※本記事は海外版Xperia(X10i)でソニエリが最後のアップデートとしてAndroid2.3.3にするための考察です。当然ですがドコモ保証対象外の作業となります。動作・不具合なども一切問い合わせできません。完全自己責任の作業です。また現時点ではSPモードメール及び絵文字の動作確認は取れていませんのでご注意ください。
もし失敗してしまって起動しなくなった(ソニエリロゴが何度も出てくるなど)場合は、一旦ドコモROMに戻ってから再チャレンジすることをオススメします。(こちらで2.1ドコモへの戻し方を新たに考察しました)
(7/31修正追記)
xRecoveryのGingerBread対応版(ver.0.3)のインストール手順を追記しています。もし他のROMなど煎れるためにwipeしてない場合は一旦xRecoveryGB対応zipをダウンロードし、xRecoveryで適用してください。
追加の手順は以下◆作業手順(GingerBread化 本作業)◆のところになります。
(8/1追記)
本エントリーで利用したROMでドコモ化、及びSPモードメール対応(自動配信・絵文字対応)は【X10i】常用するための変更点まとめという考察にまとめました。併せてご確認よろしくお願いします。
(9/25追記)
素のSO-01Bからroot取得→GB化については【Xperia】CM6.1.3 v006をクリーンインストール(root化手順含む)の◆FlashToolによるroot化→xRecovery導入◆を参考にroot化し、以下を読み進めてください。(xRecoveryというツールを導入する前提で進める必要があります)
◆準備するもの◆
- xRecoveryなどでバックアップしたXperia(SO-01B) *1
Titanium Backupで取得したバックアップ(推奨)- WindowsPC (flashtoolを使うため)
- 必要なファイル (xdaより以下のファイルをダウンロード)
- [RECOVERY image] [Prerooted + Recovery] X10 GB 3.0.1.G.0.75
[Downloard]のところの- FTF bundle (contains only kernel & baseband from stock SE FW 2.3.3)
∟(ダウンロードファイル名) X10i_3.0.1.G.0.75_only_kernel_baseband.7z (12,117kb) - Recovery image
∟(ダウンロードファイル名) prerooted_X10i_3.0.1.G.0.75.7z (137,550kb)
- FTF bundle (contains only kernel & baseband from stock SE FW 2.3.3)
- [RECOVERY image] [Prerooted + Recovery] X10 GB 3.0.1.G.0.75
- 7z形式のファイルを解凍できるソフト(7-zipなど)
- xRecovery環境(こちらの考察の◆FlashToolによるroot化→xRecovery導入◆をご参照ください)
- (追加)[RECOVERY] xRecovery 0.3 | 2.3.3-ready | 30/07/2011 のxRecovery_0.3_GBready.zip
なお、xRecoveryも何も入っていない素のrootedなXperiaにするためのもので、そのままイメージファイルを戻すといろんな不具合を起こす可能性もあります。
今回xRecoveryでバックアップ取得する理由は、万が一現行環境に戻す必要がある時に使用するためのもので、GB環境でのリストアを迅速にするためのものではありません。(できるかもしれないけど何らかの不具合でた時に原因の切り分けが面倒になる)
よって、バックアップは
◆作業手順(事前準備)◆
※素のドコモSO-01B(Android2.1)を使用している場合は、FlashToolを用いてroot化→xRecoveryインストールを終わらせておく必要があります。こちらの作業は【Xperia】CM6.1.3 v006をクリーンインストール(root化手順含む)の◆FlashToolによるroot化→xRecovery導入◆を参考に事前に環境を作ってから作業をします。
【<事前>ftfファイルの準備】
GingerBread対応ベースバンドに変更したXperiaを作成するために行います。
- 【必須】現環境をバックアップする。
- 下記作業を行うと初期化の際SEUSが使えなくなるので、flashtoolの使い方及びdocomoファームに戻すためのftfファイル(と追加ファイル)を事前に準備しておく。
- ダウンロードしたX10i_3.0.1.G.0.75_only_kernel_baseband.7z を7-zipで解凍しftf形式のファイルに戻す。
- flashtoolのfirmwaresフォルダにftfファイルを入れる。 (flashtoolの使い方はこちらで考察済み)
【<事前>root化したイメージファイルをSDカードに入れる】
上記ftfファイルだけでもGingerBread環境にはなりますが、Titanium BackupやxRecoveryを使い続けるために必要です。
- prerooted_X10i_3.0.1.G.0.75.7zを7-zipで解凍。フォルダ構成は以下のとおり。
- 回答したファイルをSDカードに入れる。
SDカード\xrecovery\backup\prerooted_X10i_3.0.1.G.0.75
(pre~フォルダは自分でつくる)
これで事前の準備は完了です。以降、GB化本作業に進みますが、元に戻すには大変な苦労とリスク(ドコモの保証がなくなる、SPモードメールが使えない)が伴いますので、各自ご留意ください。(このエントリーにも同意ボタンが欲しいくらいですw)
また上にも書きましたが、事前に取得したxRecoveryをそのままデータだけ戻すのも不具合発生の要因にもなり得ますので、今回は面倒でも
