XperiaにおけるAndroidアプリ考察

【ツール】カスタムROMをdocomo仕様にする:make_JP_CompleteROM

お恥ずかしながらXperiaのカスタムROMは一発導入キットを重用してました。個別にパッチ当てるの面倒なのでww

4月終わりにカスタムROMまとめ考察をしてちょうど1ヶ月しか経っていないのに更にたくさんのカスタムROMが出てきてる状況。いろいろカスタムROM試したいけど、勇者様のパッチを待っているのもおねだりするのも申し訳ないし、待っているのも大変。

いつも大変参考にさせてもらってるしたらば掲示板の「Xperia 改造スレッド」においてdocomo環境で使用するための各種パッチを適用するツールをご提供されている方(Y2R様)がいらっしゃいまして、このツールを有り難く使わせてもらってパッチ適用済みカスタムROMを導入する考察をしたいと思います。

 

毎度のお約束ごとですし、このツール使うときは既にroot取ってるはずなので大くは語りませんが念のため。

root化は自己責任で!また本考察で得られるすべての効果に対する責任は当ブログ及び当方は何の責任も負いません。どんな事象が発生しても自己責任で対応願います。


 

◆ツールでできること◆

カスタムROMは主に海外での使用が前提であり、docomo環境(特にSPモード周り)の対応は欠かせないものです。

 

 

◆準備するもの◆

 

 

◆make_JP_CompleteROMの使い方◆

#同梱のReadMe.txtにも書かれていますが・・・

<ツールの構成>

  1. ダウンロードしたファイル(make JP CompleteROM v1.06.rar)を7-zipなどで解凍。ファイル構成はこんな感じ。まずはReadMe.txtをじっくり読んでください。
  2.  

  3. この階層にxdaからDLしたカスタムROMファイル(zip、rarファイル)を置き、「make_JP_CompleteROM.bat」をダブルクリックして実行するだけで一発導入キットが自作できます。ただしもう少し自分好みのアレコレ、例えばフォントはメイリオでなくあずきフォントを使いたい、ブートアニメーションはこれを使いたい、という場合には次の手順を実行します。
  4.  

  5. 個別カスタムはdiff\以下の各フォルダに事前に入れておきます。構造は以下のようになっていますので必要なファイルを仕込んでからバッチファイルを実行します。

       

    • systemフォルダ直下にbuild.propを入れる。
    •  

    • appフォルダ:system階層にインストールされるアプリ(apkファイル)が入っています。(逆にsystemにインストールしたいファイルを入れておくことができる。(アプリケーション管理で削除できないもの、例えばニュースと天気の透過版を事前に入れておくとか)
    • etc:特に弄らない
    • fonts:フォントファイル(ttf形式)を事前に入れておく。(フォント名称はDroidSansJapanese.ttfにすること)
    • lib:特に変更なし
    • media:起動時のアニメ(bootanimation.zip)を入れておく。(xdaのコレクションスレとかで探すのも吉)
  6.  

  7. build.propもdocomo化されてるはずですが、気になるようであればBuildPropMerge(使い方考察はこちら)もしくはAndroid My Fixer Alpha 1でdocomo最適化する。

 

<ツールの実行>

  1. xdaよりカスタムROMをDLする。
    今回は仏国製の「Achotjan 2.2.1 cm6 v02.2 Baseband 4xx / 52」を入れてみることにしました。
    (Twitterでいろいろアドバイス頂きましてありがとうございます。)
  2.  

  3. AchotjanはDLできるファイル形式がrarです。一旦解凍すると「update.zip」がありますので、これを使用します。
    (Picsにはホーム画面のイメージが入ってます)
  4.  

  5. DL(解凍)したupdate.zipをmake_JP_CompleteROM直下に入れる。
  6.  

  7. ニュースと天気(透過版)を落としてappフォルダに入れる。
    (ファイル名をGenieWidget.apkに変更)
  8.  

  9. 手順2でコピーしたzipから元となるbuild.propを抽出
    update.zipを7-zipで開き、build.propファイルを右クリック>コピー>任意の場所に貼り付け
  10.  

  11. Android My Fixer Alpha 1でdocomo最適化build.propを作成、BuildPropertyフォルダに生成されたbuild.propを、systemフォルダ直下にコピー
    (コピー元)

    (コピー先)
  12.  

  13. make_JP_CompleteROM.batを実行
  14.  

  15. 「1 すべての処理を実行する」を選択しEnter、5分程度待つと無事成功した旨メッセージが出るはず。
    (途中の処理状況は画面を見ていると分かります)
  16.  

  17. make_JP_CompleteROMフォルダの中に「JP_Complete.zip」が出来ています。
  18.  

  19. 起動アニメ(bootanimation.zip)はうまく適用されてなかったので、7-zipで後から入れ直しました。(docomoのが気に入ってるので)
  20.  

  21. JP_Complate.zipをSDにカードの任意の場所にコピー
  22.  

  23. xRecoveryでJP_Complete.zip適用
    (xRecoveryの使い方初期化→root化手順は以前の考察を参照してください)
  24.  

  25. 再起動するとカスタムROMでは見慣れた初期設定画面になりますので、画面に従って進めます。

 

<適用結果確認>

  1. ステータスバーにH↑↓が表示されてない場合、アプリドロワよりDev Tools>Bad Behaver>Crash the system serverを実行
  2.  

  3. 再起動するとステータスバーにH↑↓が表示されてると思います。
  4.  

  5. docomo化されているか確認します。
    • APN
      「田」>設定>無線とネットワーク>モバイルネットワーク>アクセスポイント名
    • POBox
      「田」>設定>言語とキーボード>POBox Touch(の設定)>キセカエキーボード選択
    • フォント
    • docomo化及びSP PUSH
      Googleログイン>マーケット>SPモードメールを検索、インストール>SPモードメール向けにメール送信
      (旧マーケットなので別途NewMarket.zipを適用しなきゃダメですね>Achotjan)
    •  

    • 自分で入れたニュースと天気アプリの透過状態を確認
    •  

    • カメラは確かに音が出なかったです。
  6.  

  7. 時計の文字色変更(CM系ROMのみ)
    「田」>設定>CyanogenMod設定>ユーザインタフェース>ステータスバー>時計の色

 

 

ツールの使い方は以上です。あとはTitanium Backupを用いたりしながら環境構築していきます。(Titanium Backupは一括で戻すのではなく、アプリを1つずつ選択し、システム+データを戻すのが吉です。

今回は初めてツールを使ったので著名なものを例にしましたが、これでいろんなROMを試せるのでCM7やSENSEとかにも逝ってみようと思ってますw