もう久しく電源を入れていない人も多いのではないでしょうか、XPERIA (SO-01B)。
私もXPERIAを保管するにあたって、初期状態(Android1.6 ファームウェアバージョンはR1EA018)にして寝かせていました。ごくたまに動かすと「よくこんなの使ってたな」というガクガク動作で、ひとしきり懐かしんで電源OFFするような使い方でした。
しかし、何やらAndroid4.3も動くという情報がありまして、久しぶりにXPERIAを起こしてカスタムを導入してみようと思いまして。(実際に導入したのはAndroid4.1.2です。Android4.3はXperiaっぽくなくAOSP(Android Open Source Project)なので見合わせました)
導入方法は至って簡単、ftf焼くことと事前に準備したzipをCWMで焼くだけというお手軽なものですよ。^^
前提環境
XPERIA X10化したSO-01B。(Android2.3化が前提)
(最新版Flashtoolだと焼けないのでFlashTool_0.2.9.1あたりも必要です)
※Android2.3化していれば特にroot取りは不要です。要はベースバンドが「2.1.71」になってる必要があるのです。
準備するもの
Android4.1.2化するにあたり必要なファイル群です。すべてxdaのこのスレッドからダウンロードします。
[cm10] XPERIA X10Z-10.1.A.1.434 – FINAL STABLE RELEASE(8/5/13)[cm10]
必要なのは4ファイル
- kernelファイル (ftfファイル) (FeraKernel-JB-v4.ftf)
- ROMファイル(XPERIA X10Z-4.1.2_10.1.A.1.434..zip)
- Googleアプリの詰め合わせ(gapps-jb-20121011-signed.zip)
- ROMファイルのアドオン(XPERIA X10Z-4.1.2-ADDON.zip)
導入手順
xda記載されたままの作業を実施するだけですが。
- XPERIA(SO-01B)のmicroSDに3つのzipファイルをコピーしておく
- Android2.3化したXPERIA(SO-01B)にFlashtool(最新版、かそれに近いバージョン)でftfを焼く
このftfファイルで焼けるkernelにCWMが入ってます。 - 焼きあがったら電源ON。見慣れぬブートロゴが表示されたら戻るキー「←」※右側の物理ボタンですよ!を数回押すと水色LEDが数回光り、CWMが起動します。
- wipeできるものは全てwipeする(wipe data/factory reset、wipe cache partition、advanced>dalvik cache)
- ROMファイル(XPERIA X10Z-4.1.2_10.1.A.1.434..zip)を焼く
- 続けてGAPPS(gapps-jb-20121011-signed.zip)を焼く
- Reboot Phoneで再起動
- JBなXperiaの起動アニメーションが表示されます。なかなか終わりません。次の画面に進むまで5分~10分くらいかかるかもです。
- 起動!
- 初期設定を進めます。POBox入ってません。外国語キーボードなのですが、Googleアカウントは登録できますよね。頃合いを見て再度CWM起動しアドオン(XPERIA X10Z-4.1.2-ADDON.zip)を導入し完了。
起動後の待ち受け状態です。
で、動きはどうなのよ?
正直、OSを動かすだけで精一杯という感じです。それでも冒頭のAndroid1.6(R1EA018)に比べたらまだ動作しますよw
Antutuベンチマーク取ってみました。(ベンチマーク動かすにも時間かかるので一発勝負です)
スコアは「4283」です。Xperia Z1が「35139」でしたので、実に1/8程度のスコアなのですね。まだ3年半しか経ってないのですけれど。。隔世の感がありますね。
考察ブログがあるのはこのXPERIA(SO-01B)があったからこそ、です。このXPERIAでJB、しかも最近のXperiaチックなUIのまま動くなんて本当に感慨深いです。これからもXPERIAは大事にしていきたいと改めて思いました。