Xperiaはこれまでもソニーの持つ映像・音響技術がふんだんに採用されてきていますが、次期カメラにも大いに期待できそうなことがわかりました。
業界初、DRAMを積層した3層構造のスマートフォン向けCMOSイメージセンサーを開発
ソニーセミコンダクタソリューションズのニュースリリースによると、「高速読み出しにより、歪みを抑えた静止画やスーパースローモーション動画を撮影可能」とあります。以前からiPhoneの撮影モードに「スローモーション」があって、ずっとこれいいなぁと思ってました。
iPhoneのスローモーション撮影サンプル
以前撮影したスローモーションですが、このようにスローになる部分も非常に滑らかに再生されて非常に羨ましいなぁと思ってました。
スローモーション撮影機能、iPhoneではアプリとして提供されているようですが、今回発表されたソニーのスーパースローモーションはCMOSセンサーで実現したもので、iPhoneのそれとは違います。
iPhoneと新CMOSセンサー性能比較
ソニーのCMOS、これまでの2層構造(裏面照射型画素部分と信号処理回路部分)の積層型に加え、DRAMも積層した業界初のセンサー。
なお、このCMOSセンサーはスーパースローモーションだけではなく動きの速い被写体の撮影で生じてしまっていた歪みも解消される模様です。
iPhone | ソニーCOMS | |
動画解像度 | 720p(HD解像度) | 1080p(フルHD解像度) |
フレームレート | 240fps | 最大1,000fps |
新CMOSセンサーの撮影サンプルも
ソニー製品では既にCyber-shot RX100M4 以降のモデルにおいてスーパースローモーション撮影も可能ですが、これが次期Xperiaでも使えるようになると思うと非常に楽しみです。撮影サンプルも公開されていますので、楽しみに発表を待ちたいと思います。
あとは撮影後にどれだけ修正ができるか、Cyber-shotのように「スタートトリガー(MOVIEボタンを押してから一定時間を記録)」と「エンドトリガー(MOVIEボタンを押すまでの一定の時間を記録)」の二種類から選択可能、であれば残念で、iPhoneのようにスローモーションにする場面を任意で選択できるようになればベストですが・・・
“【コラム】 助けて!Xperiaが売れないの・・・“でも触れましたが、この際、得意分野を伸ばして他社が絶対追いつけないところまで行ってしまって欲しいですね。