XperiaにおけるAndroidアプリ考察

【イベント報告】Xperia™ワールド タッチ&トライ ブロガーミーティング参加してきた(1)

アジャイルメディア・ネットワーク株式会社様主催のXperiaイベント、今回で3回目の参加ができまして、同日発表されましたXperia Zをじっくりと触ってくることができましたのでご紹介させて頂きます。

今回はXperia Zを中心に考察します。(次回はXperia Tablet Z中心の予定)

 

 

イベントは今までのXperiaブロガーイベントとは違って、こんな感じで行われました。

今まではずらーっと展示されているのを自由に触れ、近くにいる説明員の方に気軽に質問できたりしたのですが、今回は一人1台ヒモ無しで貸し出され、イベント会場をXperia Zを持って自由に歩き回れる(自己管理は徹底することを念押しされましたけど)、さらにXperiaワールドを体験できるブースがあったりと、ホントにじっくりゆっくりと体験できる、というかなり良い感じのイベントでした。

イベントの模様はきっと参加された方がキレイにまとめてくれると思うのでざっとご紹介w

 

最初に登壇されたのはソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 営業本部 マーケティング統括本部長の金子様よりごあいさつ。

 

この日の11:30~のドコモ 2013年春モデル新製品発表会で「この春のイチオシ!」とドコモ加藤社長よりプレゼンがあったこと、ご報告頂くと共に、Xperiaが他の(AV)製品とつなげるとスゴいことができる!というお話がありました。

スマホが生活の中心になりつつある中で、「こういう使い方ができるよ!」という今までの「Xperiaを所有する喜び、楽しみ」から「Xperiaを使ってこんな楽しみ方しませんか?」と、訴求するポイントが変化してるんだな、と感じました。

 

 

 

 

続いて同社 マーケティング部 中田様より製品紹介。

Identity、Advantage、Innovationという3つの観点でXperia Z、Xperia Tablet Zについて、スライド38枚を使って非常に簡潔にポイントをお話いただきました。

早くXperia Zを体験してもらいたい、という一心だったこともあった?のか、あっという間にプレゼンは終了w

もう少し開発者の方の苦労した点やこういう点が大変だったという逸話が聞けるともっと良かったかも。。(あくまで製品紹介なので、そういう話を求めていないのかもしれません。。けどXperiaマニアとしてはちょっと物足りなかったかな。。)

次回は開発者の方の登壇も希望します!

 

あ、あと前回までのソニエリ時代からソニモバの中の人も大きく人事異動あったようで、お顔を拝見したこと無い方たちばかりでした。いろんな逸話を聞かせてくれた(以前旧モデルアップデートの件でご迷惑をかけてしまったマーケの方)にお会いできなかったのは残念無念。。

以降は製品紹介に基づいて確認した点をまとめていきます。

 

 

カラーバリエーション

既報の通り白黒紫の3色。(淡々と) ホントはこの色に決まるまでに紆余曲折あった逸話はなく、、フラットボディ、背面の強化ガラスについても(淡々と)採用した理由などには触れることはなく。。

背面ガラスについては、現物を見る前はガラスのテーブルの感じを想像していましたが、ホントに極薄なんでしょう、ガラスと言われなければわからないくらいの感覚です。もちろん透明度は素晴らしく、特に白はかつて無い輝きを放っているように見えました。

いずれのカラーも指紋は目立ちますが、気になれば水洗いすれば済むこと。気にしないほうが良さそうですw

ホワイトも指紋がつくとこうなります。(左上から少し下側あたりとか、、分かりますでしょうか)

 

 

モードレスUI

個人的に目を引いたのは「モードレスUI

動画を撮影中に静止画も撮影することが可能になりました。

スマホでスナップ写真、ペットであったり家族であったり撮ることも多いと想いますが、動画ばっかりだと写真が一枚もなかったりすることありません?

この新しいカメラにはそんな時に非常に有効な動画撮影中の静止画撮影が可能です。

これは非常に重宝しそうです!

