ガラス製保護フィルムといえばこれまでSPIGEN JAPANさんの「GLAS.t SLIM」をXperia Z、Xperia A、Xperia Z1とレビューしてきました。
いずれも「イチオシ!」という主旨のタイトルでちょっとお腹いっぱいなところもあるなと思い、今回は3種類のガラス製保護フィルムを入手して比較してみることにしました。(実際に貼るのは比較した中で1点のみ)
残りは読者プレゼントにしたいと思います!(初のプレゼント企画です)
手元にXperia Z1 fがない(預かり修理中)であることもあって、貼ったあとのレビューはできません。また本体に3枚貼るわけにはいかないので、実際の製品の外観と各社サイトで紹介されている内容を元に進めていきたいと思います。
比較した製品はコレ
本当はクリスタルアーマーの商品も加えたかったのですが、購入した量販店では取り扱いがなく3製品となりました。
- シュタインハイル GLAS.t スリム プレミアム スクリーン プロテクター|SPIGEN JAPAN
- docomo SO-02F用ガラスコートフィルム|エレコム
- Xperia Z1 f SO-02F フィルム 強化ガラスフィルム 液晶保護シート バリアパネルG|ラスタバナナ
パッケージを開封してみた
さっそく3製品を開封してみます。
- シュタインハイル GLAS.t スリム プレミアム スクリーン プロテクター|SPIGEN JAPAN
パッケージはいつものGLAS.tシリーズのものと同じ、中をあけるとシリアル番号が入っています。模造品が出回ったことがあるのでしょうか、何か起きても製造番号から製造ロットが追える(でしょう)から不具合があった時にも安心できます。またXperia Z1の考察で店舗にお邪魔させて頂いたときにも使用していましたアルコール綿はホコリを取り除く際に非常に有用ですので、こういう気遣いは嬉しいトコロ。
- docomo SO-02F用ガラスコートフィルム|エレコム
一般的なPET製保護フィルムと同じようなパッケージで裏のジッパー加工されたミシン目からペリペリとはがすとこのようにフィルムの貼り方、ホコリ取りシール、クリーニング用のクロスが入っています。フィルム自体にも裏表がわかりやすいよう説明書きも付いています。 - Xperia Z1 f SO-02F フィルム 強化ガラスフィルム 液晶保護シート バリアパネルG|ラスタバナナ
右側2箇所で止められた丸いシールをはがすとこのように見開き、右側に保護パネルとゴミ取りシール、クリーニングクロス(一番安っぽい紙仕様)が入っています。左側には貼り方が記載されています。「ラスタバナナ史上最高級保護パネル」と謳うだけあってPET製のフィルムとは包装サイズからして違います。(がちょっと安っぽい気もしました)
各製品の特長
各社サイトやパッケージに記載されている特長を比較してみます。
GLAS.t | ガラスコートフィルム | バリアパネルG | |
メーカー | SPIGEN JAPAN | エレコム | ラスタバナナ |
ガラス硬度 | 8-9H | 6H | 9H |
ガラス厚み | 0.26mm | 0.4mm | 0.33mm |
素材 | 強化ガラス | ガラス・アクリル | 強化ガラス |
光線透過率 | - (記載なし) | - (記載なし) | 96% |
コーティング | オレオフォビック(撥油) コーティング (油分や指紋などの汚れに強い) |
指紋防止コーティング | 防汚コート |
貼りやすさ | 特殊なシリコン粘着剤 (再利用は非推奨) |
時間とともに気泡が目立たなくなる 特殊吸着層を採用したエアレス、 自己吸着、水洗いで吸着力回復 |
貼る際に微調整可能な シリコン吸着 |
飛散防止 | ◯ | ◯ | ◯ |
曲がりに対する 特長 |
細かい破片は尖らない特性 | 曲げに強く割れにくい、 貼り直し可能(失敗した時に) |
ガラスに化学強化を施し 静圧強度UP |
付属品 | ・GLAS.t スリム×1 ・スクイージー×1 ・アルコール綿×1 ・マイクロファイバークロス×1 ・製品シリアル×1 |
・フィルム(ガラスコート仕様)×1 ・ホコリ取りシール×1 ・クリーニングクロス×1 |
・液晶保護ガラスパネル×1 ・液晶クリーナー×1 |
特記事項 | クレードル(充電スタンド)非対応 | ラウンドエッジ加工 |
こうして比較してみると大きな差はガラス厚みと硬度であることが分かります。
- 厚みは増しますが、ガラスとアクリルを重ねて「曲げ」にも強くし、貼り直しを可能にする作戦(?)のエレコム製ガラスコートフィルム
- ラウンドエッジ加工を施したことをアピールしているラスタバナナ製バリアパネルG
