「ちゃんとうごくXperia SXが欲しい」ってツイートを見て「あ、持ってたな確か」と思ってゴソゴソと引き出しを漁ってXperia ray(SO-03C)とXperia SX(SO-05D)を見つけました。電池が完全に消耗してたので起動するか心配でしたが、充電してやったらちゃんと動きました♪
それをTwitterに上げたところ思いのほか反響がありまして、Xperia(Android)の小型スマートフォンのニーズって結構あるんじゃないの?と思いながら世の中の画面サイズを調べてみたら、世界中見渡してもほとんど販売されていないことが分かりました。
そういう状況も踏まえつつ、昔(といってもたった6~7年前です)を振り返ってみたいと思います。
#型番がすぐに思い出せてしまう自分が怖くなりましたw
Xperia ray(SO-03C)
ドコモスマートフォン”withシリーズ”として2011年8月27日に発売されたXperia ray。Sony Ericsson製で画面サイズはなんと3.3インチ、解像度は今は懐かしWVGA(854×480)、重さ100gという超小型スマートフォンで、国内販売されたXperiaの中では2番目に小さいです。
Xperia™ ray | ソニーモバイルコミュニケーションズ
ソニーモバイルコミュニケーションズの携帯電話「Xperia™ ray SO-03C」の製品情報。
どれだけ小さいかというと、こんな感じです。サイズは約111mm×約53mm×約9.4mm。Xperia XZ Compactは持ってないので比較対象は一般的な5.0インチ液晶のXperia X Performanceです。
こんなに違うんですね。今更ながら驚きです。
ホームボタンのみ物理ボタンで、戻るキーやメニューキーはプリント(ソフトキーではない)。その他電源や音量ボタンの配置も機種ごとに違って、慣れるまでに少々戸惑ったりしたのも今では良い思い出です。
メニューキー、今とは役割が全然違っています。確かにメニューキーの役割としては間違ってないですが、よく使うわけではないので、今の右側ボタンが履歴キーになったのは正常進化だと思います。
ちなみに履歴キーはホームボタン長押しです。久しぶりに履歴を出すのはどうやるんだっけ?と悩んでしまいましたw
ちなみに最小は画面サイズ3.0インチ(当時)、EmobileからXperiaと名の付かないSony Ericsson mini(ST15i)です。持ってますが起動させられず・・・(古いFlashtoolとftfあります。flashtool起動し音量(小)押して接続させるもPC側でminiを認識せず。usb3.0しかないからかも)
海外版Xperia rayはAndroid 4.0までアップデートされましたが、ドコモXperia rayは大人の事情とユーザのスキルレベルを懸念してか、Android2.3.7で止まっています。
それを海外版のファームウェアをドコモXperia rayに適用し、普通に使えるのになんでドコモは!!と憤ってました(笑)
また当時、他社製スマートフォンにはあってXperiaにはないものがありました。それはWi-Fi ON/OFFや自動回転のON/OFFなどをワンタップで設定できるトグルスイッチ。
今でこそ当たり前ですが、他社ができるのになんで?=やっちゃえ!という海外ユーザがカスタムしてそれを実現させ、そのファイルや手順を公開し、それに歓喜して同じように実践するために管理者権限(=root取り)を使ってトグルスイッチを実装したり、その手順をこの考察ブログで公開し、、、と、一番Xperiaを楽しんでいた時期かもしれません。
今思えばTimescape、これは開発続けて進化させて欲しかった機能。Timescapeはアルバムアプリと連絡先アプリに取って代わられてしまいましたが、Timescapeのままがんばって進化していたら、Xperiaを代表するプリインアプリとして特徴出せたかもしれなかったと思います。登場が早すぎました。(ちなみにMediascapeはこの時点で淘汰されてしまいました。こちらももったいない!)
http://www.sonymobile.co.jp/xperia/docomo/so-01b/function/communication.html
Xperia SX(SO-05D)
Xperia ray登場の翌年、2012年8月10日に発売されたXperia SX。当時まだまだ3G回線による通信がメインで、ようやくLTE通信が始まったころです。ドコモは”Xi(クソロッシィ)”というネーミングでサービスを開始、最大75Mbpsとこれまでの3G(FOMA)ハイスピードの約2.7倍の速度が出るということで、Xperia SX発売日の前日に発売となったXperia GX(SO-04D)と、2日連続でビックカメラにて購入するという前代未聞のアホなことをしたことで自身の記憶の中にしっかりと留まっているXperiaだったりします。
Xperia™ SX SO-05D | ソニーモバイルコミュニケーションズ
ソニーモバイルコミュニケーションズの携帯電話「Xperia(TM) SX SO-05D」の製品情報。
しかもXperia初のXiが!小型端末が!ではなくオレンジの筐体に惹かれてしまったというw
しかもXperia SXは国内専売モデルだったため、カスタムしづらいだろうなと思って早々に売却してしまったという・・・。(手持ちのXperia SXはXperia 国内販売5周年に向けてあとで入手したものです)
Xperia SXのサイズは約115mm×約54mm×約9.4mmとXperia rayよりも縦4mm、幅1mmだけサイズアップはしたものの、画面サイズは3.3→3.7インチに、さらに重さは△5gのなんと95gです。しかもLTEにもおサイフケータイにも対応しました!!
さらにたった1年の違い(とこのファームが最終版なので)ですが、ユーザの声を拾ってソニーモバイルは頑張りました。このようにトグルスイッチを実装してくれたのです。これで格段に使いやすくなった!と思いました。
スクリーンショットもadb使わずに今と同じように電源+音量小で撮れるようになりましたし、Android 4.0以降のXperiaのUIや操作感は大きく変わっていませんし、おサイフケータイもありますので、通話メインのちょっとした調べごとをするような使い方なら何の苦労もなく今でもそのまま使えそうです。
冒頭の「ちゃんとうごくXperia SXが欲しい」ってツイートに納得しました。Xperia rayの常用はGoogle Playが使えなくなってますし、いろいろ厳しそうですが、Xperia SXなら十分!むしろ電池の持ちが良ければ(未検証)これをメインにしてもいいんじゃないか?と思えてきました。
Xperia SXの次の小型モデルはXperia Z1f → Xperia A2 → Xperia Z3 Compact → Xperia A4 → Xperia Z5 Compact → Xperia X Compact → Xperia XZ1 Compact と変遷してきました。Xperia Z1f・Xperia A2までは4.3インチ、以降4.6インチとXperia SX以降3インチ台のXperiaは登場していません。
これが世の流れなのか?と思って調べてみました。
The Statistics Portalというサイトで2015-2021年までのスクリーンサイズ予測を出していますが、4インチ以下の台数、グラフに表せないくらいの少数派になりそうです。小型端末のニーズは欧州中心でもともと少なかったこともあって、今後出てきたとしてもゲテモノ扱いは避けれれないかもしれません・・・(クラウドファンディングでメチャメチャ小さい端末もありましたが、デザイン・機能<小さい「だけ」のものでした。
現行Xperia Compactモデルの4.6インチというものが最小クラスということになるのでしょう。4.6インチといえば、Xperia SX発売日の前日2012/8/9に発売になったXperia GXが「約4.6インチ大画面HD高精細ディスプレイに~(略)」と記載されています。やっぱり4.6インチは大画面なんですよ、皆さん!!w
個人的には小型端末は少々厳しくなってきた年代なので、どうしても大画面を選んでしまうのですが、今後の小型端末も忘れずに注目していきたいと思います!