海外SIMフリー機でお馴染みのExpansysさんからXperia Zの兄弟モデルであるXperia ZL(C6502)をお借りして1週間が経過しました。
【コラム】Xperia Zの派生モデルXperia ZLレビュー(外観編)、【コラム】Xperia Zの派生モデルXperia ZLレビュー(ソフトウェア編)と2回にわたって考察してきました。
そろそろお返しする時が迫って来ましたのでこの1週間使ってみた感想を交えて振り返ってみます。
Xperia ZLの形状は「素晴らしい」
Xperia Zの派生モデルとして発売されたXperia ZL。位置づけとしては防水防塵機能が落とされた「廉価版」という思いは現物を見た瞬間に吹っ飛びました。
まずはXperia Zよりも狭額仕様であること、これはワンセグやらのアンテナモジュールが無い分高さが節約(?)できてるのかもしれません。
また横幅がXperia Zに比べてたった1.7mm狭いだけで、これだけ持ち味が変わるのか!!!と驚きました。しかもXperia Zに比べて厚みは1.9mmも分厚いのです。形状の差はありますが、この持ちやすさはぜひ多くの方に試してみてもらいたいと思います。
Xperia AXなどは4.3インチのボディにガラスマ機能を詰め込んだ結果、画面サイズに対して筐体の大きさだけが引き立つモデルになってます。
Xperia Zはすごく頑張って上下巨大化を防いでいるのかもですね。にしてもやっぱりXperia ZLの狭額なボディに惚れました。
またリアパネルの形状や素材の違いも魅力的。滑りにくさにも大いに貢献しています。
スタミナモードは良い!
2012年モデルに搭載されていた「拡張待ち受けモード」の進化版としてグローバル2013年Xperiaに搭載された「STAMINAモード」。使用しないときは極力省電力化に努める一方、メールなどのPush配信は可能、という触れ込みで、国内版Xperia Zへ移植を試みる先人たちもいらっしゃいました。
実際にSTAMINAモードを使用した時のバッテリーの状態を
普段使いでもまる2日は持つ感じでした。
STAMINAモード中、標準ではGmailの通知がイマイチ動きが怪しかった(着信時にバイブレータが振動しない)こともありましたが、こちらもSTAMINAモードの設定で、待ち受け実行中アプリを指定すればきちんと動作してくれます。
またSTAMINAモードでは標準設定でバッテリー残量が30%を切ると自動的にモバイルデータ通信をカットしてしまいます。こちらも個別に機能ON/OFFができるのも良いところです。
ドコモXperia Zは糞ドコモの省電力モードのおかげでメーカーが自信を持って作った機能が使えないことは悲しいことです。。。(多様な機種を取り扱うドコモとしては同一OS上での同一機能は同一アプリにしないとサポートが超大変なので統一したい気持ちは分からないでもない)
シャッターボタンはやっぱり必須
Xperia SX・Xperia AX・Xperia Zと3代続けてシャッター無しモデルを使って来ました。個人的にInstagram用の写真やTwitter用のネタ写真をよく撮るため、画質の良さは大切。
でも両機種とも片手で撮影するのは至難の業です。どうしても両手を使わざるを得ない。しかもオートフォーカスの動きが未だによく理解できてなく、画面上ピント合わせたいところをタップしてシャッターボタンを押すのですが、結局AFが動作しピンボケ写真を量産してしまってます。
しかたなく物理シャッター無しを受け容れざるを得なかったところ、Xperia ZLを使ってみてまたシャッターへの想いが再燃してしまい。^^;
そういえば1月のブロガーイベントでメーカーの中の人に「シャッターってやっぱり必要ですか?」と問われたときに同じ事を語ってしまったことを思い出しましたw
Xperia ZLは「買い」か?
もしグローバルXperiaを検討されている方にはオススメできる逸品です!画面に対する筐体サイズ、性能、機能、どれを取っても不満は出ないと思います。
ただグローバル機全般に言えることはプラスエリアの電波が掴めないため、都心でも稀に圏外となること。これが結構痛かったりします。私はデータ通信専用(MVNO)を用いて主にネット端末として利用していました。
今回お借りしたXperia ZL(C6502)は3GのみでLTEは掴めない端末でしたので速度計測はしませんでしたが、体感ではパケ詰まりのような状況は一度も無かったように思えました。(LTEにシフトしててFOMA網はそんなに混んでない??)
海外端末は敷居高いなぁ、、、と思ってる方も多いかもしれません。先日、日本側のスタッフの方にもお会いしていろいろお話させて頂きましたが、Expansysさんは日本語でのサポートも受けられますし、もしもの時も(契約内容に基づいた)保証修理等も行なってくださいます。
購入の相談から購入後のサポートまで、ドコモショップ並みとはいきませんが、きっと満足して使える逸品と出会えると思います!
MVNOの通信サービスを使用することで劇的に毎月の通信料を抑えることもできる海外端末。電波法上グレーなところも正直ありますが、ぜひ検討してみて下さい!
(個人的にはこのZLを買うかXperia Tablet Z(できればLTEモデル)を予約するか、と日々悩んでおりますw)