今回はICS導入考察を経て実際に使ってみた感想などまとめてみます。
2011年Xperiaシリーズ(Xperia arc・acro・ray・play)のdocomo版にICS(Android4.0)が来るか分かりませんが、来るべき時に向けて、またXperia(SO-01B)が2012年4月で2年契約の満了を迎える時に乗り換える方もいるのではないかと思いますし、知っておいても損はないんじゃないでしょーか。
※ROM自体がAlpha版なので今後内容が変更となる場合もあります。
※画面キャプチャはandroid-sdkのddms.batが使えませんでしたが電源+音量(小)でキャプチャできましたので、少しだけ撮影してみました。
◆画面ロック
起動すると最初に目に入る画面です。
時計のフォント、変わってますね。これが新しく載る予定のRobotoフォントというもののようです。
◆ホーム画面
いつもの5面です。左から並べてみます
全く違和感がなくて拍子抜けです。ただし現時点で左から2枚目に設定トグルウィジェットが置かれてません。今後実装されるんでしょうね。
物理ボタンはそのまま使えます。Galaxy Nexusのようにソフトキーは表示されません。
ホームボタンを長押しすると起動中アプリ一覧が表示され、横にフリックするとアプリを終了させることができます。一括タスク削除はできませんが、個人的には手動でタスクを切れるほうが好みなのでホームボタン長押しを愛用しそうですw
◆アプリ一覧
ソニエリホームはICSでも健在です。アプリドロワを開いてみると・・・
Googleアプリ類、何も入ってません。非常にシンプルです。逆に言えばここにあるアプリは消しちゃいけないものなのかな、と思いました。この時点で容量は総量420MBに対し、使用量52.74MB、残り372MB。ここに様々なアプリが載ってくると、残量はやっぱり300MBくらいしかないような気がします。。。
◆設定関連
ICSでは「menu」ボタンで設定に行く以外にステータスバーを引きずり下ろしても設定にたどり着くことができます。
(日付の右隣のアイコンです)
設定できる項目に大きな差異はないと思いますが、一部機能のカテゴリが変わってます。
xLoudやモバイルブラビアエンジン、テーマといったXperia固有の機能は健在です。
変更点(追加点)として、データ使用量(「menu」>設定>データ使用)がありますが、3Gでどのくらい通信したかがグラフで表示してくれます。
◆日本語入力(POBox Touch)
個人的には一番気になってた機能です。alpha版なので最終的にバージョン変わってるのかもしれませんが、見た感じではAndroid2.3.4と同じPOBox Touch4.3っぽいです。alpha版でもちゃんと機能しました!
設定もPOBox4.3と同じっぽいです、というかまんま4.3ですw
<変更点>
ICS化(OSの仕様変更)に伴い(?)いくつか変更点がありましたので記載しておきます。
- 入力方法を変更方法
従来は文字入力フィールドを長押しして選択できましたが、ICSでは文字入力時にキーボードアイコンがステータスバーに表示されるので、ステータスバーを下ろして「入力方法の選択」から入力モードを切り替えます。
- コピペのやり方
文字を長押しすると文字色が反転(?)します。同時に画面上部にアイコンでコピー、切り取りが選べるのでアイコンをタップします。
ちなみに、ニコちゃんマークを長押しするとマッシュルームアプリが選べる(アプリ入れてないので空白ですが)仕様は変わらないでいてほしいです。
ICSでPOBoxが動くならもう一度ここから抜いてGalaxy Nexusに入れてみようかな。。
◆カメラ機能
静止画・動画共に機能的には変わってないっぽいです。
◆ステータスバー周り
今までは1つずつタップして消す、もしくは「通知を(一括で)消去」だけでしたが、通知1つ1つを横にスライドして1つだけ消すことができるようになりました。
ちなみに、電池100段階などステータスバー周りの関連ファイルはframework-res.apkではなくSystemUI.apkに統一されました。(ということは文鎮にはならん??)
◆ブラウザ
通信できてないのでなんとも言えません。が、操作はちょっとだけ変わります。
ブックマークはフォルダが作れたりします。ウインドウの表示の仕方も変わります。
◆その他
個人的に気になる機能を中心に考察してきましたが、それ以外の機能についても簡単に触れてみます。
- 電源長押しメニュー
アルファ版なので背景色と文字色が近似色のため見えにくい。きっと改善されるはず。
またスクリーンショットは冒頭書きましたとおり、現時点では電源+音量(小)同時長押しで撮れます。
画像の保存場所はSD\Pictures\Screenshots です。
- ウィジェット
画面長押し、もしくは「menu」>追加、で出てくるメニューの色は改善されると思いますが、使い方はGalaxy Nexus(Google社のリファレンス機)でのウィジェットの選択方法とは全然違って、従来通りです。
- 音量調整
見た目だけ変わりました。(機能として変わりようがないですw)
- 「menu」>設定>アプリケーション
こちらも何も変わってません。
- 電話機能
こちらも何も変わってません。
- GPUレンダリング
2Dの描画が良くなるのかもしれませんが、アプリを実行できてないので効果の程がわかりません・・・
通信系がまったくNGなので、ブラウザの表示などの確認はできませんでした。
ひとまず見た目とひと通り触った感じでは、「ほぼ何も変わってない」って正直思ってしまいました。。。
X10では1.6→2.1ではOSの機能が増えて、X10単体でもマルチタッチ的なアップデートがあり、グローバルモデルでの2.3ではflash対応し、機能が増えたことによる利便性向上しました。
が、、、2011年Xperiaは今でもそんなに動作が重いわけではないですし、内蔵メモリ容量が増えるわけでもない、NFCが載るわけでもない、ならばアップデートの恩恵はどのあたりにあるのかな?→「ホントにアップデートの必要性あるのかな?」
と思ってしまいました。。。それだけAndroid2.3.4が完成されてるという裏返しだということです!!^^v
【おまけ】
Doomさんの1クリックroot試しました。自動でrebootはしましたが、残念ながらSuperuserは入ってくれませんでした。
コマンドを見るかぎり、Android2.2/2.3にしか対応してないようです^^;
arc用のxdaROMが使えればよかったんですけども・・・
考察ありがとうございます。
現在通信系はだめですが、もしよければ電池持ちなどの報告もあるとうれしいです。
といってもトラフィックがだめなので電池もちがいいのは当たり前だと思いますがw
考察お疲れ様です。
現時点ではそこまでオーッ!っていう感じは無いみたいですねぇ、αだから当たり前かもしれませんがw
ここからどれだけ変わるか楽しみです