Xperiaはこれまでも製品の技術仕様(Whitepaper)を公開していて、英語版ですが誰もがその内容を確認することができます。
そして昨日発表された2017年Xperiaシリーズについてさっそく技術仕様が公開され、そこに記載されている対応バンドがいわゆる「プラチナバンド」にも対応していることが判明しました。2017年XperiaもXperia X Performance(F8131・F8132)以降の対応が継続されてます。歓喜です!!!
Whitepaperはこちらに公開されています。
White papers – Developer World
下記は直接Whitepaper(pdf)へのリンクです
- Xperia XZ Premium Dual (G8142) white paper
- Xperia XZ Premium (G8141) white paper
- Xperia XZs (G8232) white paper
- Xperia XZs (G8231) white paper
- Xperia XA1 Dual (G3112 and G3116) white paper
- Xperia XA1 (G3121/G3123/G3125) white paper
- Xperia XA1 Ultra Dual (G3212/G3226) white paper
- Xperia XA1 Ultra (G3221/G3223) white paper
2017年Xperiaの周波数帯を整理する前に日本におけるLTE対応周波数帯を整理してみました。
- ドコモ:BAND1、3、19、21、28、42
- au:BAND1、11、18、28、41
- ソフトバンク:BAND1、3、8、28、41
となります。上記バンドに2017年Xperiaが対応していれば、3大キャリア及び格安SIMでも使えることになります。(ただし総務省の技術適合証明、通称「技適」が取れたら、という条件があります。同じくBAND19に対応していたXperia X Performance Dual(F8132)はこの技適マークがありません。今回は果たして・・・)
これを踏まえて先に進んでいきます。
目次
Xperia XZ Premium
Xperia XZ PremiumにはシングルSIMモデル(G8141)とデュアルSIMモデル(G8142)の2モデルが存在します。
対応周波数
先程の表に対応周波数を当てはめてみると、Xperia XZ Premium / Dualはドコモのプラチナバンド(BAND19)、ソフトバンクのプラチナバンド(BAND8)をカバーしていることが分かります。
Xperia XZs
Xperia XZsは先の考察でauから発売される可能性が高い、としましたが、グローバル版Xperia XZsにはシングルSIM版(G8231)とデュアルSIM版(G8232)が存在します。こちらの対応周波数も見てみます。
対応周波数
こちらもドコモのプラチナバンド(BAND19)、ソフトバンクのプラチナバンド(BAND8)がサポートされていることがわかります。
Xperia XA1
Xperia XA1/Dualは周波数帯ごとに型番が分かれていて、シングルSIM版で3型番(G3121・G3123・G3125)、デュアルSIM版で2型番(G3112・G3116)が存在します。
対応周波数
さすがにエントリーモデルとなると対応周波数が少なく、日本国内での利用は厳しいかもしれません。(従来通り)
Xperia XA1 Ultra
Xperia XA1 UltraもシングルSIM版2型番(G3221・G3223)、デュアルSIM版2型番(G3212・G3226)の計4型番が存在します。
対応周波数
Xperia XA1と同じく日本での使用は厳しいかもしれません。(特にシングルSIM版)
格安SIM(MVNO)で使えそうな2017年Xperiaグローバルモデル
上記の通り、Xperia XZ Premium、Xperia XZsが日本の格安SIM(MVNO)でも周波数的には使えることが分かりました。特に格安SIM・格安スマホの世界ではデュアルSIMモデルが当たり前になりつつあり、XperiaはいずれのデュアルSIMモデルもドコモのプラチナバンドを掴むことができるため、もし日本の格安SIM事業者が取り扱わなくてもExpansysや1shopmobileなど海外通販ショップで購入すれば良さそうです。
日本での発表、もしくは海外通販ショップでの取り扱い、非常に楽しみですね♪