XperiaにおけるAndroidアプリ考察

【コラム】あれ?Xperiaどうなってるの? 起死回生の一手はこれじゃない?(私見)

3ヶ月ぶりのご無沙汰です。

前回5月(!)の考察で、2017年の事業説明会においてモバイル分野がボロボロだったことを書きました。そして第1四半期第1四半期 業績説明会において、更にモバイル事業が大きく下落しているという発表・・・。

やっぱりなぁ、、、というのが正直な感想です。

 

2018年度第1四半期はセンセーショナルな結果だった

決算の悪化状況は既に様々なメディアでも記事になっているので割愛しますが、要は8つのセグメントのうち、モバイルコミュニケーション事業は唯一のマイナス成長であるということです。日本と欧州で売れてない、、、と。

この事業説明会後、著名なモバイル系ニュースサイトをはじめ、様々なメディア、モバイルの世界で著名なライターさんたちが「ソニモバ頑張れ!」「こうしたらいいんじゃないか?」と心配する記事を見るにつれ、だんだん怒りとも思える感情が芽生えてくる反面、申し訳ないな、、、と。

だって、自分もこの1年、売上に貢献してないのですから・・・

 

 

各メディアにおけるXperiaに関する記事まとめ

この声、ソニモバの中の人にも届いているのでしょうか。

Xperiaが苦境から脱するために必要なこととは?

ソニーが7月31日、2018年度第1四半期の連結業績を発表した。ゲームや音楽の事業は増収増益となったが、スマートフォン(Xperia)を含むモバイル・コミュニケーション事業は前年同期の1812億円から1325億円となり、487億円(27%)の大幅減収となった。営業利益は−108億円だった。同社は不調の理由に、欧州や日本を中心に、スマートフォンの販売台数が減少したことを挙げている。 …

 

Xperiaの失速とHUAWEIの躍進、カギを握るのは「内蔵カメラ」(本田雅一) – Engadget Japanese

2018年7月末に今年前半の各社決算が発表され、スマートフォン事業を持つメーカーの業績が話題に上っています。 中でも主として挙げられるのは、日本市場で存在感を示していたソニーモバイルコミュニケーションズ、Xperiaシリーズの売上げ不振に関する話題。国内シェアにおいてシャープと順位が入れ替わったことと合わせ、さまざ…

 

苦しさ増すXperia、ソニー2018Q1決算。ゲームとイメージング好調の影で:週刊モバイル通信 石野純也 – Engadget Japanese

ソニーは、第1四半期の連結業績を発表しました。グループ全体を俯瞰(ふかん)すると、業績は好調を維持。中でも、PlayStation 4を擁するゲーム&ネットワークセグメントや、イメージセンサーを抱えるイメージング・プロダクツ&ソリューションセグメントが好調。幅広い分野で、業績予想の上方修正も行っていま…

 

国産スマホの明暗、ソニー転落の裏にシャープの戦略

国産スマートフォン(スマホ)メーカーの明暗がくっきりと分かれた。米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマホでは、これまでソニーの「エクスペリア」がトップシェアを誇っていた。ところが2017年、ついにその図式が変わった。エクスペリアは首位から陥落。その座にシャープの「アクオス」が着いた。18年の夏商戦はこれから本格化するが、シャープは新製品「アクオスR2」を引っさげ、さらな…

 

好調ソニーの中で赤字なXperia、低迷の原因は技術への過剰なこだわり? – Engadget Japanese

ソニーが2018年第1四半期の連結業績を発表しました。詳しい内容は石野氏のレポートで確認いただきたいのですが、グループ全体としては上方修正の部門も多く、業績好調といったところです。気になるのはモバイル・コミュニケーション部門の不振。前期に比べて108億円の赤字に転落しており、苦しさが目立つ格好です。

 

 

今月末に発表予定のモデルの行方は

8月31日より、ベルリンにて世界最大のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA2018」が開催されます。こちらで新たなXperiaが発表されるというウワサがあります。日本でも2018年秋冬モデルとして発売される予定もされていると思います。

この前Xperia XZ2 Premium発売したばかりなのに、たった1ヶ月後に新モデルが発表されるという、このなんとももどかしい感覚を覚えるのは私だけでしょうか。

きっと、現行モデルをちょっとずつ改良されているのは分かるのですが、今は中途半端な状態のモノしか発表できないんじゃないか?と思います。開発自体は2~3年前から始まっているはずで、今回の事業説明会でもソニー自身が「他社のトップ製品に比べて商品競争力が劣っている」と発言してしまうような(言い方悪いですが)体たらくな状態を改善するには時間が短すぎます。

よって、とても残念ですが2018年秋冬モデルも大きく期待はできないとも思っています。Xperia XZ2のマイナーチェンジ程度にとどまる=また売れない、、、このループに陥ってしまうことを危惧しています。

 

 

負のスパイラルから抜け出すには(私見)

この考察でも何度か書いていることですが、2つあります。「ブロガーを大切にしてください」「SIMフリー市場に真剣に参入してください」

この2つに尽きます。

好調ソニーの中で赤字なXperia、低迷の原因は技術への過剰なこだわり? と中山さんも書かれていますが、開発者は本当に真剣にXperiaを良くしよう!と頑張っている、それが伝わってないと。

ブロガーイベントでは、われわれ一ブロガーに対してもきちんとプレゼンしてくださり、その後の質疑応答などにも気軽に応じてくださり、そこからXperiaにかける情熱を感じ取って、それを様々な視点(一般者の視点)で数多く書かれ、拡散していっていました。

それが今はメディアを通じてのみ、その情報が入ってくる。メディアは(申し訳ないですが)行灯記事を書かざるを得ないこともあり、本音で書けないこともあって、正直物足りません。それをブロガー目線で語り、拡散することでより身近に感じることができたわけです。

コストの問題なのか、影響力がないと判断されたのか、どうして止められたのかは分かりませんが、わたしは絶対にブロガーイベント、auがやっていたようなユーザー参加イベントは開催すべきです。生の声、SNSの拡散力、あなどれませんよ?

またSIMフリー市場への本格参入。いまは2製品しか実現できていません。それも売り方がザツです。Xperia J1、これはXperia A2というモデルが出ていながら、Xperia Z1 Compactの筐体を用いてちょちょっとアレンジしただけのモデルでしたし、現在は10万円近くするXperia XZ Premiumを自社系MVNOである nuroモバイルでのみ販売するというセコさです。もっと大々的に各社で扱うようにしていれば、もうちょいマシな販売実績となったことでしょう。

それと、ソニモバは高級品しか売らない!と宣言しておきながら、実はミドルレンジのXperiaを販売しています。

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各キャリアとの力関係があって、SIMフリー市場にはなかなか行きづらいのかもしれません。が、いまそんなことに構ってる余裕なんて無いんじゃないですか?

自分たちが生き残るために、持てる武器はすべて使って生き残ること、もっと真剣に考えて頂きたい。

 

「やっぱりXperiaがいいよね~」

という声、聞きたいですよね?ぜひ聞かせてください!

 

IFAの次は2019年1月のCES、2019年2月にMWCが開催され、そこで今回の反省を活かした第一弾モデルが登場するんじゃないか?と思ってます。(早すぎるかな、、) そこで発表される新Xperia、わたしはそこまでは諦めずに待ちたいと思っています。

どうかそこまで事業が存続してくれていること、願ってやみません。