【コラム】auにMNPするなら今しかない!?~格安維持するなら~ 8/31までエントリーで前からすごく気になってたXperia ULを買ってきました。何が気になってるかというと筐体の縦横比がかなり好みな感じだったものですから、、、
リークされたXperia Z1(Honami)のベゼル上下の幅が広すぎて、こういうのが好きじゃないのです。Xperia AX/VL(Xperia V)も同じでしたけども。
ただそれだけの理由で欲しかったという、なかなか理解されないこだわりだったりしますけども。
(グローバルモデルではないですし、こういう形状だったらきっとスルーしてます)
au Xperiaの変遷
ずっとドコモな私。au Xperiaに触れることはあんまりなかったのでここで一旦まとめてみます。(いつも座学っぽい始まりですね、考察は)
<Xperia acro(IS11S)>
au Xperiaは2011年6月24日に発売されたXperia acro(IS11S)から始まりました。acroはドコモのSO-02Cより発売が1ヶ月くらい早かったですよね。
Xperiaとして初のおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線のついたガラスマでした。
画面サイズと解像度は4.2インチ WVGA(854×480)。
でもこの時代のXperiaは内蔵RAMが512MB、ROM1GBしかなくて一つアプリをインストールするときに1つ削除しないといけないくらい容量不足で悩まされましたね。
Ruby(ルビー)はau Xperia専用色でしたが、結局ケースに入れたりする人が多くて一番売れたのはWhiteだったらしいです。
大量に生産されたためか、モデル終盤ではMNP一括0円CB付きで投げ売りされていたのがちょっと悲しかったです。(参戦しましたがw)
http://www.sonymobile.co.jp/xperia/au/is11s/
<Xperia acro HD(IS12S)>
次のXperiaは2012年3月10日に発売されたXperia acro HD(IS12S)。ドコモのSO-03Dより5日早く発売されました。
このXperia acro HDは国内Xperia初の防水ケータイでした。(Xperia初の防水はXperia active ST17i)
4.3インチのHD解像度(1280×720)、デュアルコア、RAMは倍増の1GB、ROMは16GBとようやく容量を気にせず使えるモデルになりました。
発売当時はAndroid2.3だったのが2012年7月31日にAndroid4.0へバージョンアップしました。ドコモ版SO-03Dより4ヶ月も早いバージョンアップ。このモデルあたりからauのバージョンアップの迅速さも際立ってきたと思っています。
http://www.sonymobile.co.jp/xperia/au/is12s/index.html
<Xperia VL(SOL21)>
そしてauの3rd XperiaはXperia VL、SOL21。au初のLTEモデルとして2012年11月2日に発売されました。
au LTEモデル発売に合わせ秋モデルから型番変更があり、「メーカー名」+「LTE/3G」+「21(を頭とする順番)」という形式に変更されました。
Xperia VLはSO(ソニー)のLTEモデルの21(初号機)というようにモデル判別ができます。春夏モデルであるXperia ULはSO+L+22というようになっています。
SOL21はグローバルで発売されたXperia V(LT25i)のauモデルで、リアパネルのデザインが大胆に変更されています。画面サイズ、解像度共にXperia acro HDと同じ4.3インチ、1280×720サイズです。
http://www.sonymobile.co.jp/xperia/au/sol21/
このようにこれまでのauは「一番使いやすい」とされる4.2~4.3インチの「ガラスマ」を常に「進化」させつつユーザに提供してきたのですね。いろいろな方向性を形にしてきたドコモとは大きく違いますね。安定のau Xperiaという感じでしょうか。
Xperia UL概略
5.0インチフルHD解像度(1920×1080)サイズ、もちろん防水防塵(IPX5/8)のガラスマです。
ベースはXperia Zと言われています。スペック(1.5GHzクアッドコア)は確かにそうですが、筐体のデザインやサイズなど、どちらかと言えばXperia Zの派生モデルであるXperia ZLに近いんじゃないかという気がしてます。
サイズ比較を下記に表してみますが各モデルとも微妙に差がありますね。
UL | ZL | Z | |
サイズ | 135×71×10.5mm |
131.6×69.3×9.8mm |
139×71×7.9mm |
重量 | 145g | 151g | 146g |
画面サイズ | 5.0inch TFT | 5.0inch TFT | 5.0inch TFT |
SoC | Snapdragon S4 Pro APQ8064 1.5GHz 4コア |
Snapdragon S4 Pro APQ8064 1.5GHz 4コア |
Snapdragon S4 Pro APQ8064 1.5GHz 4コア |
解像度 | 1920 x 1080 | 1920 x 1080 | 1920 x 1080 |
RAM/ROM | 2GB/16GB | 2GB/16G | 2GB/16GB |
電池容量 | 2300mAh | 2370mAh | 2330mAh |
防水防塵 | IP55 / IP58 | 非防水 | IP55 / IP57 |
カメラ | 13M HDR | 13M HDR | 13M HDR |
Xperia ULの最大の特徴と言っても良いのは「電池取り外しが可能な点」です。
2013年Xperiaのうち、Xperia A(SO-04E)、Xperia ZR(C5503)とXperia L(C2105)、そしてこのXperia ULが取り外せますね。