以下が実際のモードレスUI画面スクリーンショットです。

 

 

カメラ機能

さらに連写機能も進化しています。

説明のとおりですが、シャッターにタッチしている間、枚数制限なく連写が可能です。

連写機能を使うシーンはあまりないのですが、HTC J Butterflyでも99枚連写を売り文句にしてますので、きっと需要はあるのでしょうw

実際に連写した動画をアップしましたので良かったら見てみて下さい。

(キレイな絵でなくゴメンナサイ)

動画のとおりですが、ディスクへの書き込み速度の関係なのか、ずっと等間隔で連写されるわけではないみたいです。ずっとシャッター押してるんですけど、一瞬間が空くという。撮影画像の保存先は従来通り内蔵メモリ、もしくはmicroSDXCメモリが指定できますが、連写を多用する場合は内蔵メモリを指定しないと更に途切れ途切れになる懸念が。。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=KoDT9beZ_TI[/youtube]

撮影画像をギャラリーで開くとこんな感じ。CPUパワーあるからか、非常になめらかな動作です。

 

また、ある一定枚数撮り続けると途端に本体上部が熱くなります。結構熱くなります。そしてCPUがクールダウンするまでカメラが機能しなくなります。これは仕方ないですかね。。

 

なお、Xperia AXから実装されたプレミアムオートも進化し、合計36パターンものシーンを自動認識し、シーンに合わせたモードを自動で選択してくれるようになりました。これもOne SONYのなせるワザなのでしょうね。

ほぼ同じ画角でXperia Z、Xperia GX、Xperia Vの撮影画像の比較をしてみます。(無修正)

【Xperia Z】(プレミアムオート)

 

【Xperia V】(プレミアムオート)

 

【Xperia GX】(フルオート)

 

Xperia Zの絡めの優秀さ、これだけじゃ判断できないかもしれませんが、お分かり頂けるでしょうか。

これだけカメラが進化しているのにレンズの詳細などについてはメーカー及びキャリアから一切告知ありません。デジカメ代わりにするならもう少し情報がほしい!と説明員の方にお伺いしたところ、このレンズは35mm換算で30.3mm相当、f2.4との事。ちょっとだけ広角に振られているようです。(HTC J Butterflyは連写にだけフォーカスされていて画角は不明、AQUOS ZETAが一番広角寄りという個人的評価)

 

 

POBox touch 5.4

続いて最大の興味の対象、POBox touch。

Xperia GXで5.1、AXで5.3、そしてZで5.4に進化。説明員の方にお伺いした時に、どちらかと言えばSony Ericsson時代のXperiaアプリはSONYになるときにほぼ全て見直しする中で、唯一といっていいSony Ericssonの開発リソースやノウハウを活用し、更に進化させたものとの事。

今回、5インチというかつて無い大画面での文字入力を快適に行うため、サイズ変更ができるようになりました。といってもATOKでは既に実装されている機能であり、ようやく追いついた、まだまだ進化しますよ!というお話もいただき、まだまだ進化し続けそうです!

 

POBoxあってのXperia、これからもPOBoxには相当期待しています!!

なお、Xperia Tablet Zには更に進化したPOBox touch 6.0が搭載されています。これは開発時期の関係で、いずれスマートフォン版POBoxも6.xに進化する模様。楽しみですね♪

 

#POBox6.0は手書き入力モードで漢字入力もサポート。タブレットならではの機能として漢字手入力機能をを盛り込みたい!ということで同時期の発売で2バージョンが存在するとのことです。

設定変更方法は

設定>言語と入力>POBox touch(設定アイコン)>キーボードサイズ調整、もしくは

 

文字入力モードであAを長押し>○のアイコンタップ

文字入力する部分に水色の枠が表示されるのでお好みのサイズに変更。

標準サイズでも文字が打てないこともないですが、微調整できるのは大画面スマホで標準日本語入力としては頭ひとつリードです。

 

 

マルチタスク管理機能(すべてのアプリ終了機能)

この機能はユーザの声を反映して追加した機能とのこと。他社製品にも搭載されていますので、ようやく追いついた、という感じでしょうか。これは便利!

