いつか来るとは思ってましたが、いよいよその日が訪れたようです。Twitterにて。。
@SonyEricssonUK with Android 2.3.4 rolling out for the Arc, will the X10 also get this update?
(オレ流訳) arc用のAndroid2.3.4がX10にも提供されるの?⇒ sadly not, there will be no more updates for the Xperia™ X10
(オレ流訳) 残念ですがもうコレ以上は…・°°・(>_<)・°°・
・・・ホントに残念ですが、これ以上の機能改善アップデートは行われないことが(ほぼ)確定してしまいました。。
今回は1年半前のデビューから今までを振り返ってみて「My Xperia、お疲れ様。今までありがとう!」と(自分に)言ってあげるため、XPERIAの発表から今日までにどういう出来事があったかを振り返り考察します。
振り返ってみると、XPERIAを個人的に意識し出したのは発売日の2週間くらい前、ネットニュースで「アンドロイドな携帯が出るらしいけど予約殺到してる」という記事を読んで知ったのがきっかけです。
—Rachelって—
しかし当時のengadget日本版の記事ではソニエリフラッグシップモデルである”Rachel ” (コードネーム) あらため XPERIA X10がプリプロダクション品(開発中端末)としながらも、独自UIやアプリによる「かなりもっさり」であり評価に値しないことや、同じくハイエンドAndroid端末であるMotorola DROIDとのOSの差(DROIDはAndroid2.0で発売される)事との比較(懸念)をしている記事をエントリーしていました。
—国内販売キャリアはどこ?—
2009/12/21にSO-01BとしてFCC認証を受けたこともネットで広まり、ドコモから正式に発売されることも判明し、ドコモの正式発表がいつかいつかと首を長くして待っている人たちがいました。
—ドコモスマートフォンとして—
記事によると、11月の製品発表時点から各種チューニングがされたからか、『OS、API、ソフトウェアも相当ブラッシュアップされ、触れているだけでエクスタシー!? とにかく動画をご覧くださいませ』なんて書かれてます。
報道発表段階では、発売日は「4月予定」とされていましたがが、発売日が分かった瞬間から予約が殺到しました。(私はこの記事を読んだのかもしれない)
—そして発売日—
そのくらいセンセーショナルなデビューでした。
もちろん、私も何とかこの行列にもぐりこんで当日Getしましたけどね。
(それまではN903iXでハイスピードを経験してから歴代モデルを発売日に予約して買ってたNマニアでした。)
<発売日の様子を伝えた関連記事>
- 過去最高の予約数――ビックカメラで「Xperia」販売開始記念イベント
(ITmedia) - 「Xperia」発売――新規一括は3万円台後半、月々1000円台半ばから
(ITmedia) - 「XperiaはiPhoneに匹敵するスマートフォン」–NTTドコモ代表取締役社長の山田隆持氏
(CNET Japan)
そしてこのXperia SO-01Bが私にとっても「アンドロイド」デビューとなりました。(当時はまだ「Android」より「アンドロイドが」主流だった気がします。(^^ゞ
—Xperiaを手にしてみて—
正直、どう使っていいのか分からなかったです。(当時は)標準アプリだけでもものすごい数がインストールされてると思ったし、使いこなせるのかな、という不安な気持ちでいっぱいでした。
そして、そのインストールアプリの備忘録、アプリの設定などを記録するために始めたのがこの考察ブログです。思い返してみると、初めはBloggerで「XperiaでのAndroidアプリ考察」という名前でXperiaを購入した4月に開設し、移転するまでの3ヶ月くらいここで書いてました。
最初のエントリーは今も重宝してる「CopiPe」です。移転するまでの間に52エントリーもしてます。今でも使い続けてるアプリ探しが楽しい時期でした。しかも7月にはroot化完了してましたしね。当時まだ1クリックrootアプリなく、コマンド叩いてました。(^^ゞ
—カスタム道へ入門—
この頃から考察ブログは便利アプリ紹介に加え、カスタムに走り出したと思います。
そして、4月の発売時点で公約していたOSアップデート。こちらは発売7カ月後の11月10日に。ドコモ版がアップデートするちょっと前にはGlobal版で2.1化してました。ドコモ版適用するためにFlashToolを初めて使ってみました。Xperiaを自由に操れるようになってきた気がしてました。
まだα版ではロック画面やホームボタンがちゃんと動かないし、もちろんカメラもNGでしたが世間では一般的になっていたFroyo(Android2.2)が動いたこと、ソニエリのじゃないROMを自分のXperiaに入れて動かすこと、とにかく夢中になってました。うまくいかないときは夜中2時でも3時でも粘りに粘って、ようやく成功したときの喜びが眠気に完全に勝ってました。
そのくらいどっぷりAndroidにはまっていた1年前の秋冬。。。
そしてまさかのマルチタッチ対応が年明け1月19日に実施。マルチタッチでないこと、某所でずいぶん叩かれましたよね。
—常用できるカスタムROM登場とXperia arcの発表—
そして2月にはFreeX10 beta3というFroyoカスタムROMが常用できるようになっていて、カスタム熱は一旦落ち着いてしまいました。
しかし勇者たちはその後も進化を続け、クロックアップなどOSのコアな部分にも手を入れ始めたのもこの頃でしょうか。私はそのままでも何の不満もなく安定してXperiaが使えていたので、この領域には実は未だに足を踏み入れていません。。
