Xperia Z Ultraを様々な数字で表してみたいと思います。
基本スペック
Xperia Z系の4モデルを比較してみます。
Z Ultra(C6802) | Z | i1 | Z tablet | |
サイズ | 179x92x6.5mm | 139×71×7.9mm | 144×73.9×8.3mm | 172×266×6.9mm |
重量 | 212g | 146g | 不明 | 495g |
画面サイズ | 6.44inch TRILUMINOS |
5.0inch | 5.0inch TRILUMINOS |
10.1inch |
SoC | Snapdragon 800 MSM8974 2.2GHz 4コア |
Snapdragon S4 Pro APQ8064 1.5GHz 4コア |
Snapdragon 800 MSM8974 2.2GHz 4コア |
Snapdragon S4 Pro APQ8064 1.5GHz 4コア |
解像度 | 1920 x 1080 | 1920 x 1080 | 1920 x 1080 | 1920 x 1080 |
RAM/ROM | 2GB/16GB | 2GB/16G | 2GB/16GB | 2GB/32GB |
電池容量 | 3000mAh | 2330mAh | 3000mAh | 6000mAh |
防水防塵 | IP55 / IP58 | IP55 / IP57 | IP55 / IP58 | IP55 / IP57 |
カメラ | 8M HDR | 13M HDR | 20.7M HDR Gレンズ |
8M HDR |
これらの項目について考察していきます。
筐体サイズ
6.44inchは外観レビューでもお分かり頂けると思いますが、大人と子どもくらいの差があります。あれだけデカいと感じてたXperia ZがXperia Z Ultraを持ったあとだと小さく感じられます。
ついでに表示サイズを竹定規で実測してみました。
表示領域 実寸 |
ステータスバー 除く |
ステータスバー |
|
Xperia Z Ultra | 90×137mm | 90×132mm | 11,880mm2 |
Xperia Z | 62×102mm | 62×98mm | 6,076mm2 |
面積比では約2倍の領域を持つことになります。こりゃデカいわけです。
重さ
212g。缶コーヒー(ショート缶)が190gですから結構ずっしりとしてると思いきや、思ったより軽く感じます。
これは大きさに対して「きっと重いだろうな」という先入観を持つところ、いい意味で裏切られる感じです。1日持ち歩くとその重さに慣れて何の違和感もなく使うことができました。
画面サイズ
6.44インチ。なぜ6.44インチかというと、持ち歩けるサイズに一番大きなディスプレイを詰め込むことを考えるとこのサイズになったということのようです。(ITmedia|開発陣に聞く「Xperia Z Ultra」(1))
TRILUMINOS(トリルミナス)ディスプレイとは【Z Ultra】あまりの映像のキレイさとクリアサウンドに完全にやられたでも書きましたので丸パクりします。
ソニーのBRAVIA(液晶テレビ)の最新技術で、Xperiaに初採用。このディスプレイは色再現性に優れ、さらに超高解像度を実現する画像処理エンジン「X-Reality」」と組み合わせることでXperia史上、最高のディスプレイになっています。
ソニー公式:http://www.sony.jp/technology/visual/triluminos/
#まだXperiaの名前は出て無いですね。Honamiからか?壁紙はXperiaですけどね。
SoC
どうもこのSoC(System-on-a-chip)という言葉にいまだに慣れません。ずっとCPUと同義に扱って来ましたが、もう少し正しくいうと、CPUにGPU(グラフィック)、無線通信モジュールなどが同一基板に搭載されているものを指します。SoCにはCPUも含まれるので間違ってはないのですが、これからはSoCと言ってみたいと思いますw
Xperia Z Ultraとこれから正式発表となるXperia i1(Honami) のSoC(CPU)は2.2GHzというこれからの最高スペックのものが搭載されています。
AnTuTuでベンチマーク取ってみました。スコアは29858。
1年前にXperia GX/SXが登場した時はまだ1.5GHzデュアルコア(2core)だったXperia、ここ1年いや半年でクアッドコア(4core)とコアは倍増しました。手持ちXperia GX(JB化済)のベンチマーク結果は11442ですので2.5倍のスコアになります。
