XperiaにおけるAndroidアプリ考察

【2.1&2.2】海外ファーム導入方法(とdocomoへの戻り方):Flashtool

やっぱり避けて通れない海外ファーム対応。2011年1月に海外版ファームに対するアップデートが行われ、カスタムROMもだんだんそちらにシフトしつつあります。CM 6.1.1 Tweaked and with Extrasとかも非常にサクサクらしいですね。
今までは標準docomoROMでもFreeX10を筆頭にAndroid2.3(GB)など様々なカスタムROMを入れることが出来ましたが、今後は導入NGになる可能性もあります。今後もXperiaライフを充実させるため、ここらで海外ファーム導入(ベースバンド変更)⇒万が一のことを考えdocomoに戻ってくる策を考察しておきます。

 

◆準備するもの◆

※本対応にはWindowsPCが必須です。またAdnroidSDK、JAVA、adb環境(環境変数の設定)等が必須です。

 

 

◆作業手順◆

【ファームウェア書き換え(docomoROM[2.0.1.B.0.19]→2.1.A.0.435)】

  1. xRecoveryで現環境をバックアップ
  2.  

  3. [PC]:ファイル準備:
    xdaのFlashTool version 0.2.6ページより以下のファイルをDL
  4.  

  5. [PC]:ファイル操作:
    DLしたSony Ericsson X10i_2.1.A.435_GLOBAL-GGL GENERIC 1232-9897.zipを任意の場所に解凍、中のSony Ericsson X10i_2.1.A.435_GLOBAL-GGL GENERIC 1232-9897.ftfが出来ているか確認
  6.  

  7. [PC]:Flashtool実行:
    FlashTool version 0.2.6(FlashTool-0.2.6.exe)を実行。任意の場所にフォルダを作ってインストール

  8.  

  9. [PC]:ファイル操作:
    インストール後D:Documents*****_X10Flash tool2.6firmwaresフォルダにSony Ericsson X10i_2.1.A.435_GLOBAL-GGL GENERIC 1232-9897.ftf、X10_1.0_Bin4ry_Dualtouch.ftfを入れる
  10.  

  11. [xperia]:Xperia最終準備:
    Xperiaの電源OFF
  12.  

  13. [PC]:ファーム書き換え作業:
    X10FlashTool.exeを起動。ウィンドウ左上の「Flash」>Sony Ericsson…(上のファイル)を選択。USB接続画面になったら「←」を押しながらPCとUSB接続(先にケーブル繋いでおいて「←」押しながらPCにUSBケーブル挿したほうがラク)
  14.  

  15. [PC・端末]:ファーム書き換え:
    うまく接続できると自動的にFlashtoolが走る。2~3分待つと、コマンドが一旦止まります。下から4行目にFlashing finished.と出れば成功。USBケーブルを抜き、xperia起動。懐かしい起動画面が出てきますww

    成功するとベースバンドバージョンが2.1.54、ビルド番号が2.1.A.0.435になってるはずです。この時点でサクサクヌルヌルでまるでXperiaが全く別の端末になってるんじゃね?と思えるはず。このまま使うのもいいかなーw
  16.  

  17. [PC・端末]:マルチタッチドライバ適用:
    一旦Xperiaの電源OFF。Dual touch addon for any X10i/X10a (thanks to Bin4ry)よりDLしたX10_1.0_Bin4ry_Dualtouch.ftfを、手順6と同じように再度flash処理実行。今度は下のX10を選択。小さいウィンドウでX10(一番上)を選択。(X8とかminiも同じドライバなのね)
    同じく下から4行目にFlashing finished.と出ていれば完了です。一旦ケーブル抜いてXperiaを起動

    (「くぱぁ」確認するにはAPN設定してブラウザとかで試してみてください)
  18.  

  19. [端末]:PCとの接続準備:
    「田」>設定>アプリケーション>開発>USBデバッグにチェック入れ、XperiaとPC・をUSBケーブルで接続
  20.  

