【MVNO】楽天モバイルが何気に良かった!(ブロガーイベントへ参加してみて)

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※本考察は3/16に渋谷 楽天cafeで開催された「楽天モバイルブロガーイベント」に参加したイベント参加報告です。

今回参加した「楽天モバイルブロガーイベント」は楽天モバイルを1年間無料で使え、更にASUS社のZenFone5(8GBモデル)がもれなくプレゼントされるとあってものすごい応募数があったようです。なのでしっかりレビューしなくてはなりませんw

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個人的にはMVNO(いわゆる「格安SIM」)サービスは日本通信が2012年秋にイオンで980円でSIMのみ発売したその日からサービス利用者です。

このb-mobileを皮切りに、これまでドコモ系IIJmioやKDDI系mineoなどを利用してきました。当時はまだマニアのためのMVNOでしたが、もうMVNO市場は今や「みんなのMVNO(格安SIM)」になり、かなり身近になってきました。

これまでも考察ブログではMVNOにまつわる考察を何本も書いてきましたので、MVNOはもう皆さんご存知ですよねw

 

 

楽天モバイルとは・特徴は

実は楽天モバイルってほぼ初耳だったり^^;

楽天モバイルは、もともとは2000年に設立された「フュージョン・コミュニケーションズ」という通信事業者で、幾多の出資会社変更を経て、2007年に楽天グループ傘下に入りました。どちらかといえばIP電話が中心だった同社がドコモ系MVNOに参入したのは2012年、当時は「楽天ブロードバンド」というブランドで展開していましたところ、最近サービス名称を変更したようです。

 

個人的に考える楽天モバイル最大の特徴は「音声通話SIM」がメインであること。

旧来のMVNOはどちらかといえば「セカンドスマホ」の位置付けで主にデータ通信用としてだったところ、最初から「音声ありき」であるところが他社とアプローチが違うんだと思いました。

 

前置きがかなり長くなりましたが、イベントの模様を交え、楽天モバイルのサービスをご紹介していきます。

 

イベントの模様をまとめてみる

フュージョン・コミュニケーションズの鈴木様よりMVNO(格安SIM)のメリットや安さのヒミツなど、非常に分かりやすく解説して頂きました。

 

格安スマホ/SIMのメリットを30秒で解説してみる

各人によってメリットが多少違うんですよねぇ、といいながら改めてメリットを解説。箇条書きにするとこんなことをいうと良いそうです。

  • 料金が安いこと(2GBのデータ通信込みで6,500円/月程度のところ、2,200円/月になる)
  • ドコモ/KDDIの回線を用いているのでエリアは広大であること
  • MNPすれば今の電話番号をそのまま使えること
  • 好きな端末で利用できること
  • 最低利用期間が短い(楽天モバイルは12ヶ月)
  • 必要十分なサービス(過剰といえるキャリアのサービスは不要)

という6つのメリットをお話されました。(異論はありますがw)

 

デメリットについては触れませんでした。。。(ちなみに私はまだMVNOに対してメインの回線を使うまでのメリットを見い出せてません)

 

安さのヒミツは・・・

キャリアは無線通信のための設備投資や高速通信のための研究にかけるコストをわれわれ利用者から「回収」するために料金がどうしても高くなってしまうところ、MVNOはこうしたキャリアの設備を「間借り」しているため、投資費用は極小で済むためにお安く提供できる、と。

これを「ジェネリック医薬品」に例えて説明されていて、うまいこと言うなぁ、と思ったのです。

MVNOサービス会社はドコモ/KDDIの設備を使うので初期投資はほぼ無い状態ですので、将来的には通信以外のサービスを充実したりもできるわけです。(今は通信費削減にユーザーの注目が集まっているので将来的にはこういうことも検討しているはずです)

 

楽天モバイルの料金プランとデータ容量

これまでは音声通話SIMのみの提供だった楽天モバイルですが、3/16~データSIM+SMSプラン、及びデータSIMサービスが開始されました。従来のMVNO各社の動きとは正反対のサービス提供順序ですね。