- iPhoneなどで数多くの実績を積み重ねてきたことからか、薄さを追求しているSPIGEN JAPAN製のGLAS.t
という感じでしょうか。
また特記事項に書きましたが、0.26mmのSGIGEN JAPAN製GLAS.tでさえクレードルに非対応となっているため、それより厚みのあるエレコム製ガラスコートフィルム、ラスタバナナ製バリアパネルGでも同じだと思います。
ですが標準添付されているクレードルは幅が広げられるアタッチメントが付属していますので一回り大きなアタッチメントでこれはクリアできるかな、と思っています。ちなみにXperia Z1 fは普通のPET製保護フィルムを貼っただけでも標準状態のクレードルだと入らなくなるので一回り大きなアタッチメントに交換する必要があります。
ガラス硬度を表す「H」とは鉛筆の2Bとか2Hとかと同じ指数で、数字が大きければ大きいほど硬いことを表します。エレコム製ガラスコートフィルムは「6H」と他製品より数値は低いですが、これは素材は強化ガラスではなくガラス+アクリルで強度より「曲げに強い」ことを特長としているためかな、と思いました。
ちなみに強化ガラスを長期間(4ヶ月)貼ったあとに剥がすと、こうなります。
保護パネルを比較してみる
いよいよ各社の保護フィルム(パネル)を比較してみます。
画像の並びは比較表と同じです。(GLAS.t|ガラスコートフィルム|バリアパネルG)
エレコム製ガラスコートフィルムは表面にも保護シートが貼ってあります。
近接センサー部分の切り欠き部分のアップです。SGIGEN JAPAN製GLAS.tは丸く繰り抜かれていて切削加工精度の高さを伺わせます。エレコム製ガラスコートフィルムは切り欠きが大きくデザイン性を損なうように見えるかもしれません。。
フロントカメラ部分の処理です。SGIGEN JAPAN製GLAS.tは0.26mmで透過度が高い(数値記載なし)ためか切り欠きはありません。エレコム製ガラスコートフィルムは近接センサーと同じく大きめの切り欠き、ラスタバナナ製バリアパネルGは丸く繰り抜かれていています。ラスタバナナも切削加工の精度は高そうです。
バリアパネルGの貼り方はこのレンズ部分に位置合わせをして貼るようになりそうです。
3枚を重ねあわせてみました。3製品、若干サイズが異なります。画像だと分かりにくいのですが実際に比べてみると、大きなサイズ順に
- SGIGEN JAPAN製GLAS.t
- ラスタバナナ製バリアパネルG
- エレコム製ガラスコートフィルム
となります。スピーカー部の切り欠きもエレコム製ガラスコートフィルムは画面サイズに対し若干サイズが小さいため、画面の四隅に隙間(余白)ができます。貼るときに四隅の余白がどのくらい発生するかをしっかり把握しないと不格好になってしまう懸念があります。
続いて厚みを比較してみます。
左からGLAS.t、ガラスコートフィルム、バリアパネルG。GLAS.tとバリアパネルGの厚みの差はあまり感じることはできません。エレコム製ガラスコートフィルムはガラス・アクリル製のため色味が他の2製品と異なり白いです。
続いてラウンドエッジ加工について確認してみます。
ラスタバナナ製バリアパネルG最大の特長であるラウンドエッジ加工の比較です。一番上がラスタバナナ製バリアパネルG、中段がエレコム製ガラスコートフィルム、下段がSGIGEN JAPAN製GLAS.t。
拡大してみました。中段のガラスコートフィルム、下段のGLAS.tはエッジが立っているのですが、上段のバリアパネルGは角が丸く加工されているのが分かりますでしょうか。
ラスタバナナ製バリアパネルGのラウンドエッジ加工された部分を別の角度から。
このラウンドエッジ加工は指の引っ掛かりがなくて画面端から指をスライドさせるときに引っかかりがなくなめらかで非常に快適なのです。
【Z1】やっぱり保護フィルムはガラスに限る!新モデルGLAS.tRを貼ってもらったで考察していますXperia Z1用のGLAS.tは「GLAS.tR」というこのラスタバナナ製バリアパネルGと同じくラウンドエッジ加工がされているのですが、このエッジ加工は私の必須アプリ
また四隅がラウンドエッジ加工されることでカバンの中に入れて持ち歩くときにバッグの中で動きまわって角が当たってこんな感じで欠けることもない(はず)。
女性にも多く売れているであろうXperia Z1 f用がGLAS.tRにならなかったのはちょっと残念な気もしますが、GLAS.tRの厚み0.4mmとGLAS.tの厚み0.26mmで今回はこの薄さを特長にしたかったのかな、と思いましたが、実際はどうなのでしょうね。
どれを貼るか決めた!