◆作業手順(GingerBread化 本作業)◆
- 【追加作業:xRecoveryのGB化作業(1)】
xdaよりGingerBread対応のxRecoveryをダウンロード
[RECOVERY] xRecovery 0.3 | 2.3.3-ready | 30/07/2011 よりxRecovery_0.3_GBready.zipをダウンロード、SDカードの任意の場所にコピーしておく - Xperia再起動、xRecoveryを起動。さよなら現環境!w
- xRecoveryでprerooted_X10i_3.0.1.G.0.75の内容をリストア
- (重要)RebootPhoneせず、キャッシュクリア、各種wipeを実施。
・Factory reset(full wipe)>Yes — delete all user data
・Wipe cache partition>Yes – Wpe Cache
・Advanced Option>Wipe Dalvik Cache>Yes – Wipe Dalvik Cache
・Advanced Option>Wipe Battery Stats>Yes – Wipe Battery Stats - 【追加作業:xRecoveryのGB化作業(2)】
手順1でSDカードに入れたxRecovery_0.3_GBready.zipをインストール。
Install custom zip>Choose custom zip from sdcard>コピーした場所\xRecovery_0.3_GBready.zip>Yes 各種wipeし、xRecoveryのGB対応版を入れ終わって、xRecoveryのメイン画面に戻った状態で裏ぶたを外しバッテリーを抜きます。そのまま数分放置し、バッテリーを再度装着、電源OFFのまま次の手順へ。- flashtoolを起動>flashボタン>x10i>右側ファイル一覧から全選択>OK
- Xperiaとの接続を促されるので電源が切れた状態のXperiaの「←」押しながらUSBケーブルを接続>ファイルの書き換えが開始
- ほんの2~3分で完了。(下記画面で完了です) ケーブルを抜きXperia(X10i)電源を入れてみる。
- SIMを挿してない場合、言語選択がEnglishになってるので、日本語(最下部)を選択すると通常起動するはず!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
- 端末情報を確認
「田」>設定>端末情報
無事にGingerBread化されてますね♪ - rootedを確認。
アプリケーションドロワーを開くと「Superuser」があると思いますので確認する。マーケットからTitaniumBackupなどrootedアプリを入れてみて「Superuser」の許可が出るか確認するなど。
(adb shellコマンドが何故か通らない…ホントはrebootで確認したかったけど。) - とりあえずカスタムROMではできなかった純正カメラを起動してみたり(ちゃんとズームできる!)
- (追加)xRecoveryを起動し、以下のバージョンになっているかを確認
◆常用できるかの確認◆
とりあえずOSはアップデートできたけども、そのままの状態でどこまでできるかも合わせて検証します。
- APNはどうなってる?
個人的にはXperia acroが常用機なのでXperia(X10i)にはSIM挿さずWi-Fi運用です。が、3G通信することもあるかもしれないので確認します。
「田」>設定>無線とネットワーク>モバイルネットワーク>アクセスポイント名
残念ながら(当たり前)何も設定されてませんので設定します。
APN画面>「田」>新しいAPN◯名前:spmode
APN:spmode.ne.jp◯名前:mopera u(スマートフォン定額)
APN:mpr2.bizho.net
MCC:440
NMC:10
APNタイプdefault,supl◯名前:mopea U 設定
APN:0120.mopera.ne.jp
MCC:440
MNC:10
APNタイプdefault,suplこれで設定したAPNを選択すると3G通信(パケット通信)が始まります。
・・・無線とネットワークの項目にtethering項目が追加されましたね。 - 日本語入力(POBox)はどうなってる?
キセカエキーボードがあるので4.x系なのは分かりましたが、切り替えられるのが50音表記がないため、Xperia arcやacroで採用された4.1ではなく4.0のようですね。 - SPモードメールはダウンロードできるか?
Googleアカウントを設定しマーケットからSPモードメールがダウンロードできるか試してみます。
(マイアプリがSony Ericssonになってますね。「田」からマイアプリが選べます。)
残念ながらアップデートしただけだと落とせません。build.propでarcに偽装するための1行を追加してやる必要がありそうです。(プッシュ配信はframework.jarをプッシュ対応のものにしないと・・・)(8/1追記)
【X10i】常用するための変更点まとめという考察にまとめました。ドコモ化、及びSPモードメールの自動配信対応が自分の手でできるようになります。併せてご確認ください。 - 時刻が自動同期されていないので設定する。
「田」>設定>日付と時刻>自動
ひとまずGB化成功!ということで一旦ここで終わりにします。
画面が消える時に昔のブラウン管が消える時(若い人には分からんだろうがw)のように画面が消えるエフェクトもありますね。
正直、操作感は大きく変わりません。同じAndroidですしね。2.1の時と機能的な大きな違いはFlashが再生できること、アプリによって2.2以上だったりするものを利用できるようになること、LiveWiewなんかは2.3以上を要求されますし。
(追伸)
xRecovery使えます!これで文鎮も怖くない!!この作業やった時点でdocomoとは決別ですがwww