  21. [PC]:root化作業:
    X10FlashToolで「root」をクリック、自動的にroot化されXperiaは勝手に再起動。Flashtoolでは最後に「Root should be available after reboot!」と表示
  22.  

  23. [PC・端末]:xRecoveryインストール:
    端末が起動したらX10FlashToolで「Ask root Perms」をクリック、Xperia側でSuperuserの確認画面が出るので「許可」をタップ、X10FlashTool画面左上の「Advanced」よりInstall xRecovery (Root needed!)をクリック。「 xRecovery successfully installed」と出れば導入成功!
  24.  

  25. [端末]:最終確認:
    完了後、Xperiaを再起動、「Sony Ericsson」ロゴで「←」を少し長めにカチー、カチーと押してxRecoveryが起動するのが確認出来れば成功!

あとはFreeX10 beta4入れるもよし、流行りのCM 6.1.1 Tweaked and with Extrasを入れるもよし、いろいろカスタマイズを楽しんでください!

 

 

【ファーム書き戻し(2.1.A.0.435→docomoROM[2.0.1.B.0.19]へ)】

戻したromはいわゆる「割れ」状態なので、できればdocomo化した後、SEUSで初期化してから環境作り(xRecoveryとかで)を始めたほう が宜しいかと思います。(本手順は海外版→docomoに戻ってくるために『しかたなく』使う、という認識を持って頂ければ幸いです)

  1. docomoファームのROMをDL。(DOCOMO MULTITOUCH [2.0.1.B.0.19])
  2.  

  3. 【追記】追加ファイルをDL。(これ無いと起動できず無限ループになります)
  4.  

  5. 落としたファイル(Docomo_2.0.1.B.0.19.rar)を解凍
  6.  

  7. X10FlashToolの左上「Advanced」>「Bundle Creation」>解凍したフォルダを選択>OKで左側に解凍したファイルが表示
  8.  

  9. 左側のファイル群を全て選択>「→」で右側の「Firmware content:」に移る。
  10.  

  11. 右上のDevice~Brandingへ好きな名前を入力。(ex. Device:So-01B、Version:2.0.1.B.019、Branding:docomo)
  12.  

  13. 全て入力し終わったら右下の「OK」をクリック、小窓でるのでX10を選択しOK。コマンドが流れ「Finished bundle creation」で完了
  14.  

  15. 解凍フォルダX10Flashutoolfirmwareフォルダに先ほど指定した名前のftfファイルが生成される
    今回の場合は「SO-01B_2.0.1.B.019_docomo.ftf」となる
  16.  

  17. 後の作業は上記と同じです。生成されたftfファイルをfirmwaresフォルダに入れ、「Flash」クリック>X10>X10>USB接続を求められるのでXperiaの電源を切った状態で「←」を押したままUSB接続すれば自動的に書き換えられます

    一度ftfファイルが生成されてしまえば次回以降はそのファイルでdocomoROMに戻ってこられます。
  18.  

  19. 冒頭にも書きましたが、あくまでdocomoに戻ってくるための手順なので、このあとにSEUSで初期化してから次の作業に進むようお願いします。
    自分の場合、書き戻した直後の起動でループになり、結局SEUSで初期化しました。

     

     

    【追記】⇒xdaの元ファイルに1つ不足してたため誰もが起動ループになりますので、追加ファイルをDLし解凍、userdata.sinを入れてX10Flashtoolで再度ftfファイルを生成してください。
    ちなみに「そのままxRecoveryでそのまま戻せばいいじゃね?」と思って実行したところ、APN設定不可となりました。
    思うにWindowsでいうBIOSのようにxRecoveryではファームの書き換え(書き戻し)までは出来ないんだろうなぁ、と。
    なので素直にX10Flashtool→SEUSするしかないと思います。

 

Global版とdocomo版での行き来は多少手間はかかりますが、できるようになります。
更に楽しくなりますね~♪

参考blog:清明の空論

http://sorairo333.blog123.fc2.com/blog-entry-53.html