root取って弄る時に誰もが一度はお世話になる「文鎮」化によるFlashToolでの初期化。それに必要なftfファイルの準備(生成)の仕方は以前考察していますが、ftfがうまく生成されてなくFlashToolで戻せない、SEUSのお世話になろうとしても「最新です」と言われて初期化すらできないような状態に陥ってしまった時の強い味方がWotanServer.comです。(要ユーザ登録)
こちらはSUESとほぼ同じ手順で出荷状態に戻す事ができるサービスです。基本は自分でftfファイルを作って最悪の事態に備えるのが最強のリカバリ策ですが、もう一つの策としてこういうサービスがあるんだと知っておくと安心できますよね。
◆使い方◆
- WotanServer.comにアクセス。
- WotanServer.comユーザ登録
右上の「Login」にマウス近づけると上記画面のようにIDとパスワード入力画面が出ますが、右下にある「Register now」をクリックし、必要事項 (required)部分を入力し「I accept WotanServer.com conditions」にチェックを入れ、「ACCEPT」します。
少し待つとメールでアクティベーションが届きますのでURLクリックすれば登録完了です。 - WotanServer.comにログイン
登録時のIDもしくはメールアドレスとパスワードを入力。初期画面にVoucher codeやCredit balanceなど表示されますが、今は無料で使用することができます。(いつか有料化されるかも) - 初期化したい機種を選択
左側のQuick searchの「Select Platform」でSony Ericsson、「Select Phone」より戻したい端末を選びます。選択すると専用の画面に遷移します。ここから行ければいいのですが、ページの下の方にあるDownloadsにある「WotanClient 3」をクリックします。 - WotanClientのダウンロード
WotanClient3をクリックすると「WotanClient.exe」(10.8MB)がダウンロードされます。これがリカバリの実体ファイルになります。(インストールはされない) - WotanClient.exeを実行→初期化完了
- 実行する前に端末の電源は切っておいてください。(切れてるかwww)
- SEUSやFlashToolと違って、最初に機種を選択するのではなくまずは電源を切った状態で「←」を押しながらPCに接続します。
- WotanClient3が端末を認識すると以下の画面になります。
- Enable advanced settingsにチェックを入れると機種を自動認識してくれるのでファームを選択し「NEXT」をクリック。(モデルをここで変更することもできます)
- WotanServerへ登録した情報が表示されてるのを確認し「NEXT」
- 初期化作業が始まります。SEUSやFlashToolより少し時間かかる感じです。
- ***FLASHING FINISHED***と出れば完了です。USBケーブル抜いて端末を起動。
- 無事にドコモSO-01Bに戻って来ました!
- 実行する前に端末の電源は切っておいてください。(切れてるかwww)
ドコモSO-01B→X10(2.3.3)化後にframework-resの入れ替えなどで失敗した場合はxRecoveryを使ってすぐに戻せますが、xRecovery環境のないarcやacro、rayなどで活用できると思います。特にacroのroot化でftf持ってなくて途方に暮れてる人、ぜひ使ってみてくださいw
(もちろん上記のようにX10→SO-01B化にも使えます)