※2013.2.2更新:CWMは再度入れ直しになることを追記しました。
公式リリース:Xperia™ AX SO-01Eの製品アップデート情報
1/31付のXperia AX、のファームアップデート。公式には書かれているとおりWi-Fi環境下におけるスリープから目覚めない現象の改善が含まれるため、是非ともアップデートしておきたいところ。(他にも糞ドコモ電話帳サービスが無効化出来る特典付きw)
しかし、adb restore芸が塞がれた今、新ファームでroot取りは編み出されていない状況でありアップデートを躊躇してる方も多いと思われます。
そこで、rootを維持しつつアップデートするワザを以下に考察します。
今回の考察は@huhka_comさんの「huhka.com Blogger出張所 |XPERIA SXのアップデート(7.0.D.1.130)とroot権限維持の参考にさせて頂いています。いつもあざす!!
※本考察はファームアップデートする前から作業が始まります。既にアップデートしてしまったら一からやり直す必用があるため、十分ご注意下さい! (私、今ココww)
★既にアップデートしてしまった方、「【AX】rooted!!」を参照頂き、手順1~7実行し、8.のROM焼きで新ファーム(9.0.G.1.76)を焼き、後の手順はそのままでroot取りは可能です。
毎度のお約束ですが
- root取りはドコモの保証対象外となること
- 本考察で得られた内容は全てのXperia AXで同じ結果が得られる保証がないこと
- 不具合出た時も自力で解決するスキルがあること
が前提となります。
また作業前にTitanium Backup、CWMでのバックアップを両方取っておくことを強く推奨します。
(最悪CWMで戻せない事態となってもTitaのバックアップを用いてアプリや設定の90%は取り戻すことができます)
準備するもの
当然ですがWindowsPCにADB環境、Flashtool、7-zipといった環境・ツール類は予め準備されていることが前提です。
- XPERIA SXのアップデート(7.0.D.1.130)とroot権限維持より実行バッチ用ファイル(rootkeeper_forSO-05D_v100.zip )
- Xperia VL(SOL21)の初期ROM(SOL21_9.0.F.0.195_au.ftf) → こちら
(要はadb restore芸(1クリックroot)が可能なROMに含まれるkernelが必要)
導入作業
冒頭書きましたとおり、ファームアップデートする前からrooted維持化作業が必要です。
<事前環境確認>
- 設定>端末情報>ビルド番号が9.0.G.0.238もしくは9.0.G.0.247のrootedであること
- 設定>開発者向けオプション>USBデバッグが有効になっていること
- 設定>セキュリティ>提供不明元のアプリにチェックが入っていること
<導入作業>
- Xperia AXとPCをUSB接続、rootkeeperフォルダの「step1.bat」を実行し/data/local.propを作成。
- 完了したら電源OFFしSUSもしくはPCを Companionにてアップデート。一旦root外れます。
- FILE_279230134・FILE_279524004・FILE_279524014からftfファイルを作成
参考:【NX・acro HD】ftfファイルを作る(FlashToolを用いた「OSのみ」初期化も可能) - Xperia VLのkernelのみ焼く
(adb restore芸でroot再取得するため) - Xperia AXの設定>開発者向けオプション>USBデバッグがONになっていることを確認
- rootkeeperフォルダの「step2.bat」を実行
- 完了したら電源OFF。(この状態だと超もっさり状態、しかもWi-FiがNG、スクリーンショットも撮れないはず)
- 先ほど作成した新ファームのkernelのみ焼き直す。
設定>端末情報>ビルド番号が「9.0.G.1.76」になっていれば作業完了です。
<root取り後の作業(追加)>
この手法でCWM Recovery環境が一旦無くなります。
再度CWM Recoveryの導入を済ませてすべての作業が完了です。CWMは@cray_Dozeさんにご提供頂いているCWM1.2を適用すればOKです。(手順も従来通り)
ファイルの場所:Xperia FREAKS [rooted] ClockworkMod-Based Recovery for Xperia GX/SX [ver 1.2][2012/11/23]
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このrooot取りは1クリックrootが取れていたXperia GX、SX、VL、(NXとかacro HDもかな?)ができるワザで、AXや近日発売予定のXperia Zでは成し得ない手順となります。
今回使用させて頂いた@huhka_comさんのバッチファイルがなければバックアップ取得→SUSでアップデート→ftf作成→VL初期ROM一部焼き→1クリックroot→コマンド打ち→新ファームのftf一部焼き→コマンド打ち→kernel戻しという煩雑な手順を踏むことになりますが、非常に有用なツールなので、もしまだアップデートを躊躇している方はぜひこのやり方でアップデートしてみてください。
@huhka_comさん、CWM環境ご提供頂いた@cray_Dozeさん、ホントに有用なツールを公開いただき感謝感謝です!!
なお、Android4.1にアップデートしそうな雰囲気が出て来ましたXperia GXでは、OSバージョンアップに伴ってこの手法が取れるかは分かりません。。。(厳しそうな気もする・・)