XperiaにおけるAndroidアプリ考察

【XZ3】サイドセンスすごく便利!でもさらなる進化に期待してます!!

2019年が始まりました。今年はXperiaにとってどんな一年になるのでしょう。もうすぐ始まる2019 Consumer Electric Show(CES)においてXperiaのミドルクラスが発表される(?)のか、2月のMWCでフラッグシップXperia(XZ4??)が発表されるか、そして2018年度決算でソニーのモバイルセグメントの売上、出荷台数がどう改善(改悪?)されるのか、今年もXperiaから目が離せません。

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さて、今回は今後のXperiaには必ず搭載されていくであろう「サイドセンス」について、新年一発目として考察したいと思います。もう便利すぎてサイドセンス無いXperiaは使えなくなりましたよ😁 でもサイドセンスはまだ1stバージョンですから、まだまだ機能が足らないと思うこともあります。この考察ではココをこうして欲しい!点にも触れてみたいと思います。

あ、それとこの「XperiaにおけるAndroidアプリ考察」、今年10年目になります。改めましてどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

わたしがXperia XZ3を購入した大きな理由の一つが「サイドセンス」機能であることはXperia XZ3の考察をするときに必ず触れてきました。

 

サイドセンスってなんだっけ?

ところでサイドセンス機能ってどんな機能だったっけ? という方は公式サイトに簡潔に書かれていますのでご確認ください。

サイドセンス | 基本操作 | ソニーモバイル公式サイト

ソニーのスマホ Xperia(エクスペリア)の基本操作。ディスプレイのサイドをダブルタップすると、ユーザーが次に使いたいアプリを予測してタップした位置に表示。

ディスプレイのサイドをダブルタップすると、ユーザーが次に使いたいアプリやクイック設定を予測して、タップした位置に表示。

アプリなどを探すことなく次の操作がスムーズです。表示する内容は自分でカスタマイズすることも可能です。またSNSやWeb閲覧時などは上下にスライドするとバックキーに、カメラ使用時はダブルタップするとカメラキー(シャッター)になります。 

 

サイドセンス機能はハードウェアのセンサに連動して動作するためソフトウェア的な実装が難しく、歴代Xperiaにはどれだけ待っても機能追加されないだろうと思ってXperia XZ3を購入しました。

これまでは(しつこいですが)SwipePadという画面の隅から中央に指をスワイプすると事前に登録したアプリ一覧が表示されて、そこから起動できたためホーム画面にアイコンを一切置かずとも素早く目的のアプリが起動できるという非常に重宝していたユーティリティアプリでした。

これと同じようなことがXperia独自の機能として提供されることで、思わず小躍りしてしまうような期待感を持って発売日に手にしたわけです。

 

 

サイドセンスはどんなことができる?(復習)

 

設定方法

上記公式サイトにも記載されていますが、「設定>画面設定>詳細設定>サイドセンス」より行います。

 

設定できること(設定項目一覧)

  

 

バック操作は画面端を上か下にスライドすると一つ前の動作、例えばwebページを見ていた場合は1ページ前に戻り、Twitter(公式)アプリだったら一つ戻る操作、通知タブ開いて通知の内容を確認(ツイート画面)し、スライドすると通知タブが開いた状態に戻る、という動作をします。スライドし続けるとアプリ終了するまで戻ってくれます。

一見便利そうですが、意識してないと勝手に1つ前の画面に戻って「ファ!?」となる(誤動作と勘違いする)ため、わたしはOFFにしました。

また使用を許可するアプリはホワイトリスト方式(全選択されていて、動作させたくないアプリのみ✓を外していく方式)です。要は使ったほうが便利だからぜひ使ってね!!ということでしょう。

 

設定させたいのに設定できないこと(要望事項)

冒頭に書きましたとおり、もうサイドセンス無いXperiaは使えない!ようになりましたが、更に便利になるにはこれらの機能が追加されるともっと使い勝手が向上するはずです。ぜひ機能アップデートの検討をお願いしたいです。

 

ソフトキー(戻る/ホーム/履歴)のなど機能割り当てを柔軟にできるように

わたしは左手持ち左手使いです。ソフトキーとは画面下の◀ ● ■ ですが、この■(履歴キー)を押すとき、左手に持ったまま左の親指で押すと関節が外れそうなので、サイドセンスの機能として設定できると助かります。

サイドセンスには赤枠で囲った部分に「通知(=通知領域を下げる)」と「片手モード(=画面を小さく表示)」が割り当てられていますが、片手モードより履歴キー「■」を割り当てたほうが使い勝手が良くなると思うのです。

ちなみにXperiaホーム(アプリ)ではスワイプアップでアプリ一覧が表示できるようになっていますので、これまでNova Launcher(有料版)などのホームアプリが持っていたスワイプアップ/ダウンの機能がXperiaホーム+Xperia XZ3のサイドセンス機能で実現できるようになりました。(できればアプリ一覧表示を横フリックでなく縦フリックにも対応してくれるとなお良い)

 

ショートカットの割り当てができるように

各アプリが持つショートカット機能、例えば標準の時計アプリにはストップウォッチ・世界時計・アラーム・タイマーという機能がありますが、これらの機能が直接起動できる「ショートカット」が用意されていて、他のアプリからショートカットを呼び出せるようになっているアプリもあります。