でも実際には2.5倍動作スピードが速いか?と言われれば決してそんなことないので、私個人的にはスコアはわりとどうでもいい派だったりします。確かに負荷をかけた状態でも他の動作に影響が出ることは少なくなるはずなので、スコアは高いに越したこと無いのですが。
そしてクロック数が上がってさらに高負荷をかけても快適な動作が見込めるため、いろいろ捗りそうです。クロック数が上がるということは、それだけ発熱する(=電池消費量が増える)わけで、この熱対策も大切なこととなります。
シューティングゲームで遊び始めて7~8分すると、やっぱり発熱し始めることを確認しました。
解像度
昨今のハイスペックなスマートフォンではデファクトとなっているフルHD規格の1920×1080ピクセルです。画素数(縦横のピクセルを掛け算)すると2,073,600ピクセルになります。
スマートフォンにおける解像度もテレビの解像度と同じですので、フルHDと言えばこの小さい画面でテレビで試聴するのと同じことになります。
ちなみに2010年のX10(SO-01B)~2011年末のXperia play(SO-01D)までのXperiaはFWVGAといって解像度は854×480、409,920ピクセルですので、画面の広さは当時のピクセル数と比べると約4倍の画面の広さになります。
RAM/ROM
RAMとROMの違いについて、ドロイド君のスマートフォン解説が非常に分かりやすく書かれていますのでご確認を。
RAMは2GB。Samsungの一部機種では3GBというのも出てきてますが、今まで1GBとか512MB(acroでは苦しめられましたね)からしたら十分スカスカです。
ROMは16GB。いわゆる内蔵ストレージ。microSDが使えるため拡張性には富むのですが、撮影画像などユーザデータは特に指定しなければROM領域に格納されますので、大きければ大きいほどありがたいですよね。
Xperia Z Ultraは64GBのSDXCに対応しています。
電池容量
3000mAhはXperia Tablet Zの半分のサイズ。Xperia Zは2370mAhなので1.27倍の容量です。
Xperia Z/Z Ultra/tablet Zは電池も内蔵式なので社外バッテリーを使って爆発させたり家全焼なんてことにはならないはずですが、高集積化することでちょっとした振動で電池パックにキズが入ってそこからそういう事故が起きる可能性が増えることをちょっとだけ懸念してます。。。
また国内版は1万円弱もしますがバッテリ交換はドコモで行えます。でもこのXperia Z Ultraに関してはそういうサポートが日本語で受けられないのでこの辺りもちょっとデメリット化してしまいます。。。
上記画像はXperia Zの分解動画より。Xperia Z Ultraもほぼ同じような構造になっている??
防水防塵性能
IPX5/8防水防塵とは電気機械器具の外郭による保護等級(JIS C 0920)で定められ、国際等級との統一化もされているいわば国際規格です。
ただしIPX8を名乗るのはメーカーの独自規格です。(IPX7までは明確に定められている)
Xperia Aから実装されていますのでそんなに驚くべきことではないです。また公式プロモーション動画のようにプールサイドで使うシチュエーションは日本ではお風呂に該当しそうですが、温水中での使用は控えたほうがいいかもです。
参考:電気機械器具の外郭による保護等級 – Wikipedia
カメラ
Xperia Zと同じくシャッターボタンがありません。全画面表示すると超巨大なファインダーとなるのは魅力と感じるか否か。
また800万画素と画素数を落としてもTRILINOS液晶とX-Realityエンジンが優秀だ、ということなのでしょうか。。。
その他詳細が気になる方はソニー公式のwhitepaperで確認されると良いと思います。
- 3G版(C6802)
http://developer.sonymobile.com/downloads/whitepapers/sony-xperia-z-ultra-hspa-white-paper/ - LTE版(C6833):※グローバルモデル
http://developer.sonymobile.com/downloads/whitepapers/sony-xperia-z-ultra-lte-c6833-white-paper/ - LTE版(C6806):※北米モデル
http://developer.sonymobile.com/downloads/whitepapers/sony-xperia-z-ultra-lte-c6806-white-paper/
ますます楽しみになってきちゃいましたw