザを取り込むチャンスですものね、シェア拡大にむけ、気合の入り方はこれまで以上なのでしょう。
そんな中、3キャリアモデルともに設定メニューが見られたので、3キャリアの対応周波数を確認してみました。
ドコモXperia XZ(SO-01J)
GSM:850、900、1800、1900MHz
WCDMA:2100(B1)、850(BC5)、800(BC6・19)MHz
LTE:2100(B1)、1800(B3)、1700/2100(B4)、850(B5)、2600(B7)、700(B12・13・17)、800(B19)、1500(B21)、700(B28)、2570 – 2620(B38)、1880 – 1920(B39)、2300 – 2400(B40)、2496 – 2690(B41)MHz
au Xperia XZ(SOV34)
GSM:850、900、1800、1900MHz
WCDMA:2100(B1)、1900(BC2)、1700/2100(BC4)、850(BC5)MHz
LTE:2100(B1)、1800(B3)、1700/2100(B4)、850(B5)、2600(B7)、700(B13・17)、800(B18・20)、850(B26)、700(B28)、2570 – 2620(B38)、2496 – 2690(B41)MHz
ソフトバンクXperia XZ(601SO)
GSM:850、900、1800、1900MHz
WCDMA:2100(B1)、1900(BC2)、1700/2100(BC4)、900(BC8)MHz
LTE:2100(B1)、1900(B2)、1800(B3)、1700/2100(B4)、900(B8)、700(B12・17)、2570 – 2620(B38)、1880 – 1920(B39)、2300 – 2400(B40)、2496 – 2690(B41)MHz
キャリアによって結構違うのですね。
上の記載だと分かりづらいので、以下にまとめてみます。
対応周波数まとめ(LTEのみ)
●:該当キャリアの対応周波数 ○:該当キャリアはないが対応している(他社・海外用)
またMVNO(格安SIM)はドコモ系(たくさん)、au系(mineo、UQ-mobile、Fiimoなど)とありますが、下記ドコモ版/au版の対応周波数をご確認ください。
バンド | 周波数 | ドコモ | au | SB | 地域 |
B1 | 2100MHz | ● | ● | ● | ドコモ、au、ソフトバンク、タイ(AIS, dtac, truemoveH)、中国 (中国電信・中国聯通) |
B2 | 1900MHz | ○ | カナダ、中南米 | ||
B3 | 1800MHz | ● | ○ | ● *1 |
ドコモ (東名阪バンド)、Y!mobile 香港 (CSL、3香港、PCCW、中国移動、SmarTone)、台湾 (中華電信、台灣大哥大、遠傳電信)、タイ(AIS, truemoveH)、豪州、欧州、中国 (中国電信、中国聯通)、インドネシア |
B4 | 1700/2100MHz | ○ | ○ | ○ | 米国 (AT&T、T-Mobile US、MetroPCS、Verizon) |
B5 | 850MHz | ○ | ○ | 豪州 (Vodafone) | |
B7 | 2600MHz | ○ | ○ | 台湾(中華電信、遠傳通信、台湾之星)、タイ、
TeliaSonera (北欧) |
|
B8 | 900MHz | ○ | ソフトバンク、タイ(AIS, truemoveH)、欧州、中南米、台湾 (中華電信、台湾之星)、インドネシア | ||
B12 | 700MHz | ○ | ○ | 米国(T-Mobile、AT&T) | |
B13 | 700MHz | ○ | ○ | 米国(Verizon) | |
B17 | 700MHz | ○ | ○ | ○ | 米国(AT&T)、ドコモパシフィック |
B18 | 800MHz | ● | au | ||
B19 | 800MHz | ● | ドコモ | ||
B20 | 800MHz | ○ | 欧州 | ||
B21 | 1500MHz | ● | ドコモ | ||
B26 | 850MHz | ○ | au、米国(Sprint) | ||
B28 | 700MHz | ● | ● | 豪州 (Optus、Telstra)、ブラジル、ニュージーランド、中南米 | |
B38 | 2600MHz | ○ | ○ | ○ | タイ、台湾(中華電信、台灣大哥大、遠傳通信、台湾之星)、欧州、ロシア、中国 (中国移動) |
B39 | 1900MHz | ○ | ○ | 中国 (中国移動) | |
B40 | 2400MHz | ○ | ○ | タイ、香港 (中国移動)、豪州 (Optus)、中国 、インド、南アフリカ、インドネシア (Bolt!) | |
B41 | 2500MHz | ○ | ○ | ○ | UQ(WiMAX 2+)、米国 (クリアワイア)、中国 |
対応数 | 15 | 13 | 11 |
*1 Y!mobileにて対応
今回まとめた理由はSIMロック解除がどのキャリアモデルもできるようになっています。例えばドコモXperia XZを契約、その後SIMロック解除をしてau系MVNOで使おうと思った時に、ハードウェア的に対応していないと通信ができません。上記表でいくとB20(800MHz:プラチナバンド)にはドコモXperia XZは対応していないので、通信できるエリアが狭くなってしまう可能性があります。もちろんB1(2100MHz)、B28(700MHz)で使える(はず)ですし、Y!mobileのSIMがあればB3(1800MHz)での通信が可能(のはず)です。
ただ、ドコモ版Xperiaにau系MVNOのSIMで通信すると異常な発熱を引き起こしたというケースもありますので、オールマイティではないと思ったほうが良いでしょう。ドコモXperia XZにはドコモ系MVNOのほうが絶対的に安定しているはずです。
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