QuickShortcutMakerアプリなどで確認するとわかりますが、例えば「設定」から外観設定機能を直接呼び出すショートカット機能があるのが分かります。

これらにも対応してもらえるのがベストですが、さすがに一般的ではないと思うので、Android OSがサポートしているアプリショートカットに対応頂きたいです。

アプリショートカットとは、ホーム画面のアイコンやアプリ一覧から対応アプリを長押しすると設定された機能が選べます。

残念ながらサイドセンス機能にはアプリショートカット機能も実装されていません。せっかくよく使うアプリを簡単に呼び出せる機能なので、ぜひそのアクティビティ(アプリショートカット)機能も使えるようにして頂きたいと思います。

またサイドセンスはフォルダ機能も未サポート。今は本当にアプリ一覧表示機能しか無い1stバージョンだと思いますので、せめてアプリ一覧(アプリドロワ)でできることをサイドセンスでもできるよう、望みます。

 

 

Xperiaインテリジェンスエンジン、AI機能は生きてますか?

上記公式紹介サイトにもサイドセンスのXperiaインテリジェンスエンジンを使うと「時刻や場所、使用頻度を元に、ユーザーが次に使いたいアプリや設定を予測して表示」できることが記されていますが、その恩恵を感じるまでには相当の時間を掛けないと体感することができません。

わたしの場合ですが、平日朝は7時前に出勤、電車ではLINE見て、Twitter、Facebook、InstagramといったSNSを一通り見た後に、SmartNewsを見て、8時過ぎに最寄り駅着、時間調整のために朝マック。クーポン使うためにマクドナルドアプリを使うという一連の行動をXperia XZ3と共に約2ヶ月実行しました。

本当によく見ているTwitterは常にトップに表示はされていますが、SmartNewsやマクドナルドアプリは毎朝の行動と認識してくれないようで、年末にようやく7時過ぎにサイドセンスを開いたときのトップランク(=最初に開いたときのアプリ一覧)にようやくSmartNewsが登場しました。

それまではトップページに表示されず「もっと見る」を開き、それでも一番先頭ではなく4番目とか5番目に出てくる感じです。

トップに8アプリ(うち通話とカメラは常に表示設定しているので実質6アプリ)で、SmartNews登場まで全部で12アプリあるわけですが、確かに利用頻度の高いアプリが表示されているのはわかります。でも「時刻や場所~予測して表示」からは大きく乖離していると思うのです。

よく使うアプリは特にアイコン設置場所、ホーム画面だったりユーティリティアプリでは、だいたい指がそのアプリアイコンの場所を覚えているので、可変になった時点で目で確認しなければならないので確認する一手間が増えてしまうのが現状です。

「ああ、これが使いたかったんだよね、さすが!」となるまでには相当な時間を費やさないと思うようにはならない(今も思うどおりではないです、残念ながら)です。むしろ「中途半端なら勝手に並び替えてくれるな!」と思ってしまいます。

XperiaインテリジェンスエンジンのAIアルゴリズムが公開されていない以上「なんでこの結果なの?」という疑問しか無い(公開されてもわからないけどw)のです。

AI精度を高めて頂くことに期待するしかありません。

 

あ、サイドセンスにはこのAI機能を使わない、自分で使いたいアプリを自分の好みで並べる方法もあります。

Xperiaインテリジェンスエンジンを使わない方法

 

 

自分好みで並べる方法※最大8アプリ

 

ここからは余談です。

AIとはちょっと離れますが、以前Xperiaの日本語入力システム「POBox」にはオンライン変換という使用頻度の高い言葉(俗語)をユーザが辞書登録せずとも自動的に変換してくれるという機能が実装されていました。

しかし、POBoxは株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所とソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社との共同開発ですが、大人の事情(権利関係?)で途中で廃止となりました。「POBox Plus」という名前になったのに実際は機能downです。

今回のXperiaインテリジェンスエンジン(AI)はどういう会社が開発し、利用しているかなどの権利関係は分かりませんが、POBoxのように大人の事情で途中で提供中止とならないよう、お願いしたいものです。

 

 

サイドセンスまとめ

サイドセンスはXperiaに初めて搭載された新たな機能です。ソフトウェア的な提供ではなく、ハードウェア(正確にはセンサー)と一体となった、Xperiaならではの機能であり、昨今どのAndroidスマートフォンでも同じじゃんね、だから高いXperiaなんか使わないでもいいんじゃね?の声を「いやいや、Xperiaのサイドセンスはめちゃくちゃ優秀だからぜひ使ってみて!」と言ってもいいんじゃないか?と個人的にはこれからXperiaのキーとなる機能だと思っています。

Xperia XZ3で初めて搭載され、今後のXperiaには必ず搭載される機能となるはずです。これからユーザの声を拾ってバージョンアップし続けてくれることに希望を持ってこのような考察をしてみました。

長くなりましたが、実現して欲しいのは以下の2点です。

 

もうすぐ開催される2019 CES 、2月のMWC、そこで新たなXperiaが発表されることでしょう。新しいXperiaのデザインや機能の進化はもちろんですが、サイドセンスがどのように進化しているのかも大変興味深いところです。(これまではPOBoxの進化を気にしていましたが、最近は機能向上がなくちょっと寂しく思ってます)