(スモールアプリのアイコンも変わってますね。Xperia Tablet Zと共通のアイコンです)

と、ここまでがXperia Zに関する説明でした。

個人的感想なども交えてしまい、ゴチャゴチャした考察になってしまいスミマセン、、、

 

 

その他確認できたこと、気づいたこと

端末を触りながら、説明員の方にいろいろお伺いしたこと、要望したことなどをまとめます。(これがこのイベントの醍醐味、意義だと思ってますw)

 

 

まとめ

Xperia Zはソニモバとして初めて挑んだ「作品」です。「逸品」と言っていいかもしれません。

今回のXperia Zは開発部門、営業(マーケティング)部門の人員配置を変更し、更にSONYの英知を結集してExmor(カメラ)、Walkman、BRAVIAなど各コア製品担当者を引きぬいて一から開発したXperia Z。メーカーとしても気合の入れかたが今までとは全然違うことを実感できたイベントでした。

でもね、、偉そうで大変申し訳無いです。今回ご対応頂いた説明員の皆さま、まだ不慣れなのかもしれませんが、Xperia愛を製品以外からあまり感じられなかったのが非常に残念。説明を求めても専門外だからか、分かる者探してきます!という対応が散見されました。

Xperiaは「数あるソニー製品のうちの一つ」という位置づけなのかもしれません。でも、少なくともソニエリ時代のマーケティング部門、開発部門の方の多くは「Xperiaがホントに好きなんだな」、と思える話しっぷりだったのと相反する対応がどうしても気になってしまったイベントでもありました。

そんな中でも親切丁寧に一生懸命お話してくださった方(この方も異動でXperiaマーケ担当になったそうです)もいらっしゃいましたので、これから少しずつ変わっていくのかもしれません。

SONYだから売れるでしょ、という高をくくるような想いで製品開発しないよう、ソニエリマークが無くなったから魅力なくなったよ!というファンを振り返らせるような、そんなXperiaであり続けること、切に願います。

まだ後編のタブレットのこと何も書いていないのに、こんなこと書いてしまってゴメンナサイ、、、

次回、Xperia Tablet Zについてまとめて行きたいと思います。

 

 

(参考)既存Xperiaのアップデートについて

説明員の方はソニモバの方で、ドコモの方ではないため情報持ってません。ダメ元で聞いてみましたが分かりません、とのこと。。

ソニモバとしてはグローバルモデルに対するAndroid4.1へのアップデートを以下のように既にアナウンスしていますので、あとはドコモのさじ加減ひとつになります。(アップデートはしないんだろうな、、、という個人的見解)

 

 

(参考)基本スペック比較

Xperia Z HTC J Butterfly AQUOS ZETA Xperia GX iPhone5
サイズ(横x縦x幅) 71x139x7.9 71x143x9.2 68x135x9.8 69x131x10.5 58.6×123.8×7.6
液晶 5.0FHD
1920×1080
5.0FHD
1920×1080

4.9HD(IGZO)
1280×720

4.6HD
1280×720
4.0Retina
1136×640
重さ 146g 140g 152g 127g 112g
OS Android4.1 Android4.1 Android4.0 Android4.0  iOS6.0.2
CPU 1.5GHz 4コア
(APQ8064)
1.5GHz 4コア
(APQ8064)
1.5GHz 4コア
(APQ8064)
1.5GHz 2コア
(MSM8960)
 Apple A6 2コア
ROM/RAM 16GB/2GB 16GB/2GB 32GB/2GB 16GB/1GB  16・32・64GB/1GB
microSD 32GB 32GB 32GB  ×
NFC/FeliCa ○/○ ○/○ ○/○ ×/○  ×/×
ワンセグ/赤外線 ○/○ ○/○ ×/×  ×/×
LTE ○(3バンド) ○(3バンド) ○(1バンド)
カメラ(アウト/イン)  1310/220
万画素
800/200
万画素
1630/120
万画素
1300/130
万画素
 800/120
万画素
バッテリー容量 2020mAh 2320mAh 1700mAh  1434mAh
電池取り外し × × × ×
防水 ×

×

発売日  2013/2/8  2012/12/9 2012/11/29 2012/8/9  2012/9/21

 

 

メデイアレビュー記事(グローバル版)

 

(過去のXperiaイベント参加考察)