カスタムROMもいろんな種類があって、2.1もあれば一番種類の多い2.2(Froyo)、ほかに2.3(GingerBread)もあります。2.3はちょっと前にα版を入れた(ただ入れただけ)事はありますがカメラ・wi-fiとか使えず、常用には耐えられないまますぐに消してしまいました。
それから3ヶ月経っていろいろ変わってるんじゃなかろうかと思って入れてみる考察です。
◆準備するもの◆
- xdaサイト XPERIA X10 Android Developmentの「Cyanogen CM7.0.0 J015 K002 Gingerbread 2.3.3」の#2スレにある「CM7.0.0 J015 STOCK」よりファイル(!release_CM7.0_J015_STOCK.rar」をDL。(122.1MB)
(ベースバンドは52なのでdocomoファームでそのまま行けます)
◆設定方法◆
現時点ではお手軽導入ツールはないので個別に設定していかねばいけません。
- 現環境をxRecoveryでバックアップ、
Titanium Backupでアプリ、ユーザデータもバックアップ。 - できればSEUS/Flashtoolで初期化(しなくてもいいけど初期化したほうが不具合の原因切り分けしやすくなる)
- rarファイルを解凍。(Lhazとかでできます)
解凍するとこんな感じ。 - このうち以下のファイルをSDカードにコピー
- Xperiaを再起動、xRecoveryを起動し
・Factory reset
・Wipe cache partition
・Advanced options>Wipe Dalvik Cache
・Advanced options>Wipe Battery Stats
を実行。 - CM7のromをインストール
・Install custom zip>Choose custom zip from sdcard>コピーしたフォルダ選択>update.zip>Yes
(SDのカード直下にupdate.zipを置いた場合は「Install update.zip」を選択すればOK) - 完了したらXperia再起動、立ち上がるのを待つ。
・「←」>Reboot phone
これでひとまずOSでは起動しました。このままだとAPN設定もされてませんし、Googleアプリ(マーケットとか)何も入ってません。(SIM入れず導入しちゃったので英語になってますがSIM挿していたら日本語で起動します)
(まだカメラ使えず) - もう一度再起動しxRecoveryを起動、SDに入れた「gapps-gb-20110307-signed.zip」をインストールします。
ログ見てるとダダダーッとアプリが削除されていきましたw きっとこのsigned.zipで置き換えてくれてることでしょう。
インストール終わったら再起動します。
画面右下にあるセットアップを終了をタップすると、いつもの初期設定が始まります。がこの時点でAPN設定してない(ツールもないので)ためHとか3G表示なし。アカウントセットアップもスキップします。 - APN設定
「田」>設定>無線とネットワーク>モバイルネットワーク>アクセスポイント名
なんかmoperaは入ってましたけどSP_Pushモードなし。
「田」>新しいAPNでSPモードを設定します。
・名前:spmode
・APN:spmode.ne.jp
上記2つを入力したら「←」で戻ると一番下に追加されてます。これをタップして少し待つと通信が始まります。(ステータスバーに「H」が表示) - 待ち受けに戻ってアプリケーション一覧を開いてみます。いろいろ入ってます。
- 前回ダメだったところがどう変わったか。
(1)カメラ使ってみます。
あ゛…orz
(2)wi-fiは?
使えました!
(3)bluetoothは?
使えました!
カメラ無くてもOK!という方はこのまま使えるかも!
あとはSP_Pushファイルを準備したり (ここから *014用ですがそのまま使えるか?)、POBox4.0を入れてみたりするためにもう一手間加える必要があります。興味ある方は以下の考察を見てみてください。
◆常用するための施策:結果常用できず◆
- build.propに以下のコマンドを追記する。追記はBuildPropMerge(考察済み)が便利。
<目的>
・SO-01Bであることを宣言
・docomo絵文字を使う
・POBoxを使うため
(1)16行目を以下のように修正ro.product.brand=Sony Ericssonスミマセン、勘違いで間違えてます。失礼しました。(1)22行目を以下のように修正
ro.product.manufacturer=Sony Ericsson(2)30-31行目をコメントアウト(#)もしくは削除し、代わりに以下2行を追加
ro.build.description=SO-01B-user 2.2.1 2.0.B.0.138 136 release-keys ro.build.fingerprint=docomo/SO-01B_1233-7397/SO-01B/es209ra:2.1-update1/2.0.B.0.138/ihBA:user/release-keys(3)最終行に以下を追記
ro.config.libemoji=libemoji_docomo.so - SPモードメールをAndroidマーケットからDLする。(アカウント設定していなければこのタイミングで設定する)
絵文字は日本語入力環境でないと出現させられないのね。。。当たり前か。 - SPモードメールのpush配信ツール導入 ⇒NG
(014用入れたら起動せず文鎮に。もう少し待ってみます。)ここからファイルをDLしxRecoveryで適用する。導入後、pushされるかをPCなど使って@docomo.ne.jpへ送信してみる。うまくいったら再起動し次の手順のためにxRecoveryを起動させる。 - POBox4.0導入 ⇒
NGro.product.manufacturer=Sony Ericssonにすることで成功するとのこと。
スキン込みのファイルをxRecoveryで適用するもテーマは入ったがPOBox本体入らず。POBox単体(309_newpobox.zip)入れてもエラーで起動できず。
いろいろやってみましたが、やっぱりツールが揃っていないため常用するのは困難と判断しました。
大変お恥ずかしい、修正部分をちゃんと直せば使えます。(ただしカメラが使えないのには変わらないですが)
もちろんSPモードメールなんて使わないよ!Imoniで十分だしsimejiサイコーという方は使えるかもです。
自分はまだ時期尚早かな、と判断しました。
また上でサラッと流しましたが、このROMのOSでは2.3.3(Xperia acroと同じ)です。おまけにCyanogenModもバージョンが7になってます。ということは画面キャプチャができる??(やり方わからない…orz)
また2.3.2なarcと違ってプロファイルなんて項目があります。
プロファイル毎に個別の設定ができるようです。例えばWorkでのGmailの設定は音鳴らさないけど着信音は鳴らす、とか。
(まさかこれってCM7の機能じゃないよな、、、)
まだまだこのROMも不安定な気もするし、自分が勉強不足だな、と痛感…orz