昨日「できない・・・」という愚痴考察しましたが、手動となりますがroot取りできたみたいですw やっぱり素材あると先人たちが試行錯誤しつつも手法を編み出してくださいました!!
公開された手順に則ってrootedしてみましたので考察します。
(参考:【ROM焼き】docomo Xperia AX SO-01E root1)
必要なもの
- 7-zip
- Xperia VL(SOL21)のftfファイル(参考:該当スレにあります)
- Xperia AX(SO-01E)のftfファイル(作成方法は【NX・acro HD】ftfファイルを作るで考察済)
- GX/SXの1クリックrootツール(【Xperia GX・SX】1クリックrooted!!!で考察済)
導入手順
11/26追記:某掲示板にありました下記手順で間違ってそうな点を追記修正しました。
また、【AX】rooted!!(FAQ:よくある質問)ページも作ってみましたので合わせてご確認下さい。なお、1クリックは今回のroot取りでは(たぶん)不可能だと思います。自動化できる手順ではないと思います。
- 導入前準備:ftfファイルの改変
ベースとなるXperia VLのftfファイルを7-zipで開き、Xperia AXのftfファイルより抜き出したloader.sinを上書き
(可能であれば\SO-01E_rooted.ftf\META-INF\MANIFEST.MFをテキストエディタで修正しておくとFlashtoolで判別しやすい) - ROM焼き
Flashtoolを用いて改変したftfをXperia AXに焼く
(MANIFEST.MFを修正しておくとこんな感じで判別がつきやすい)このように焼くのはloader.sin、system.sin、kernel.sinのみになるようWipe部分のチェックを外し(入れ)する
- 電源ONし起動を確認
焼きあがったら電源ON。auロゴなXperia AXが起動します。起動まで少し時間かかります。
のあと2~3分放置するとauの初期設定画面が出ますのでキャンセル - 設定確認
設定>開発者向けオプション>USBデバッグにチェックが入っていることを確認 - root取り
【Xperia GX・SX】1クリックrooted!!!のツールを用いてrooted
素のAXだと「Permission denied」となっちゃいますがうまくいきました。 - コマンド実行
コマンドプロンプトを開き、下記コマンドを実行
※suしてからじゃないと操作できないかもです。(自分はできてしまったのですが・・・)
(太字部分をコピペ)
C:\Users\xxx>adb shell
shell@android:/ $ su
root@android:/ # echo ro.kernel.qemu=1 > /data/local.prop
echo ro.kernel.qemu=1 > /data/local.prop
<local.propが作成されたかを確認>
shell@android:/ $ cd /data
cd /data
shell@android:/data $ ls -l local.prop
ls -l local.prop
-rw-rw-rw- root root 17 2012-11-20 22:05 local.prop
shell@android:/data $ - 端末を電源OFF
- ROM焼き
FlashtoolでXperia AXのsystem.sinのみ焼く
(wipe関連のチェック外し、Exclude System以外はチェックを入れる) - docomo化確認
焼き終わったら電源ON。docomoに戻ってることを確認。
(Androidのアップグレード中の表示が出るので少し待ち、ドコモサービス初期設定を実施) - (追加)step3.shファイルの編集
step3.shをテキストエディタで開き、
rm /data/local.prop
行を削除し上書き保存
※下記手順11.のstep2.shの導入を失敗したままstep3.shを実行すると全部やり直しになるため。 - コマンドプロンプトを開く(rootkitのカレントフォルダで開く)
GX/SXのrootkit>filesフォルダをshift+右クリックでコマンドウィンドウを開く。 - コマンドを実行
コマンドプロンプトを開き、下記コマンドを実行
(太字部分をコピペ)
D:\rootkitGXSX_v3\files>adb shell
root@android:/ # /data/local/tmp/step2.sh
/data/local/tmp/step2.sh
0+1 records in
0+1 records out
57 bytes transferred in 0.001 secs (57000 bytes/sec)
—ここで再起動—
※再起動しない場合は再度実行。もし手順10.のstep3.shの修正を行わず実行し、systemでリマウントできなくなった場合、step3.shでlocal.propを削除してしまっているので再度手順1からやり直しになります。※step2.shがどうしてもうまく動かない場合、テキストエディタで開きコピー、adb shell後に「#」となるのを確認後、
ペーストしてみるとうまくいくかもしれません。
—
sync;sync;sync
/data/local/tmp/busybox mount -o remount,rw -t ext4 /dev/block/mmcblk0p12 /system
/data/local/tmp/busybox mv /system/bin/ric /system/bin/ric.org
dd if=/data/local/tmp/ric of=/system/bin/ric
chown root.shell /system/bin/ric
chmod 755 /system/bin/ric
sync;sync;sync
/data/local/tmp/busybox mount -o remount,ro -t ext4 /dev/block/mmcblk0p12 /system
—step2.shで再起動したら次のコマンドを実行
D:\rootkitGXSX_v3\files>adb shell
root@android:/ # data/local/tmp/step3.sh
data/local/tmp/step3.sh
43+1 records in
43+1 records out
22364 bytes transferred in 0.002 secs (11182000 bytes/sec)
1647+1 records in
1647+1 records out
843503 bytes transferred in 0.123 secs (6857747 bytes/sec)
2119+1 records in
2119+1 records out
1085140 bytes transferred in 0.089 secs (12192584 bytes/sec)
—ここで再起動—(この時点でrooted)D:\rootkitGXSX_v3\files>adb shell
shell@android:/ $ su
su
shell@android:/ #
—rootedであることを確認— - Xperia AXのカーネルのみ焼く
※これをしないとSDもマウントが解除されてしまい、Wi-Fiも使えなくなります。 - システムをマウントできるか確認
下記コマンドで再起動しないことを確認したらstep3.shで省いたlocal.propを削除
(太字部分をコピペ)
C:\Users\xxx>adb shell
shell@android:/ # mount -o remount,rw -t ext4 /dev/block/mmcblk0p12 /system
mount -o remount,rw -t ext4 /dev/block/mmcblk0p12 /system
–ここで再起動しないことを確認、続けてshell@android:/ # rm /data/local.prop
rm /data/local.prop
shell@android:/ # reboot
reboot
これで完了です。
ちなみに、CWMも入れてみましたが起動せず。。
→GX/SX用のCWM1.0で起動、backup確認しました。
mount strageできるAX版を@cray_Dozeさんによって近々公開されるとのことなので別途考察したいと思います。
ひとまずTitanium Backupが使えるようになったのは嬉しい♪
⇒@cray_DozeさんによるCWM v1.2が公開されたのを受け、【AX】CWM for AX考察もしています。合わせてご確認下さい。