XperiaにおけるAndroidアプリ考察

【arc】root端末におけるアップデート作業考察とflashtoolの使い方

2011年7月6日18時ちょっと過ぎからAndroid2.3.3へのアップデートが始まりました。一般的な手法などについてはXperia indexさんなどでも紹介されていますので、考察ブログらしくrootedな状態でのアップデートについて考察します。

 

18時過ぎに端末でのアップデート(OTA:Over The Air)してみましたが、下記のようにダウンロード→アップデート→再起動→「ソフトウェアを更新できませんでした」とうまくいきません。。

これは自分のXperia arcはroot化し以下の点を弄っていますが、初期化せずにアップデートする為の情報収集し、「build.propを初期状態に戻せば行ける」との情報を得たので、早速実行してみます。

★本考察はroot化を推奨するものではありません。root化することでdocomoの保証も無くなります。最悪起動しないことも十分あり得ます。その際は絶対にdocomoショップに持ち込んだりしないでください。

SEUSすればほぼ確実に初期化できますので。   ま た今回rootしたまま2.3.3に上げた後に文鎮化→SEUSで初期化されるもAndroid2.3.3の初期化→root取れず、、、orzとなって しまった時の対処も考察したいと思います。(これが最初で最後です。以降root考察はX10に限らせて頂きます、たぶんw)

 

 

◆root化環境◆

root限定アプリ(Androidマーケットからインストールできるもの)を除く活用策。root化するとできること考察も併せてご確認ください。

 

 

◆rootedのままOTAする◆

某掲示板で得た情報を元にbuild.propとframework-resを標準に戻す。標準build.propframework-res.apkファイルを無くした人のために。。。 (手順)

  1. 現行build.propをSDカードにコピー(退避する)
  2. 標準build.propをRoot Exploreなどでsystem/直下にペースト
  3. パーミッションを下記のようににする
  4. framework-res.apkも同様、バックアップを取ってから標準を戻す
  5. 念のため再起動
  6. 起動後、menu>設定>端末情報>ソフトウェア更新
  7. ダウンロードが終わると下記メッセージが出ますので画面の指示に従います。勝手にシャットダウンしファームの書き換えが始まります。
  8. これでroot取ったままAndroid2.3.3へのアップデートが完了しました、と言いたいところですが、、、自分の環境ではbuild.propだけ戻してもアップデート失敗です(T0T) (途中framework-resも戻さないと、とアドバイス頂きましたが既に初期化中…orz)
  9. なので、一旦バックアップを取ってから初期化して望むことにします。(DLすげー時間かかったのに…(T0T) ) そのままSEUSでは面白くないし、今後の文鎮化したときの対応としてflashtoolで初期化したいと思います。

 

 

ちなみに今まで使っていたframework-resを突っ込むと文鎮化するようです。

そんな時どうします?今現在では、SEUSはAndroid2.3.2に戻せるみたいですが、じきにAndroid2.3.3になってしまうことでしょう。 Android2.3.3環境においては現時点で残念ながらまだroot化する策は無いようです。よって、flashtoolを用いて一旦Android2.3.2の状態に戻し、root取得後Android2.3.3にするという手順が必要となります。 flashtoolはftf形式のファイルを使用しますが、docomoROM(ftfファイル)も自分で作る、もしくはxdaなどから探してくる必要があります。 flashtoolでのリストア方法については以前「bootloader unlock」をする(できなかったけど)エントリーで考察していますが、こちらでも簡易手順をご紹介。

 

 

◆もしつまずいてしまったときに・・・2.3.2への戻し方(flashtool)◆

(ftfファイル自作手順)

  1. 元ファイル準備 PCのSEUSフォルダ(例)C:\Program Files\Sony Ericsson\Update Service\db\数字\blob_fsにあるFILE_xxxxxxxxxという拡張子なしのファイルを3つあることを確認し、一時フォルダなどにコピー。
  2. bootloader.sinの準備 xdaの[Q] Japan Arc no unlock key screenの 23スレ目 Download correct loaderよりloader.sin をダウンロードし手順1でコピーしたファイルと同じ場所に格納
  3. ftfファイル生成(1) flashtool起動、Advanced>Decrypt filesより手順1でコピーした3ファイルと手順2のloader.sinを選択するために右の■….をクリックしフォルダを選択して「開く」。左窓より4ファイルを選択し中央の右矢印クリック。右の枠内に4つのファイルが入っているのを確認したら「OK」
  4. ftfファイル生成(2) flashtoolメイン画面に戻り、ファイルを生成します。30秒くらいで完了すると「Bundle Creation」と別ウインドウが開きますので左窓にあるファイルすべてを選択、中央の右矢印をクリックし右窓に移す。 右上の3つのコンボボックスに必要事項を入力し「OK」 (必要事項はどうも最終的なファイル名になるっぽい)
  5. ftfファイル生成(3) flashtoolメイン画面に戻り、ファイルが生成されるのを待ちます。 「Finish bundle creation」と出れば完了です。 ファイルはflashtool\firmwaresフォルダに生成されています。今回はSO-01C_3.0.D.2.79_docomo.ftfというファイル名が出来上がりました。
    (上のファイルはxdaから落とした物。若干ファイルサイズが違うのね…)
  6. 初期化手順(1)(SEUS相当) 早速自分で焼いたftfファイルで初期化してみます。(arcの電源はOFFにしておくこと。)
  7. 初期化手順(2) flashtoolメイン画面より「Flash」をクリック、今自分が焼いたftfを選択。右側にfrfファイルの中身が表示されますので全て選択し、OK。
  8. 初期化手順(3) PCと繋ぐよう指示されますので、「←」を押しながらPCと接続。
  9. 初期化手順(4) 初期化されるのを待ちます。 flashtoolメイン画面の下から4行目に「Flashing finished」と出れば完了です。
  10. 初期化手順(5) これでAndroid2.3.2の初期化は完了です。今後Android2.3.3でrootが取れるようになるまでは文鎮化した場合はこの手順6以降をたどる必要があります。

あれ?この考察はアップデートの考察だよね?なんかかなり方向性違ってる?www

 

 

◆初期化後のroot化手順◆

初期状態でGingerBreakインストールしroot化確認後、端末情報>ソフトウェア更新を行います。   取り急ぎの考察となりますが、以上となります。   今後はroot化に関する詳細な考察はしないつもりです。ご承知おきください。 (今回は今までこのブログを参考にして頂いた方が路頭に迷ってしまうのもマズい、自分に大いに責任があると思ってまとめてた次第です。)