2.1GBパックで900円~というのはかなり安価な部類に入るのではないでしょうか。

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また、このブロガーイベント(3/16(月))に間に合わせるために、社内奔走し、データパック容量の拡大を発表したそうです。

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これにより、今年4月1日からは2.1GBパック→3.1GBに、4GBパック→5GBに、7GBパックは10GBパックにと大幅な増量となります。

なお、この容量拡大に伴い、3日の通信容量制限も拡大され、3.1GBパックは540MB/3日、5GBパックは1GB/3日、10GBパックは1.7GB/3日に拡大されます。

 

楽天モバイルはドコモ網を制覇した!と言っても過言ではないかも!?

 

楽天といえば楽天スーパーポイントを有効活用しなきゃ!

楽天モバイルを利用する最大のメリットとなるサービスです。

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これは楽天モバイルで溜まったポイントを楽天の提供する各種サービスに利用できたり、また逆に楽天の各種サービスで貯めたポイントを楽天モバイルの通信料支払いに充てることもできるのです。

※楽天スーパーポイントの楽天モバイルで利用できるのは2015年4月~、当初は端末の支払い部分のみでスタートし、今夏以降は通信費支払いに楽天スーパーポイントを充当することができるようになるとのことです。

今夏以降は楽天サービスのヘビーユーザーはもしかしたら携帯電話の料金は「0円」で維持できるかもしれません!これは大いに期待ですね♬
#という私は楽天トラベル以外実はほとんど使ってないんですけどね^^;

 

 

プロブロガーさん2名による楽天モバイルの使用感など

ネタフルの執筆者であるコグレマサト氏と携帯総合研究所xeno氏によるプレゼン。1週間楽天モバイルを利用した中で感じたこと、楽天モバイルSIMアプリなる通信料管理と低速⇔高速通信切り替えのできるアプリが楽天らしくない、時間帯別の通信速度がどれだけ低下するか、などそれぞれの視点でまとめてお話されました。

共感できることも多かったですし、いろいろ研究されてるなぁ、と感心することしきり。考察はまだまだだなぁ、、とも^^;

 

とくに初速ブースト、楽天モバイルとしてはそういうチューニングをしているということを公式に認めてはいませんが、例えば通信を伴うアプリ起動時にはガーッと内部的に高速通信をさせ、低速モードであっても体感速度を上げ、ストレス無く利用できるなんていう話は大変参考になりました。(正直、初速ブーストなんて言葉は個人的に初めて聞いた言葉だったりw)本イベントの目玉、ZenFone5プレゼント!

 

 

ZenFone5が来た!

さて、いよいよZenFone5が各自に配れます。これを目当てに応募した方が非常に多かったそうですが、私もその一人です。^^v

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プレゼントされたのはこちらの8GBモデルです。
http://mobile.rakuten.co.jp/product/zenfone5/?sclid=a_service

 

端末仕様を簡単にご紹介

  • 幅148.2mm×奥行き72.8.mm×高さ10.34mm
  • 重さ 145g
  • SoC 1.2GHzクアッドコア
  • 5インチHD液晶(1280×720)
  • RAM(メインメモリ)/ROM(内蔵ストレージ)2GB/8GB
  • バッテリー2110mAh
  • フロント 800万画素カメラ
  • Android4.4(メーカーサイトではAndroid5.0へのアップデートは2015/4とアナウンスされています)

というエントリー~ミドルレンジのスマートフォンです。もちろんLTE対応。対応周波数は2.1GHz(Band1)・1.8GHz(Band3)・ 2.6GHz(Band7)・900MHz(Band8)・800MHz(Band19)。ドコモ・ソフトバンクに特化し、auでもBand1だけですが 利用できそうです。

 