(グローバルではXperia E、Xperia C、Xperia M/M dual)も取り外し可能)
2012年モデルも初号機Xperia NX(S)も内蔵式でしたがXperia GX以降は電池が取り外せるようになりましたので、既定路線ですね(笑)
Xperia UL外観レビュー
特徴的な部分を中心に。
Xperia GX以来のシャッターボタン付きモデルです。タッチ撮影もだいぶ慣れましたがやっぱり欲しい物理シャッターボタンです。
操作関係は右側面に集中していて、上から電源ボタン・音量キー・シャッターボタンと並んでいます。Xperia Z Ultraのインタビューで電源ボタンはできるだけ中央に設置したいという記事をどこかで見たのですが失念。
その記事で見た(記憶がある)のですが、この電源ボタンのこだわりはもう一つあって、リアパネルの「XPERIA」ロゴと同じ高さに電源ボタンがあるそうなのです。確認してみると確かに一列に並んでます。
Xperia Zでも確認してみました。
ついでにXperia Aも。(しつこい)
たしかにXPERIAロゴと一列ですね。気付かなかったです。
上部には型番とイヤフォンジャック、フレキシブルアンテナがあります。ここもXperia Zに比べて進化してると言えるでしょう。(Xperia Aと同じ)
左側面にはUSB端子とクレードル充電用の端子があります。クレードルは標準の添付品となります。(充電ケーブルは別売り)
ちなみに付属品はクレードルのみで、microSDもイヤフォンも付いていません。
下部にはストラップホールがあります。リアパネルを外し、L字フックに引っ掛けるタイプです。
背面はWhiteの場合は光沢のある塗装がされています。車の塗色でいえばパールホワイトとかホワイトマイカという感じでしょうか。結構手垢が目立ちます。
せっかくなので歴代WhiteなXperiaを並べてみました。(画像クリックで別ウインドウが開きます)
各端末ごとに微妙に色が違いますね。
リアパネルを外してみます。電池の周りを取り囲む赤っぽいパッキン部分以外は水が侵入する前提で、もし水に入れたとしてもうまいこと排水してくれるようですね。
電池を外すとSIMスロットとmicroSDスロットがあります。 電池はBA950です。
SIMトレイは歴代Xperiaのなかでも非常に凝った作りになってます。Xperia acro HDで始まったすぐ壊しそうなSIMトレイから比べると雲泥の差。
しかしSIMトレイの出かたが中途半端で、おもいっきり引き出してしまいそうになりました。約半分SIMが出現した状態でSIMの上に指をおいて引きずり出す感じです。
歴代Xperiaを正面から見ると、筐体の色があまり分からなくなってきてますね。これは良い傾向!?
ベゼル幅の差
冒頭に書きましたベゼル幅を各モデルで比べてみました。画像加工がヘタクソ。。。
このようにXperia AXの「でこっ広」が際立ちます。
もちろんこのベゼルの部分にアンテナモジュールやらカメラモジュールなどがギチギチに詰め込まれてるのは分かります。薄さを実現するための犠牲なのかもしれませんが、多少厚みが増したとしても、「超狭額」を目指して欲しいところ。。それこそドコモ仕様はXiロゴが入れられないくらいに!
機能面で気づいたこと
パッと見て分かるのはステータスバーが透過されていること。Xperia Aも同じですね。
<アプリの無効化>
これがバージョンアップがドコモより迅速な理由なのかもしれませんが、auアプリ群はほぼ全てのアプリが「無効化」できます。キャリアアプリは全員が使うわけではないので、この無効化できるのは非常にありがたい。(ざっと見た感じ、唯一 Lismo port MTP Serviceだけが無効化できず)
Android4.2.2へのバージョンアップもきっと迅速に対応される予感がしました^^
<POBox touch>
POBox touchは6.1。こちらもXperia Aと同じです。
Android4.2.2になると更に進化して6.2となります。6.2になると変更される点は【Z】Honami(Xperia Z One)のUIを体感してZとの違いを洗い出してみた。で考察しています。
<ネットワーク設定>
au Xperia(スマートフォン全般)はWCDMA機では当たり前のAPN設定項目がありません。Wi-Fiルータ(Wi-Fi Walker DATA08W)には設定値あるのでどこかに仕込まれてるのでしょう。設定値はXperia ZRレビュー考察で調査済み。
Xperia ULは「買い」か?のまとめ
実はSOL22は評判あまり良くないらしいのです。。
でもその理由はXperia Aのような拡販施策対象でないことが大多数を占めるみたいですね。auとしてiPhoneをたくさん売らないといけないわけですから、iPhone拡販施策を振り向けざるを得ないのは仕方のないこと。。
価格は一括購入時68,040円。毎月割1,540円/月 × 24ヶ月 = 36,960円。(スマートパス契約時)
実質価格でも31,080円という価格設定はドコモやiPhoneに比べれば割高と言わざるを得ませんね。
デザイン面でもイヤフォンがキャップレスではない点への指摘もありますね。
でも私は逆にかなり好きな部類に入ります。確かに指紋が目立つ外装ではありますが通常使用には十分耐えうるスペックですし、これがドコモ(もしくはMVNO)で使えるならベストなのですが残念ながら。。。
動作に関してはXperia ZやAと比較して特筆する点はなく、何のストレスも感じること無く使うことができます。
ちなみにrootkitも「キューブ実験室」(@cubeundcube)さんが現行最新ファーム(10.2.F.3.43)の1クリックrootkitを提供してくださっています。CWMも@cray_Dozeさんが提供されているCWM v2.5が使えますので、Xposedを使ったカスタムも楽しめますね!
もしauで機種変更、auへのMNPを検討している方、ぜひ検討の一つに加えてみてくださいな。^^