今回の3製品、どれも甲乙つけがたいところでもありましたが、
- エレコム製のガラスコートフィルムはガラスの厚みと素材、サイズの点で貼るのを断念
- 耐久性という観点で、ラスタバナナ製バリアパネルGの防汚性能に関し、従来品のPET製保護フィルムのコーティングの持ちは自分の実績ベースで3~4ヶ月だったことから長期使用には厳しいかな、と判断し断念。
しかしラウンドエッジ加工がされた点が非常に良さそうであるため手元に残したいところですが2枚は貼れない。。。 - 最後に残ったのはSPIGEN JAPAN製GLAS.t。
こちらは液晶画面サイズに対しカバーされる範囲が一番広かったこと、またiPhoneをはじめ多くの販売実績があることや、冒頭に書きましたとおり自分でもXperia Z、Xperia A、Xperia Z1と使用してきた実績があり安心感があることから、今回もこのSPIGEN JAPAN製のGLAS.tを貼ることにしました。
…残念ながらXperia Z1 fが修理中のため手元になく、貼るところの画像や貼ったあとのレビューができておりません。こちらはまた後日追記したいと思います。
今回コストの関係と量販店で手に入れられなかった「クリスタルアーマー0.2mm 超薄膜ラウンドエッジフルフラット強化ガラス 両面保護 for Xperia Z1 f」は厚み0.2mmの強化ガラス(9H)、表面フッ素コーティング、ラウンドエッジ加工、リアパネル付とほぼ個人的な要望のすべてを満たす製品であるため、機会をみて購入したいと思います。(しかし6,300円という価格はなかなか手を出せる金額ではないですよね。。。)
今回考察した3製品は購入はこちらからでも可能です。
プレゼント企画
最後までお読み頂きありがとうございました。
本来は自分が選んだ商品をプレゼントすべきなのですが、スミマセン、事情があって今回は使用しなかったエレコム製ガラスコートフィルムとラスタバナナ製バリアパネルGを1名ずつにプレゼントしたいと思います。
撮影用に開封はしましたが当然未装着品となります。もし欲しい!という方がいらっしゃいましたら以下の方法で応募をお願いします。
今回の抽選はアタッターサービスを用いて実施します。初めて使うので使用方法間違ってうまくいかなかったらゴメンナサイです。。
※条件としてXperia Z1 fをお持ちの方に限らせて頂きます。
(応募方法)
- 本エントリーのタイトル下にありますTwitterアイコンから呟いてください。その際、ツイート本文(特に@部分とハッシュタグ#xperia_freaks_present)は変更せずお願いします。(そうでないと応募者を特定できなくなくなりますので)
- 応募期間は2014年1月18日(土) 18:00まで 抽選は18日深夜~19日に行います。
- 当選者にはDMを通じ、送付先などの情報を教えて頂き、「普通郵便」でお送りさせて頂きます。(発送日は別途ご連絡とさせてください)
多くの方のご応募お待ちしております!!