そして大震災。カスタムROMであることに何ら不安を感じず、Twitterやradikoから最新情報を押さえながら何とか帰宅することができました。これでカスタムROMが自分の中で正当化された瞬間でもありました。(唯一対応できてなかったSPモードメールのpush配信ができるようになったことも大きい)
—Xperia arcがやってきた—
Xperiaと比べると画面サイズ、スマートさ、動作の機敏さ、どれをとってもXperiaが劣って見えてしまう現実。でも不思議と愛着が沸かず、メインはあくまでもXperia X10(CM6.1.3のカスタムROMにしてましたけど)のままでした。
なぜかって?それはやっぱりarcに比べてカスタム性の高さと、Android2.3にアップデートするかもしれないというまさかまさかのアナウンスがあったから。
常に2台を持ち歩くようになりましたが、arcはあくまでX10が不測の事態に陥った時のための保険的な役割となり、実は今もそれは変わってません。たぶん一番稼働率が低いと思います。。。もったいないw
—Xperia acroもやってきた—
arcのリーク情報と共にガラスマなAzusaというモデルが出るよ、なんて話はまだコートを着ないと寒くてたまらない時期から情報は掴んでましたが、いよいよ6月にauから、7月にドコモから発売となりました。
どうしてもおサイフケータイ使いたくて、つい先行発売したau版Akane(IS11S)を発売日に予約なしで購入。そして7月には深夜販売で0時にゲットしたりして、すっかり端末ばかり何台も持つ身となってしまいまして。。
しかしroot化がデファクトスタンダード化してた私にとってはacroもSIMは挿して使ってましたが、やっぱり自宅ではX10をwi-fiで常用する日々。。だって使いやすいんだもんw
同時期に最大6台持ってましたが、今は4台になりました。(これでも多すぎww)
—そしてAndroid2.3.3化—
しかし、ご存じのとおりドコモでは本配信はなされませんでした。一旦初期化が必要だったことやDRM(著作権保護された音楽等)が使えなくなったり、サポートの問題、後継のarc、acroの販売計画等々の大人の事情もあったんだと思います。
でも、これまで積み上げた手法でアップデートもドコモ化も自由自在になってましたので、躊躇することなく突入し導入方法をまとめることができました。
しかし考察ブログもいろいろな方にご覧頂いています。考察するにあたって
- root化の是非も問われていたこと(マナーの問題)
- ドコモがアップデートを見送ったこと
- 機種変更したりして「とりあえずやってみようか」という方が多いだろう。rootって何?な人
とは重々承知していたので、今までで一番丁寧に考察することにしました。考察するために3回くらいやり直して手順確認しました。それでも「できない」ってコメントもあったりして。。
それでも多くの方がAndroid2.3.3(Ginger Bread)化に成功されたことは、丁寧に考察して良かったなと思ってます。
—夢の終わり…—
夕方にTwitterに書きましたけど、Rachelとして正式発表、1.6→2.1化→マルチタッチ化→GB化でSO-01Bがここまで我々を楽しませてくれたことに深く感謝すると共に、「いままでありがとう!」と言ってあげたい気持ちでいっぱいです。
でも、X10はまだ終わらないと思ってますよ。公式のアップデートはこれで終わっちゃうかもしれませんが、これだけ多くの夢を見させてくれたのは世界中のX10フリークがいたからこそ。Developerな方々、日本にも有能なDevさん(デブじゃないっすよww)がいらっしゃいますが、彼らがきっともう少し未来を見せてくれるんじゃないかと。
ソニエリ開発者が個人Devに対してヒントくれたりして更にカスタムがディープかつ広範囲にわたっていますので、きっと・・・(レスポンスは現行機にはかなわないかもしれませんが)
—Xperia生活が始まって変わったこと—
でもXperiaを手にしてから手探りで情報を収集するなかで、#xperia というハッシュタグから得られる情報が非常に有用で、Androiderさんやオクトバさんからの情報以外に#xperiaタグから得られる情報がものすごく大事でした。
(今は広告とかショップの宣伝で埋め尽くされてて悲しい…)
また、考察ブログをご覧になった方とのTwitterでの交流が始まり、本当に幅広い情報を得られるTwitterが自分の主戦場(!)になったのもそう時間がかからなかったです。
今ではTwitter以外にGoogle+や実際に会う機会があったりしてその活動はさらに広がってるんじゃないかな、って思っています。
たかがケータイ、されどケータイ。こんな小さな「機械」がつなぐ出会いの「機会」。
今までこの考察ブログを続けてこられたのも、ここを通じて交流できた皆さんのおかげです。訪問頂いた皆さま、またこの繋がれるきっかけを作ってくれたMy Xperiaに心から感謝しています。
自称「Xperian」としてこれからもXperiaシリーズが販売される限り、ずっと追いかけていこうと思っています。
これからもこの「輪」がずっと続くよう、自分ができることをしっかりやっていこうと思っています。長文を最後までお読みいくださいましてありがとうございました!またこれからも宜しくお願い致します!!
(追伸)
Xperiaで行く未来ももちろん考えていますが、一足先にGoogle Nexusで見てこようと思ってます。こいつは端末としての興味はもちろんのこと、Android4.0というOSにも興味アリアリです。
Xperiaで行く未来でスタートダッシュを切るwため、まだ確定じゃないですけど本気で見てくる準備は進めていますので、よかったらこちらも応援よろしくお願いします!