たまたま初期化したばかりのXperia arc(SO-01C→LT18i化)があったので、ClockworkModリカバリをAndroidマーケットから落として、アプリケーションとしてCWMを入れられるというツールを試してみることにしました。
※タイトル修正しておりますが、IS11Sではインストールはできても「未対応」となり使えないようです。
※本アプリはroot化必須です。お約束ですが、root化のお約束事項は各自守って自己責任でお願いします。
なおroot化はWindowsPCにて1クリックで実行できます。こちらで考察もしていますが、xdaのXperia 2011 Easy Rooting Toolkitよりダウンロードして実行します。
◆ClockworkModリカバリとは◆
いまさら言わずもがなですが、お初な方のために念のため。
ClockworkModリカバリ、通称CWMはバックアップツールです。ただのバックアップではなく、現時点の端末の状態をイメージバックアップしてくれます。イメージバックアップとは、インストールしたアプリ、各設定情報、アプリのユーザデータなど、そのままの状態をまるっとバックアップしてくれますので、不具合が発生したりして初期化したとしてもすぐにバックアップ直前の状態に戻すことができるスグレモノです。
root化する大きな目的の一つでもあります。
Xperia(X10)はほぼ同等なxRecoveryというツールがありましたが、2011年XperiaにはAndroidの世界では著名(?)なClockworkModリカバリが使えるようになりました。(Galaxyやhtcというグローバル端末ではメジャーなバックアップツールです)
◆準備するもの◆
Androidマーケットからなのでそのままインストール。
◆使い方◆
日本語化されているので画面を見れば操作方法は一目瞭然。ここでもthjapさん(ThGo2作者様)が大活躍!
- 最初だけSuperuserの認証画面が出ますので「許可」します。
- 起動すると色々なメニューが出てきます。root化の状態、端末名称、このアプリの対応/未対応などの情報が表示されると共に、CWMインストール、リカバリ処理起動などが選択できるようになっています。
- 最初に「CWMをインストール」を選択しインストールします。上から3つ目をタップ。インストールはすぐに終わり、「CWMは正しくインストールされました。」と表示が変わります。
- 早速バックアップを取ってみます。「自動バックアップ」をタップ。確認画面が出た後に自動的に再起動し、自動的にバックアップが始まります。(もし普通に起動してしまったら、arcの場合は「Sony Ericsson」の文字ロゴ出てる時に「←」を数回押せばCWMが起動してイメージバックアップ(nandバックアップ)が始まり、完了すると自動で再起動します。ホントに全自動です。
- もしCWMのその他操作(カスタム用zipファイルの適用など)する場合は「リカバリへ再起動」を選択します。こちらも再起動後にCWMのメニューが表示されます。(スクリーンキャプチャできず。。)
- バックアップできるということはもちろんリストアもできます。リストアする場合、OSが起動できている場合はこのアプリを起動し手順5の「リカバリへ再起動」を、OSが起動できない場合は「Sony Ericsson」文字ロゴが出ているときに「←」(端末によっては画面タップもしくは音量(小))を数回押すとCWMが起動します。
上から6番目の「backup and restore」からrestoreで戻したい日付を選択し、もとに戻すことができます。
PCからcmdでインストールしたときは起動直後の操作で手動でしか起動できなかったCWMがアプリで出来るようになったのは便利です!
既にCWM環境がある場合でも、このアプリバージョンのCWMを入れることもできました。(CWMでSO-01Cにリストアしてアプリバージョンを入れてみたところ、「CWM導入済」と表示され、「リカバリへ再起動」がちゃんと起動しました。)
既にCWM環境がある方もコレ入れておくと便利かもです。
(追記)
Xperia acro(SO-02C)のCWM導入済みな環境に本アプリを入れて正常動作することを確認しました。
(更に追記)
IS11S環境ではインストールはできても「未対応」と表示され、アプリ版としては使えないようです。(手動な従来版は使用出来ますのでこちらの考察をご確認ください。)