XperiaにおけるAndroidアプリ考察

【コラム】Xperia in BusinessはXperiaでようやくXperiaが業務用途として使える日が来るのか?

Xperia Z3 Tablet Compactを見た時に一番初めに思ったことは「iPad miniの対抗馬がようやく登場か!」でした。これは【コラム】9月4日IFAで発表予定のXperiaを3つの視点で斬ってみたとしてお伝えしました。ソニーはまさにこの実現に向け、営業活動を始めました。

10月29日~31日まで幕張メッセで行われた2014 Japan IT Week 秋ソニーマーケティング株式会社が新サービスとして「Xperia in Business」を出展しました。

出展することを知ってたら絶対行っていたのですが、残念ながら情報収集不足でマイナビニュースでその出展を知ったというおそまつさ・・・くそぅ。

ソニーがXperiaを法人向けに本格展開 – Enterprise APIでセキュリティ確保 | マイナビニュース

 

今回はこの法人向け「Xperia in Service」について調べてみました。

 

 

ビジネスの場ではXperiaは登場しないの?

そんなことはないです。もちろんiPhone導入企業の台数に比べたら雀の涙程度、いやそれ以下かもしれません。

実際にビジネスの場には全く入れていないのか?といえばそうでもなく、私の知る限りXperiaスマートフォンを1,000~数千台規模で導入している企業を2社ほど知っています。

企業にXperia(Android)が浸透しない理由として、セキュリティ面と端末管理(MDM) に尽きます。Android最大の特徴である「さまざまなバリエーションの画面サイズや色、解像度(に付随するOSバージョン)を選ぶことができる」ことが、ビジネスの面では逆にデメリットになってしまいます。

iOSのようにワールドワイドで同一解像度・同一OSであると運用管理者はラクなため、Androidの採用が見送られてしまうことが多いように思います。

 

Xperia in Business

ソニーは独自調査でAndroidにもiOS並みのセキュリティを求めるニーズを掴み、「Enterprise API」を用意。

Android標準APIに加える形で、各種データの暗号化、カメラの無効化など、ハードコーディングしているAndroid Frameworkのレベルで制限をかけるため、安心して端末を管理できるようにしたという。(マイナビニュースより)

また運用管理者の負荷軽減にむけ、カスタマイズ&キッティング(初期設定や事前に設定した個別アプリインストールを行った上で出荷する)も可能とし、MDM(Mobile Device Management:端末管理)管理のしやすさもアピールしている。

これらの特徴を企業がどう捉え、どう採用していくか楽しみにしたいところです。(大々的に採用されてもなかなかニュースリリースが出ない(出せない)ので知ることは難しいかもしれません。。。)

 

ビジネスにおけるスマートデバイス活用

もちろん社内へのアクセスができれば良いのですが、今はどの企業においても非常にセキュリティが厳しくなってきています。個人持ちの端末での社内アクセスはNGな場合がまだまだ多いと思います。

そんな中、企業の危機管理の一貫でBYOD(Bring Your Own Device:私的端末の業務利用)という方式も出てきました。

この動きは3つの事象から説明されています。

これらにより、個人所有の端末を積極的に活用できる環境が整ってきたことが挙げられます。

残念ながら私の勤務先ではBYODが認められていないため、情報漏えいを懸念しビジネスでの利用は断念している状況です。(会社のメールくらいだったらアクセスする方法はありますが控えています^^;)

 

もしBYODが認められたならば

例えば、打ち合わせ時のメモ取りやメールチェック&返信をXperia Z3 Tablet Compact (キーボードケースを調達して)でやってみたいです。(Xperia Z2 Tabletも軽いのでそれでもいいかも)

また名刺管理もいろいろなアプリがありますので試してみたいところ。

いずれにせよ画面がキレイ過ぎて隣に丸見えになりますからプライバシーフィルターは使いたいところですが、PCのように取り外し可能な製品ってあるのですかね。

 

公私ともにXperiaが使えたらいいのになぁ、、という業務ではiPhone / iPad使いな私ですw