VAIO Phoneといえば、これまでも箱だけ発表してすごく期待させておきながら製品発表した途端どこかのODMだったり、VAIOが作りました!といって登場した現行モデルもOSがWindows 10 mobileであったが故、全然市場でも見かけないというあまりいい印象のないVAIO Phone biz。ついにAndroid OSを搭載し、「VAIO Phone A」として発表してしまいました!
しかし、どう見ても「在庫処分」としか思えないVAIO Phone A。どんなモデルか見ていきたいと思います。
両モデルを見比べてみた
VAIO Phone biz(Windowsモデル)とVAIO Phone A(Androidモデル)を比べてみました。
デザインを確認してみる
あれ?もしかして全く同一??
スペックを確認してみる
webに掲載されている両モデルの仕様を比べてみました。黄色く塗った部分が差異となります。
VAIO Phone biz | VAIO Phone A | ||
---|---|---|---|
カラー | シルバー | ||
OS | Windows 10 mobile | Android 6.0.1 | |
プロセッサー | Qualcomm® Snapdragon™ 617 オクタコア1.5 GHz (クアッドコア) + 1.2 GHz (クアッドコア) | ||
メモリー *1 | 内蔵 (ROM) | 16 GB | |
内蔵 (RAM) | 3 GB | ||
外部メモリ最大対応容量 | 64 GB (microSD) | ||
液晶表示装置 | 解像度名称 | Full HD | |
画面サイズ | 5.5 inch | ||
解像度 | 1080 x 1920 | ||
無線WAN *2 *3 | 3G | WCDMA対応 (バンド 1,5,6,8,11,19) | |
4G/LTE | LTE対応 (バンド 1,3,8,19,21) | ||
LTE-Advanced受信 | 225 Mbps | ||
LTE受信 | 150 Mbps | ||
3G受信 | 42.2 Mbps | ||
無線LAN *2 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠 | ||
Bluetooth | Bluetooth® 4.0 準拠 | Bluetooth® 4.2 準拠 | |
テザリング | Wi-Fi | 対応 | |
Bluetooth | 対応 | ||
USB | – | 対応 | |
主な入出力 | SIMスロット | microSIM×1 | microSIM×1、nanoSIM×1(デュアルスタンバイ対応) |
microUSB | USB 2.0 x 1 | ||
ヘッドセット接続端子 | ステレオミニ端子 x 1 (ヘッドセット対応) | ||
SDカードスロット *4 | microSD x 1 | microSD x 1(nanoSIMと同時使用不可) | |
スピーカー | 内蔵モノラルスピーカー | ||
その他 | Continuum | 対応 (ワイヤレスのみ) | – |
赤外線通信 | – | ||
NFC/FeliCa | – | ||
防水・防塵 | – | ||
GPS | 搭載 | ||
急速充電 | – | ||
地磁気センサー | 搭載 | ||
ジャイロセンサー | 搭載 | ||
加速度センサー | 搭載 | ||
カメラ (フロント)*5 | カメラ仕様 | CMOS センサー | |
有効画素数 | 約500万画素 | ||
カメラ (リア)*5 | カメラ仕様 | CMOS センサー | |
有効画素数 | 約1300万画素 | ||
主な付属品 | ACアダプター | 付属 | |
充電ケーブル | 付属 | ||
電池容量 | 2800 mAh | ||
連続通話時間 *6 | 3G | 約11H | |
連続待受時間 *6 | 約300H | 約500H | |
充電時間 *7 | 約4H | ||
外形寸法 *8 | 約 幅77.0 mm x 高さ156.1 mm x 奥行8.3 mm | ||
本体質量 | 約167 g |
そう、VAIO Phoneと筐体は同一で、SIMフリーの世界ではデフォルトになりつつある「デュアルSIM」に対応した、という若干の使い勝手向上はあるものの、基本仕様はVAIO Phone bizと同一と思って良いと思います。
とはいえ、スペックが全然足らないか?と言われれば一般的に採用されているQualcomm社製のミドルクラスのチップセットを搭載していますので、ゲーム用途でなければ問題なく使えると思います。
価格は驚きの24,800円!!
上記スペックのとおり、防水防塵に非対応で、FeliCaも未搭載ということで、HuaweiやASUSと同じような位置づけで検討に十分値するんじゃないかと思います。
VAIO Phone Aの魅力は国産メーカーなのでサポートに関してもきちんとした対応が望めること、品質に関しても「安曇野FINISH」といわれる、中国で生産される製品を全数検査する点で安心して使うことができる点も大きな安心材料の一つとなるでしょう。
VAIO | マガジン | VAIO×Media | 初公開。これがVAIO Phone Bizの「安曇野FINISH」工程 | PC Watch
VAIO Phone Bizの特徴の1つとして見逃すことができないのが、長野県安曇野市の同社本社工場において、最終検査を行なう「安曇野FINISH」を採用している点だ。これによって、高い信頼性と品質を保証した形で、VAIO Phone Bizはユーザーの手元に届けられる。このほど、VAIO Phone Bizの安曇野FINISHの工程を取材する機会を得た。初公開となるその様子を紹介しよう。
発売日は4月7日!
VAIO Phone Aは3月30日より予約開始、4月7日発売開始予定です。
これから格安SIMを検討される方はVAIO Phone A、十分検討に値するモデルだと思います。格安SIMとのセットモデルもありますので、家電量販店などで確認してみてください。
https://vaio.com/store/locator_mvno.html
・・・すでにWindowsモデルを購入してしまった人への救済措置(?)などは無いのでしょうか。
何らかの形でAndroid化の提供をしてもらえるといいのになぁ。。。
VAIO Phone A製品情報:https://vaio.com/products/phone_a051/