楽天モバイル独自のプリインストールアプリはSMARTalk(IP電話アプリ)、楽天電話アプリなど6種類とキャリアモデルに比べるとシンプルです。

ROM(内蔵ストレージ)容量が8GBとイマドキのプレミアムモデルと比べるとかなり少なく感じてしまいますが、microSDXC規格をサポートしているので64GBまで増やせますのでそんなに大きな問題にはならないと思います。

 

 

イベント後半は無言で端末に見入るという珍現象も

端末が各自に行き渡った後、事前に申し込みを済ませたSIMカードを端末に挿入し、端末にインストールされていた「楽天モバイルSIMアプリ」を使ってみよう!という企画がありました。

 

楽天モバイル SIMアプリ

制作: FUSION COMMUNICATIONS CORP.
価格: 無料
平均評価: 3.5(合計 141 件)

posted by: AndroidHTML v2.3

が、これがなかなかうまくいかない人が続出、まずリアパネルが開けられないw

比較的iPhone使いの方が多かったこと、端末ギークばかりではなく普通のブロガーさん(?)が多かったのでしょうか、リアパネルを開けるのにかなり手こずっていました。

さらに、端末起動後にソフトウェア・アップデート(170MBのダウンロード)が走る状態であったこと、事前にインストールされていた楽天モバイルSIMアプリのバージョンが古く、ID設定が非常にわかりづらかったこと、会場である楽天cafeの無料Wi-Fiが大混雑のためほとんどつながらなかったことなどが重なり、各人が端末に見入る時間が非常に長かった、、、

なんだかんだで終了時間となり、バタバタと会場を後にした感じでした。。ちょっと後味悪かった・・・

 

 

おわりに。

イベント終了後、少しだけ楽天モバイルの中の方とお話させていただきまして。イベントで質問できなかったこと2つを聞いてみましたよ。

  1. MVNO普及には端末セットはやっぱり必須。もっと魅力ある端末を!
    ・・・キャリア契約はたいてい2年縛り。2年間使ったスマホをそのままMNPして使い続けたいという声は多くないはず。新しい端末が魅力あるものであれば必然的にMNP流入は増えるはず。
    .
    ⇒ これからもいろいろなメーカーと交渉していきたいと思います。
    .
    .
  2. ユーザが一番求めるのは価格ではなく「安心感」
    ・・・いざ契約しても初期設定で手間取ったり、利用後に起きたトラブルに対してどこまでサポートできるかがカギだと思っている。キャリアショップは全国津々浦々だがMVNOはサポート窓口が限定的であることもユーザが二の足を踏んでいるはず。
    .
    ⇒ 楽天モバイルもそれは認識している。今は店頭で手続きできるのはココ(渋谷 楽天cafe)のみだが、今後全国に楽天cafeを展開する計画がある。ぜひ期待して欲しい。
    #近々オープンする拠点を伺ったのですが失念、、、m(_ _)m

 

 

楽天モバイル。いいかも!(まとめ)

通信の安定性、高速性はプロブロガーさんも認めるところでありますし(これまで音声中心だったのでデータ利用者が少ないから?と言われていましたが)、なんといっても楽天スーパーポイントを有効活用できる点は人によってはベストキャリアとなるかもしれないところは楽天グループならではの施策といえるでしょう。

 

楽天モバイルの中の人に怒られると思いますが、先日発表されたXperia J1 Compact + 楽天モバイルSIMが一番かな、なんて思ってます。おサイフケータイ対応、防水仕様、電池持ちは素晴らしいですし、カメラはキャリア版Xperiaでもお墨付き。機能面・コスト面でも良さそうだな、と思っています(∀`*ゞ)テヘッ

 

 

端末のレビュー、楽天モバイルの使い勝手などはもう少し使い込んでみてから改めて考察したいと思います。
参加されたブロガーさんのブログはこちらから見られます。いろんな視点で書かれていると思いますのでぜひ見てみて下さいね。

 

1件のコメント


  1. 初期ブーストや低速高速切り替えはとかはIIJmioそのものですね。